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1060/1061

荘厳なる少女マグロ と 運動会

 それは…――




 <蜘蛛宇宙人>




 ――だった。




 それは

 <蜘蛛宇宙人>

 ではあったが、

 #"マグロ" と

  ”同”

  時代を

  平行して

  進み続けた

  それ#

 ではなかった。




 それは……――




 「n-1」。




 蜘蛛宇宙人の

 前の

 蜘蛛宇宙人

 であった。




 "マグロ" は

 それを

 傷つけずに

 その隣を

 掘った。




 地を

 掘った。




 再び

 掘った。




 更に

 深く

 掘った。




 再び………――




 遺体が

 出てきた。




 それは

 <蜘蛛宇宙人>

 だった。




 前の

 前の

 蜘蛛宇宙人

 であった。




 そこで……――




 その隣を

 掘った。




 繰り返した。




 すると…――




 再び

 遺体が

 出てくる。




 前の

 前の

 前の

 蜘蛛宇宙人。




 ”劣っている者”には

 ループが

 見えた。




 だから……――




 <蜘蛛宇宙人>

 を埋めた。




 掘り出したばかりのものを

 埋めた。




 次に………――




 掘り出したばかりのものの前に

 掘り出した

 遺体を

 埋めた。




 地に

 地を

 被せた。




 そして……――




 「n」。




 過去の

 蜘蛛宇宙人達の

 遺体の隣に…

 ――先に……

 ――最新の………




 <蜘蛛宇宙人であったもの>




 ――を横たえた。




 ―――――――――――――――――――――――――




 <美徳>




 ――が

 そこに……――




 「在った」。




 それを

 目視してから…――




 ”劣った者”は

 元に

 戻そうとする。




 <スコップ>

 を本来……――




 「在った」




 ――形へ。




 そして………――




 分解した。




 合体したものが

 分離する。




 そして……――




 <美徳>




 ――の上に

 "マグロ" は

 置いた。




 借りていたものを

 置いた。




 返した。




 最早

 必要では

 無いから。




 ―――――――――――――――――――――――――




 その手には…――




 「遺志」




 ――が

 残っている。




 "マグロ" は……――




 「遺志」




 ――を利用して

 再び

 掘った。




 #<蜘蛛宇宙人>

  の埋まっていない箇所#

 を掘った。




 ”場”に於ける………――




 「無い」




 ――部分を

 掘った。




 大昔には

 ”大衆”

 という言葉で

 片づけられ、

 分析されなかった……――




 「空集合」




 ――を掘った。




 そして…――




 材料を

 獲得した。




 材料が

 十分になると……――




 <美徳>

 の上に

 掛けた。




 "マグロ":

 《苦!》




 埋めた。




 "マグロ":

 「K!!」




 埋めただけでは

 終わらせなかった。




 "マグロ":

 「κ!!!」




 ”劣る者”は、

 地を

 盛った。




 盛った。




 誇張した。




 「fictional」




 ――に。




 そして………――




 「塚」




 ――を

 作る。




 「fictional」




 ――に。




 そのまま……――




 「山」




 ――となる。




 「fictional」




 ――に。




 国は

 破れず、

 山河が…――




 「在る」。




 繰り返しながら

 繰り返さずに。




 そこに

 花は

 咲かない。




 ”優れた者”

 の墓の上に

 花は

 咲かない。




 背の低い、

 ”劣っている者”が

 見目麗しく

 ”感じる”、

 ”醜く”とも

 ”綺麗”

 だという、

 ”低俗”なる

 お花畑は

 無い。




 ―――――――――――――――――――――――――



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