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荘厳なる少女マグロ と 運動会

 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――




 エーセは見てる…――エーセは見てる。




 雲の上からエーセが見てる。




 監視社会でエーセは見てる……――




 汚い物を消す為に。




 そんなエーセは………――透視が出来ない。




 壁の中身を、見る事出来ない。




 じゃあ……――




 壁の中身は――「誰が見る?」




 壁の中身は…――壁が見る。




 瞬きしないで――監視する。




 「……キタナイ者よ!――消えてなくなれ!!」




 そんな壁でも………――中身は見えない。




 中身の中身は、見る事出来ない。




 じゃあ……――




 中身の中身は――「誰が見る?」




 中身の中身は…――誰も見ない。




 中身の中身は――脳味噌データで一杯。




 真黒まっくろな箱は……――文字で一杯。




 ばかり見ている者には――混沌カオス




 陳腐な者は………――「猫だ!!!」と跳び付く。




 で……――




 猫のゲスタルト――その目で見るのさ…。




 そして遠吠え(バーク)……――「きゃんきゃんきゃん!!」




 機械の前で、猫好ねこずき――お座り。




 声が響いて………――遠くからハウル。




 子供を食べる――野生の狼。




 犬に共鳴――爪を砥ぐ。




 ―――――――――――――――――――――――――




 賢き者は――境目にいる。




 中身の中身の壁となる。




 壁に周りを取り囲まれて……――




 そして泣き出す「ウールレイト!!」




 犬さえ…

 ――猫さえ……

 狼でさえ………

 ――「デグー」を以って……




 そのみみふさぐ。




 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――



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