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荘厳なる少女マグロ と 運動会

 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――




 「生理的に

  無理」




 コバエには、

 消毒液が…――




 「生理的に

  無理」。




 清潔を

 嫌がる

 コバエでも

 ”感じる”

 のだ。




 コバエでも

 意見が

 あるのだ。




 そして

 コバエを

 尊重し過ぎれば、

 ”場”は

 ”劣悪”

 へと

 導かれる。




 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――




 ずっと……――




 「無理じゃない!」




 ――と言い張っていた者が

 逆を

 発言した事に

 "マグロ" は

 戸惑う。




 「男」




 ――が

 #自分に

  都合

  ”良く”

  動く

  <お助けキャラ>#

 だと

 勘違いしている

 ”劣った”………――




 「女」




 ――の

 ”様に”、

 展開が

 受け入れられない。




 その

 ”様な”……――




 「モブ」




 ――でありながら

 そうではないと

 信じる…――




 「男」




 ――を

 利用する為の

 <道具>

 としか

 見做していない……――




 「女」




 ――と

 "マグロ" は

 ”同じ”………――




 「女」




 ――でも

 違うのだが……――




 ”同じ”

 振る舞い。




 ループ。




 ―――――――――――――――――――――――――




 "蜘蛛宇宙人" は

 指を

 動かしながら…――




 "蜘蛛宇宙人":

 「今は

  言わないよ。


  だって……――


  無理だもん。


  君に

  あの技は

  無理だもん。


  あの時は

  無理じゃなかったけど、

  今は

  無理だよ。


  偶然でも

  起こらない。


  君で

  出来るか

  シュミレートしてみても、

  <四回転SJ

   クラインの壺>から

  <コバチ>で

  <六回転BJ>は

  今の君には

  無理だよ。


  だって、

  君は………――


  『flat』


  ――じゃないもん。


  太り過ぎているから」




 "マグロ" は

 太ってはいなかったが、

 確かに

 太っていた。




 『偉業』




 ――を

 再生するに

 適切な

 重さから

 程遠かった。




 そして

 それは……

 ――"蜘蛛宇宙人" の

 ――指摘は…

 ヒューマニズム徹底社会

 に於いて

 問題発言

 と見做され、

 罰を

 引き起こす

 指摘

 であった。




 それでも……――




 "蜘蛛宇宙人":

 「君は

  太り過ぎている。


  『round character』


  ――レベルまで

  要素が

  溜まり過ぎている。


  次元外の

  要素が

  多すぎるんだよ!!


  君では

  目的に

  達する事が

  出来ない。


  君の体重と

  筋力では

  <四回転SJ>

  程度は

  出来るだろうけど、

  それ以上は

  無理だよ。


  それに

  足首も

  痛めていて

  それが

  後を

  引いている

  様子だから

  <クラインの壺>

  だって

  難しいだろうね。


  そこから

  <六回転BJ>

  に繋げる事は………

  ――<コバチ>

  ――を挟もうが

  ――挟むまいが……

  不可能に

  近い。


  石の

  落下速度を

  何かしらの方法で

  増やして、

  地と

  石の間の距離を

  増やして

  ”場”

  の力を

  チート無双すれば

  出来ない事は

  無いだろうけど、

  試合用の

  リンクで

  それを

  するのは

  極めて

  難しい。


  勿論、

  無理だけど

  無理じゃない。


  宇宙空間で

  浮いている人は

  誰だって…

  ――どれだけ

  ――”劣っていた”

  ――って……

  <四回転SJ>位

  簡単に

  出来る。


  でも………――


  そんなの

  <四回転SJ>

  だけど

  <四回転SJ>

  じゃない

  でしょ?」



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