荘厳なる少女マグロ と 運動会
"蜘蛛宇宙人":
「そんでね…――
最後に
どうなるか
わかる?
ボクには
見えている。
目には
見えてないけど……
――起こって
――ないけど………
わかる。
君程度の頭じゃ……
――まだ…
わからないだろうけど!」
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ここは
確率の問題
ではない。
ただ……――
起こる事。
プロットは
破綻して
無い。
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"蜘蛛宇宙人":
「君のお姉ちゃん ["マグロの姉"] は
みんなを………――
<裏切る>
――んだよ!!
個人的な
”感情”
をドーキ [動機] として……――
みんなを
裏切るんだ!!!
”親”
を裏切るんだ!!
君を
裏切るんだ!
『family』
――を…
『族』
――を
裏切るんだ。
<好き>と
<嫌い>
を基準にして……――
ジャッジにして!!
そんで
”悪い”
なんて
思わないのさ………――
ボクのコーチ……
――元・コーチ ["ライバルコーチ"]…
みたいにね。
”同じ”
だもの。
そんで
”悪人”
を守る為の
論理と
レトリックは……
――現代には………
たくさん
ある……――
劣った
”悪人”
に…――
<優しい>
――それら!!!
ジヒブカ [慈悲深] き
リョーシン [両親] の……――
カシャク [仮借]
在り!!
リョーシン [良心] の
カシャク [呵責] ………――
無し!
心なんか無い……――
『こころ』
――なんか
無い!!
表情
たっぷりで、
<芸術点>
で最高点を
叩き出す
君のお姉ちゃん ["マグロの姉"] に
そんなものは
無い!!!
君の
キョーダイは
”同じ”
国民を
裏切って
他の国の
利益になる事に
カタン [加担] する!!
大昔の
原始人と
”同じ”
事をする…――
繰り返す!
カヘンカノーセー [可変可能性] は
見出されない!!
<サイゼン [最善]>
を示さずに、
将来の
<サイアク [最悪]>
を導くんだよ!!!」
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"蜘蛛宇宙人":
「既に
外国から
接触が
あるし……――
”場”
――は
そうなる様に、
整えられている。
ほら、
君の家、
ヘンタイ [変態] に
オビ [脅] かされてる
でしょ?………――
この国に
<安全>を……
――完全に…
見出して
ないでしょ?
ボク、
見たよ……――
データ。
それに
”同じ”
国の
”同じ”
クラスの
”重力スケート選手”
からは………
――<芸術点>
――が高いから……
ハンカン [反感] を
食らってるね!!
<テキイ [敵意]>
を向けられてるね!
それは
目立った形で
ヒョーメンカ [表面化]
してないけど、
多くは…
――確実に……
行動で
示してる。
見えてるよ!!
それら要素も
これから
<キョーイ [脅威]>
になる。
加速する。
『追い出そう!!!』
『ツブ [潰] そう!!』
――って
働く様になる。
ボクには
わかるよ。
大勢は………
――馬鹿な
――”重力スケートファン”は……
”悪化”
を望んで
いないって
口では
言うけど、
”同じ国の
同じクラスの
選手”が
そうする様に
なる…――
そんで
みんなは
それを
止めない。
多くは
平和を
望み、
戦争を
望まないけど、
目の前の
”悪化”
を放って置く。
”好き”な
<テキ [敵]>
を応援して……――
『キライ!』
――な仲間は
無視。
何を
しようと、
繰り返すの。
シンコウ [侵攻] を
助長するの!!
『個人の意思を
ソンチョー [尊重] する』
――って
言いながらね!!!
ジャマ [邪魔] すべき時に
しないで、
ジャマ [邪魔] すべきで
ない時に
しない人たち!!」




