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荘厳なる少女マグロ と 運動会

 「108」




 ――が

 響く。




 ただ…――




 鐘の音は

 無い。




 繰り返しである事が

 繰り返される。




 そして、

 "悪人" には……――




 「何を

  しているのか」




 ――が

 わからない。




 "マグロ" の………――




 「為した」




 ――事が

 形を

 代えて

 繰り返されている事が

 わからない。




 西洋的な

 部品構造体の

 展開、

 その

 延長として

 ループ再生

 している事が

 わからない。




 埋め込まれようと

 している事が

 わからない。




 処理されようと

 している事が

 わからない。




 だからこそ……――




 "悪人":

 「くだらない事は(わ)ぁ…

  止めるんだぁ……。


  今は(わ)ぁ………

  ”ABEEあびー”をぉ……

  止めるんだぁぁぁ…。


  お前がぁ……

  今ぁ………

  しなければぁ……

  ならないぃ…

  事は(わ)ぁ……

  ”ABEEあびー”をぉ………

  止めるぅ……

  事だぁぁぁ…」。




 それまで

 "蜘蛛宇宙人" に対して……

 ――より上位の者

 ――に対して………

 繰り返してきた事を

 繰り返す。




 ただ……――




 "蜘蛛宇宙人" は

 繰り返さない。




 手を

 止めずに…――




 "蜘蛛宇宙人":

 「”ABEEあびー”?


  あれ?


  あんなの

  もう

  キョウイ [脅威] じゃ

  ないよ。


  もう

  止まっているんだよ。


  見えてないんだね。


  頭

  ”悪い”

  もんね!


  あれは

  来ている

  ”様に”

  見える?


  あれは

  来ていないんだよ。


  来ながら

  来ていない。


  大勢を

  オソ [襲] わない。


  無害な人は

  オソ [襲] わない。


  あれは

  外国の悪人 ["外国人"] の

  言う通りには

  もう

  動かないんだ。


  ボクが

  上から目線で

  そうする

  ”様に”

  命令したんだ。


  あれは

  もう

  <目的>

  に達しないんだ。


  あれは

  ループ

  しているんだ。


  あれは

  <目的>

  に達する前に

  元へ

  戻るんだ。


  ペリフェリに

  入り込んだら

  自動的に

  ループする

  テンプレ

  なんだ。


  それも……――


  『A』


  ――に戻らないで………


  『E』


  ――に戻る

  ループ

  なんだ。


  わからないでしょ?


  頭

  ”悪い”

  もんね!!


  もう

  外に

  壁を

  作って……

  ――盾を

  ――作って…

  ボーギョ [防御] する

  時代じゃ

  ないんだよ。


  攻撃させながら

  させない時代なの。


  『凸』


  ――してくる奴自身が

  目の前に

  壁を……

  ――勝手に………

  自動生成する

  ”様に”

  プログラムを

  イジク [弄] って……――


  『凸』


  ――する奴を

  ジメツ [自滅] させる 

  時代なんだよ。


  大昔には…――


  <ブーメラン>


  ――って奴が

  あったの

  知らないでしょ?


  そんでね、

  ”劣っている人”は

  <ブーメラン>

  って言葉が

  大好きだったの。


  そんで

  主張者を……――


  『<ブーメラン>!!!』


  ――って

  ヒナン [非難] しながら

  自分こそが

  それである事を

  知らなかったの。


  そいつらの

  存在

  そのものが

  ブーメランで、

  そいつらは

  先に

  進まないんだって

  そいつらには

  わからなかったの。


  そんで

  自分が

  ブーメランの中に

  閉じ込められるって

  知らなかったの。


  それは

  体当たりしても

  体当たりしない。


  それは

  対象には

  当たらない。


  何度

  体当たりを

  しかけても

  それは

  すり抜けるの。


  だって、

  <カイシャク [解釈] >は

  自由なんだもん。


  どれだけ

  あなた ["悪人"] が

  ユーゲン [有限] を

  否定しながら

  無限に

  少女を

  積み重ねようと………

  ――無限と

  ――ユーゲン [有限] を

  ――ニコータイリツテキ [二項対立的] に

  ――設定して

  ――結論を

  ――見出せない

  ――”様”

  ――にして

  ――議論を

  ――避けようと

  ――カクサク [画策] しようとも……

  あれは

  少女に

  当たらないんだよ。


  だって…――


  『n』


  ――は

  少女じゃ

  ないもん!!


  そんでね……――


  あの

  世界最高得点を

  取った人 ["女王"] にも

  当たらない。


  ギアが

  働かない

  ”様に”

  したら

  働かないんだ」



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