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荘厳なる少女マグロ と 運動会

 "マグロ" は

 言わなかった。




 「『男』


  ――に…


  <『女』


   ――である事>の

  苦しみなんか

  わからない。


  わからないでしょ?


  そう……――


  これは………

  ――現代社会では……

  <”性”

   差別的発言>

  なんだろうね。


  でも…――


  わたしは

  取り消さない。


  あなたに

  訴えられようと

  取り消さない!


  フェミニストなんか

  単に

  ”悪人”

  を守るだけで

  わたしを

  守ってくれないけど、

  守られなくても

  わたしは

  取り消さない!!


  『男』


  ――に……


  <『女』


   ――である事>の

  痛みなんか

  わからない!!!


  わかる訳が

  ない!


  どんなに

  シュミレートしようと………――


  『男』


  ――には

  絶対に

  それを

  ”感じる”

  事は

  出来ない!!


  #『女』


   ――である#


  ――という事と

  共に

  生き続ける事が……――


  『どういう事なのか?』


  ――それを

  把握する事は

  出来ない!


  シュミレーションは、

  <そのもので

   在り続ける事>と

  等価ではない!!


  『人生』


  ――を通じて…


  『女』


  ――が

  繰り返す事を……――


  『男』


  ――が

  ”同じ”

  ”様に”

  ”感じ続ける”

  事は

  出来ない!!!


  あなたは………――


  『生理』


  ――という言葉を

  使って

  わかった

  ”様な”

  気持ちに

  なったかも

  しれないけど、

  あなたには

  わかっていなかったし、

  これからも

  わからない!!


  いくら

  頭が

  ”良”

  かろうが、

  あなたには

  わからない!


  そして……――


  わからない

  あなたには

  関係が

  無い。


  関係が

  無かった。


  あなたには

  関係が

  無かった…――


  でしょ?


  あなたは

  わたしが……――


  #『女』


   ――である事#を

  <尊重>

  なんか

  してくれなかった。


  特別扱いなんて

  してくれなかった。


  あなたは………――


  <『女』


   ――である事>


  ――が……


  <『男』


   ――である事>


  ――と

  ”同じ”

  であるかの

  ”様に”

  扱った。


  ひとりの…――


  『人間』


  ――として

  扱った。


  あなたには

  <”性”

   差>

  なんか

  関係が

  無かった。


  ”性”


  ――など

  問わなかった!!


  あなたと

  ”同じ”……――


  『人間』


  ――として

  わたしを

  扱った。


  わたしは………――


  『サピエンス』


  ――じゃないのに。


  馬鹿みたいな……――


  『平等』


  ――主義。


  あなたは

  わたしの

  気持ちなんか…

  ――”感情”

  ――なんか……

  ――”感覚”

  ――なんか………

  無視して、

  ただ……――


  『立たせよう』


  ――とした。


  高まる事を…

  ――チャンスを……

  捨てさせない

  ”様に”

  した。


  諦めない

  ”様に”

  した。


  別に

  それに

  何も

  問題は

  無いし、

  結局は

  わたしが

  選んだ事だから

  別に

  あなたが

  ”悪い”

  とは

  言わない。


  訴えない。


  『男』


  ――に

  ”共感”

  してもらおうと

  思わない。


  そして、

  他の………――




  <寝転んでいるだけの>




  <お喋りしているだけの>




  <インタビューしているだけで

   何も

   為さなかった

   にも関わらず、

   為しているかの

   ”様に”

   振る舞っている>




  <噂話しているだけで>




  <”悪”口を言ってるだけの>




  <”ざまあ”

   を喜んでいる>




  <人形みたいに

   鑑賞物として

   立ちながら

   座り続けて

   微笑み以外

   何もしない

   モデルみたいな>




  <社会構成員全員に

   置かれた場所で

   咲く事を

   強制させる事を

   導き、


   ”#高レベル#

    を冷遇する場所”に

   #高レベル#

   を置き、


   ”#低レベル#

    を優遇する場所”に

   #低レベル#

   を置いて、


   ”共感”と

   ”尊敬”という

   社会的

   ちから

   使って

   <#高レベル#

    の伸びすぎた首>を

   刈り取る……――


   『跳ぼう!!!』


   ――とする者を

   邪魔する

   ”悪”徳

   フェミニスト

   みたいな>




  <論文を

   読んでいるつもりで

   万年

   少女漫画ばっかり

   読んでいる>




  ――そんな…


  『女』


  ――に

  ”共感”

  してもらおうなんて

  思わない」



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