荘厳なる少女マグロ と 運動会
"蜘蛛宇宙人" は
繰り返した。
別の
”場”で
起こった
”同じ”
フェーズ展開。
"後輩" を
繰り返した。
"マグロの母親" との
やり取りを
繰り返した。
”同じ”
<蜘蛛宇宙人>が
繰り返してきた事を
繰り返した後…――
"蜘蛛宇宙人":
「お父さん、
もう
終わりにしよ?
<お父さんでいる事>を
終わりに……――
『しよ!』」
「halt」
―――――――――――――――――――――――――
"悪人":
「何をぉ………
言ってぇぇぇ……」
"蜘蛛宇宙人":
「もう
上の方には
知らせてある。
あなた ["悪人"] が
これまでに
ヤった事は
データ化して
ショリ [処理] して
送ったから」
―――――――――――――――――――――――――
"蜘蛛宇宙人":
「あの、
#お父さんが
嫌っている人 ["マグロの母親"]# が、
<倒れた子 ["倒れた少女"]
を攻撃した
”ABEE”
のソージューシャ [操縦者] >
じゃない事は
わかってる。
そんでね…――
わかってるの。
あなた ["悪人"] は
修正しなかった事。
わかってるんだ。
あの人 ["マグロの母親"] を
もっと
苦しめようと
放置した事。
無視した事。
あの人 ["マグロの母親"] が、
ドラフト時代、
コーハイ [後輩] ["後輩"] を
苦しませて
終わらせた時、
横にいながら
放置した時
みたいにね。
無視して
放置した
みたいにね。
あの人 ["マグロの母親"] は
確かに
素晴らしい人じゃない。
でも
あなたは
その人と
”同じ”。
繰り返したの。
繰り返すの」
―――――――――――――――――――――――――
"蜘蛛宇宙人":
「それから……――
わかってるの。
あなた ["悪人"] が、
カワイソー [可哀想] なお兄さん
[”"青年" の友達だった者”]
を追い込んだ事。
ボクは
止めようと
頑張ったけど、
止められなかった
<人>。
ボクが
信じた人。
ジシュセー [自主性] を
ソンチョー [尊重] した人。
苦み続ける事を
苦しみながら
終わらせた人。
そして………――
あなた ["悪人"] は
それに
加担していた。
加速させていた。
あなた ["悪人"] はね……――
無関心
なんじゃ
ないの。
無関係でも
ないの。
あなた ["悪人"] は
加担してるの。
あなたには…――
『責任』
――が
あるの」
―――――――――――――――――――――――――
"蜘蛛宇宙人":
「もう
データを
送って
あるよ……――
あなた ["悪人"] が
あの
”どうしようもない人”
[”"青年" の友達だった者”] を………
――薬を
――取らせないで……
放置した事。
”どうしようもない人”
[”"青年" の友達だった者”] を
どうしようも
なくなる
”様に”
仕向けた事。
過激な行動に
出る
”様に”…――
導いた事。
あなたは
そうなる
”様に”
仕向けたんだよ。
あなた ["悪人"] は……――
『”悪い”』
――の」