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荘厳なる少女マグロ と 運動会

 "怪人":

 「”お笑い芸人”

  は(わ)ぁ…

  戦術もぉ……

  わからずぅ………

  気紛れでぇ……

  戦地の兵士をぉ…

  動かしてぇ……――


  『平和の為に

   <笑い>

   を!』


  ――とぉ………

  叫びぃ……

  多くのぉ…

  兵士をぉ……

  芸人みたいにぃ………

  ふざけさせてぇ……

  ――無力化させぇ…

  死ななくてぇ……

  良かったぁ………

  者達をぉ……

  死なせたのだよぉ…。


  真面目にぃ……

  仕事するぅ………

  者達をぉ……

  死へとぉ…

  追いやったのぉ……

  だよぉ………。


  皆ぁ……

  生きていればぁ…

  家族をぉ……

  持ちぃ………

  ――子供やぁ……

  ――クローンをぉ…

  ――持ちぃ……

  それぞれのぉ………

  人生をぉ……

  進む事がぁ…

  出来たのにぃ……

  ねぇ………。


  面白いぃ……

  だろうぅ…?」




 "青年の友達":

 《U……》




 "怪人の妻":

 《あたしだけを見て………》




 "怪人":

 「君はぁ……

  そのぉ…

  <国の最高責任者>

  にぃ……

  選ばれたぁ………

  ”お笑い芸人”

  のぉ……

  最後がぁ…

  どうなったかぁ……

  知らないだろうぅ………

  ねぇ……。


  少し前のぉ…

  話だからぁ……。


  芸人は(わ)ぁ………

  外国にぃ……

  逃げたんだ…。


  やった事のぉ……

  責任をぉ………

  取らずにぃ……

  すべてをぉ…

  捨ててぇ……――




  逃げたんだよ。




  混乱とぉ………

  不和だけをぉ……

  この国にぃ…

  残してぇ……――




  逃げたんだよ。




  国家機密とぉ………

  国民の利益をぉ……

  損ってねぇ…。


  そんなぁ……

  ”お笑い芸人”

  がぁ………――

 

  『美しいから!!』


  ――とぉ……

  ”名誉国民賞”

  をぉ…

  与えたんだよぉ……――


  <あのコーチ> ["ライバルコーチ"]

  にねぇ………。


  笑えるぅ……

  だろうぅぅぅ…?」




 "青年の友達":

 《……Uuuuu………》




 "怪人の妻":

 《UUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!!!》




 ["青年の友達" は

  痛みを

  知った]




 [治った筈の――傷]




 "怪人":

 「みんなでぇ……

  選んだぁ…――

  <結果>

  ――なのだぁ……

  よぉ………」




 [治らない――傷]




 "怪人":

 「正式なぁ……

  手順をぉ…

  経てぇ……

  選ばれたぁ………

  <結果>

  なのだよぉ……」




 "青年の友達":

 《…Uuuuu……》




 "怪人の妻":

 《UUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!!》




 "怪人":

 「そしてぇ………

  大勢はぁ……

  そのぉ…

  <責任>

  をぉ……

  今ぁ………

  とってぇ……

  いるぅ…。


  ”お笑い芸人”

  をぉ……

  選んだぁ………

  者達のぉ……

  子供達がぁ…

  戦争にぃ……

  行き続けてぇ………

  いるぅ……。


  戦争でぇ…

  ”負傷者”

  をぉ……

  出し続けてぇ………

  いるぅ……」




 "青年の友達":

 《…Uuuuu……》




 "怪人の妻":

 《UUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!》




 ["青年の友達" は

  痛みが

  悪化したのを

  知った]




 [トリガー――”負傷者”]




 "怪人":

 「大勢にはぁ………

  選んだぁ……

  責任がぁ…

  あるんだぁ……。


  元・敵国人んん………

  だろうがぁ……

  その人物がぁ…

  何をぉ……

  しようがぁ………

  大勢は(わ)ぁ……

  選んだ責任をぉ…

  取らなければぁ……

  ならないのだよぉぉぉ………。


  君がぁ……

  何を望んでいるのかぁ…

  知らないがぁ……

  その事がぁ………

  わかってぇ……

  いるのぉぉぉ…

  かぁいぃぃぃ……?」




 "青年の友達":

 《UUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!!》




 "怪人の妻":

 《UUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!!!》



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