荘厳なる少女マグロ と 運動会
"蜘蛛宇宙人":
《どうしようも
ない。
#頭が
”良い”
ボク#でも、
代案を
見つける事が
出来ないよ。
見つける事は
出来るけど、
見つける事が
出来ないよ。
解決策
たり得る
代案を
示す事が
出来ない!
戦争は
終わらない!!
すべての
代案は
”同じ”
結末に
向かっている。
”最悪”を
サ [避] け続けても、
すべてを
助ける事は
出来ない。
ボクは
”あの
どうしようもない人
[青年の友達であった者]”
を止められなかった。
どの手を
打っても
”あの
どうしようもない人
[青年の友達であった者]”は
”同じ”
”様に”
振るマ [舞] った。
ボクは
”あの
体当たりした
選手 [鼈と呼ばれていた者]”を
止める事が
出来なかった。
何を
しようと
あの選手 [鼈と呼ばれていた者] は
ボクの
言う事に
説得力を
見出さなかった。
そんで…――
今回
ヤらなくても、
次で
”あの
世界最高得点を
取った人 ["女王"]”
に体当たりして、
消える事を
止める事は
ない。
あの人 [青年] も
”同じ”。
ボクは
あの人 [青年] を
止める事は
出来ない。
『友達』
――が
終わった事を
教えない事も
出来た。
でも……――
”同じ”。
ボクが
教えようが
教えまいが
あの人 [青年] は
知ってしまう。
そして………――
シガン [志願] へと
加速する。
どんなに
知らせないように
ジャマ [邪魔] しても、
別の側面から
そこに
向かってしまう。
それに
お友達 [青年の友達だった者] の事を
すり抜けても……――
”あの人 [青年] の
お友達 [青年の友達であった者]”は
ひとりじゃ
ないから、
別のそれが
繰り返して
繰り返される。
今回のケースは
原因と
ならなくても、
別の
お友達から
シゲキ [刺激] を受けて
加速する。
どれだけ
他の道を
探そうと、
あの人 [青年] は
”同じ”
結末に
至ってしまう。
終わってしまう。
そんで
ボクが
どれだけ
頑張ろうと
<怪人>は
再び
現れるし、
<悪人>も
現れる。
どうしようも
ない。
戦争は
終わらないんだ。
でも、
ボクには
わかってる…――
ボクだけが
例外じゃないって。
<蜘蛛宇宙人>は
みんな
これを
通過してきたんだ。
”同じ”
”様に”
苦しんできたんだ。
繰り返してきたんだ。
そして
ボクも
繰り返し、
次の
ボクも
”同じ”
事を
繰り返すんだ。
そして……――
『次』
――にツナ [繋] がるんだ》
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繰り返せば
繰り返す程
<人>は
短く
”感じる”
ように
なる。
ただ………――
繰り返せば
繰り返す程
データは
長くなる。
繰り返せば
繰り返す程
差は
拡がる。
ただ……――
「長いから!!!」
――と
繰り返さなければ、
何も
生まれない。
それは
短くも
長くも
無い。
「無い」
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