荘厳なる少女マグロ と 運動会
多くは
<繰り返し>
という点だけに
着目し、
第一フェーズが
終わって
始まりの
シチュエーションに
戻った様な
始まりを
始める時、
一巡目の
始めには
戻っていない事に
気付かない。
その様な
ケースを
想定しない。
”同じ”
設定の上に
”同じ”
様相が
展開しようとも、
それが…――
<次>
――であり
#前とは
違っている#
という事に
気付かない。
数の
大小は
気にするが、
順番を……
――序列を………
気にしないのだ。
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「1234123412341234……」
――と…
「1234」
――を
<繰り返す>
構造が
あるとする。
その時、
最初の……――
「1」
――と
次に来る………――
「1」
――は
”同じ”
数であるが……――
異なる。
最初の…――
「1234」
――の
次に
繰り返される
最初の……――
「1」
――は………
最初では
ない。
五番目
である。
そして
最初の……――
「1」
――と
五番目の…――
「1」
――は
違う。
<意味>
――が
違う。
簡易化によって
”同じ”
として
処理されるが……――
差異が
在る。
最初の………――
「1」
――は
それだけで
成立しうるが、
五番目の……――
「1」
――は…
それまでが
なければ
成立
しえない。
依存度が
違うのだ。
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ホテルに
ひとつ
部屋が
在る。
宿泊客が
やって来て、
泊まった。
次の日、
宿泊客は
部屋を
チェックアウトし、
次の
宿泊客が
やって来る。
この時……――
「ホテルの部屋は
<ループ>
している」
――という
解釈を
持ち出す者が
いる。
#”悪”の
ヒューマニスト#が
”悪用”
する………――
「人は
誰しも
”同じ”
一人の
人間
であり、
差は
無い!」
――という
ルールを
当て嵌め、
宿泊客に
”序数”
を……
――差異を…
見出さないと……――
「ホテルの部屋は
#無限
<ループ>#
している」
――事になる。
それは
部屋を
訪れる
宿泊客の
差異を
<無為化>
する
視点
である………――
<”個”
のキャンセル作業>
である。
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「皆が
違って
皆が
良い!!」
「どんな人だって
一人の人間だ!!!」
――という言葉が
繰り返される。
機械的に。
発展する事
無く。
主旨は……
――”劣る”
――人工知能が
――する様に…
<自動生成>
する……――
組み合わせを
代え乍らも、
”同じ”
を提示する。
[その
<繰り返し>は
#構造的
<ループ>#
ではない。
主張は
#構造的な
<ループ>#
を持っていない。
主旨が
繰り返されている時、
示されるものは
<要素の
コピー再生>
である]
それは………
――実際は……
#条件#と
各々の持つ
#属
”性”#を
無為化し、
差を
均一化し、
消そうとする…――
「脱人間工作」
――である。
”劣った者”
には
わからない。
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