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荘厳なる少女マグロ と 運動会

 その間…――




 勝った時が

 あった。




 負けた時が

 あった。




 #美しいが

  美しくない、

  姉であり、

  女王である

  "外国人"#

 の腐臭に

 困らされる事が

 あった。




 芸術点が

 高く

 盛られた時が

 あった。




 下げられる事が……

 ――多々………

 あった。




 どちらにしろ……――




 「偉業」




 ――を

 再生する事は

 出来なかった。




 そして…――




 ”劣る者”は

 ”劣る”が故に

 ”劣る事”だけを

 褒め続けた。




 そして

 その間、

 世界の

 トップレベルは

 少しずつ

 上がっていた。




 ”場”

 全体は

 それを

 無視し続けた。




 そして……――




 "マグロ" は

 それを

 知っていた。




 そして………――




 <"マグロ" が

  感じる事>と

 それは

 何も

 関係が

 無かった。




 事象は

 #”感覚的”

  <評価>#

 とは

 何も

 関係が

 無かった。




 ―――――――――――――――――――――――――




 七回転SJを

 する者が

 現れる。




 五回転BJ/FJを

 行う者が

 現れる。




 "マグロ" は

 それを

 目撃する。




 そして……――




 "マグロ" は

 知り続ける。




 誰も

 四回転SJの…――




 「クラインの壺」




 ――に繋げた

 6回転BJを……――




 「為す」




 ――事は

 出来ない事。




 そして

 それを

 誰一人として

 認めない事。




 公言しない事。




 捻じ曲げる事。




 繰り返される事。




 そして

 "マグロ" は

 それを

 どうする事も

 出来なかった。




 そして………――




 どうにかしようとは

 していなかった。




 "マグロ":

 《努力は

  報われない》




 "マグロ" は……

 ――ただ…

 達観したつもりに

 なる。




 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――




 それを

 大勢は……――




 「大人になる」




 ――と呼ぶ。




 <大人レベルの

  知

  ”性”

  すら

  持たない程度>が

 そう

 <評価>

 する事にさえ

 #妥当

  ”性”#

 が見出されている。




 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――




 そんな

 "マグロ" は

 何度も

 繰り返す。




 そして………

 ――繰り返しの中で……

 ――いつの間にか…




 "マグロ" は

 "蜘蛛宇宙人" の事など

 忘れてしまう。




 何故、

 自身が……――




 「為した」




 ――のかを

 忘れてしまう。




 そして

 忘れた後に

 ループが

 生成される。




 "マグロ":

 《無理だったんだ………》




 "マグロ":

 《不可能

  だったんだ……》




 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――




 「オリジン」




 ――の欠けた

 ループ。




 そして

 ”欠けた

  "マグロ"”は

 思う…――




 "マグロ":

 《抑々

  あんな事 [偉業]、

  最初から

  起こってた?》




 "マグロ":

 《起こったとか……――


  「為した」


  ――とか

  思っているのは

  単なる

  錯覚なんじゃ………》




 "マグロ":

 《思い込んでいた

  だけなんじゃ……》




 "マグロ":

 《わたしは…

  ――本当は……

  何も

  為して

  いないんじゃ………――》




 大勢の

 ”劣る者”が

 <評価>

 する通りの

 ループを

 生成し始める。




 落ちずに

 落ち始める。




 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――



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