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1007/1061

荘厳なる少女マグロ と 運動会

 "悪人" は

 ”感じていた”。




 言葉を

 ”感じていた”。




 <”鬱展開の

   フィクション作品の中に

   登場する

   キャラクター”に

  寄り添いながら

  ”感じている”

  ”読者”>の

 ”様に”…――




 ”感じていた”。




 ―――――――――――――――――――――――――




 "蜘蛛宇宙人":

 「思い出して……――


  ”ABEEあびー”は

  どこから

  やってきた?」




 "悪人":

 「いやだ!」




 "悪人" は

 付帯を

 払った。




 ただ………――




 「次」。




 次が

 "悪人" の上に

 ひとつ

 黒い点を

 描いた。




 "悪人" は……――




 ”感じた”。




 "蜘蛛宇宙人":

 「”ABEEあびー”は

  どこから

  やってきた?


  『organe』


  ――から

  やって来た」




 "悪人":

 「やめろ!!」




 "悪人" が

 払う。




 払うと…――




 前の

 ”ABEEあびー”が

 戻ってきた。




 払った……――




 「筈」




 ――のものが

 戻ってきた。




 ”同”

 時に………――




 三番目の

 ”ABEEあびー”が……

 ――新たに…

 "悪人" に

 付帯した。




 「genitive」




 ――な

 それら。




 ―――――――――――――――――――――――――




 ひとつ

 払うと

 ふたつ

 来る。




 "悪人" は

 ”感じていた”。




 "蜘蛛宇宙人":

 「あなた ["悪人"] の……――


  『organe』


  ――から

  逆流する形で

  現れたんだ」




 "悪人" が

 それらを

 払おうとする。




 そして………――




 した。




 ただ……――




 ふたつ

 払うと

 ふたつ

 来る。




 「1」




 ――と…




 「3」




 ――を払うと……




 「2」




 ――と………




 「4」。




 ただ……――




 「2」




 ――と…




 「4」




 ――を払うと……




 「1」




 「3」




 「5」。




 次と

 前が

 発生する。




 次は

 加わり………――




 前は

 戻る。




 そして……――




 付帯から

 逃れられない。




 "蜘蛛宇宙人":

 「”ABEEあびー”は

  戻るんだよ…――


  元の場所に

  戻るんだ。


  ループしているんだから」




 "悪人":

 「やめてくれ!!!」




 くち

 開いた。




 その時……――




 「hum!!」。




 "悪人" は

 開けた穴を

 閉じた。




 <違和

  ”感”>

 を覚えた。




 "悪人" は、

 <一匹の

  ”ABEEあびー”>が

 口内に

 潜り込んだ事を

 知った。




 ―――――――――――――――――――――――――




 "悪人" は

 舌を

 使った。




 ”ABEEあびー”を

 追い出した………――




 粘液で

 包みながら。




 成功する。




 勝つ。




 そして……――




 声が届く。




 "蜘蛛宇宙人":

 「あなたとは

  話しても

  ムダ [無駄] です」




 追い出した途端、

 "悪人" は

 また…――




 ”感じる”。




 くちの中。




 閉じた空間。




 今度は……――




 二匹。




 「drum………」




 次は……――




 三匹。




 「hum…」




 四匹。




 「drum……」




 増える………――




 増える。




 繰り返される。




 それを

 見ながら

 "蜘蛛宇宙人" が

 宣言する……――




 「てとは(わ)」。




 そして…――




 "悪人" には

 わからない。




 ずれている事が

 わからない。




 ―――――――――――――――――――――――――



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