荘厳なる少女マグロ と 運動会
―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――
「童心に
帰る」
――という
テンプレ表現が
在る。
ただ…――
「子供の
”心”」
――など
無い。
戻る事は
無い。
子供が
好むレベルを
好む大人は……――
「単に
子供レベルの
<頭脳>
の持ち主である」
――という事
だけ。
人工知能と
”同じ”
事を
する者は、
単に
そのレベルである
だけ。
子供が
好む様な事を………――
「優れている」
――として
ヒューマニズムを
”悪用”
さえ
しなければ、
それらには
何も
問題は
無い。
―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――
円の中に……――
円。
ただ
二つは…――
「1」
――ではない。
同心では
無い。
―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――
"マグロ" は
主張しなかった。
「セクハラだ!」
――と
訴えなかった。
ただ……――
「ソ」
――し………
「ソ」
――させていた。
傾斜していた。
―――――――――――――――――――――――――
直立する
"蜘蛛宇宙人" は
恐れなかった。
劣った者の
解釈を……
――”悪用”を…
恐れなかった。
シンプルに……――
落ちそうになるモノを
放さなかった。
そこに………――
<”悪”
による
弱者への
思いやり>
――は
無かった。
<人類愛>
――は無かった。
<ヒューマニズム>
――は無かった。
<対等>……――
「平等」。
―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――
ヒューマニズムによって
<階級>
というものは
壊された。
<上下>
も崩された。
すべての
ペリフェリが
拡大し…――
すべての
ペリフェリが
交錯し……――
大人と
子供の
境目も
曖昧に
なった。
それは………――
「大人と
子供が
<対等>
である」
――という
時代を
意味する。
大人と
”同じ”
様に
意見を
主張する
子供にも
大人と
”同じ”
様な
<責任>
が要求される
時代。
―――――――――――――――――――――――――
「子供だから」
――といって
許される時代では
ない。
子供ですら……――
「1」
――であるなら…
「0」
――の大人とは
違う。
子供も……――
「1」
――として
意見を
持つの
ならば………――
「1」
――としての
責任を
認識し、
果たさなければ
ならない。
”悪”
を以って
楽しんだのならば、
楽しむ事の
”責任”
を負うべきである。
子供だろうが、
例外は
無い。
ヒューマニズムの先に
例外は
認められない。
子供ですら、
人工知能と
”同じ”
様に
過去を
自動生成
するだけの……――
<モノ>
――であるなら…
「1」
――の……
<人間>
――と
見做す必要は
無い。
子供だろうが
大人だろうが
存在しない者は………――
「在る」
――と
換算するべきでは
ない……――
いくら
音を
立てようが。
自動生成は、
どれだけ
数が
認められようとも…――
「1」
――ではない。
―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――




