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第六幕 新たな迷宮の噂

六幕☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


身体が寝違えて痛い(−_−;)


でも頑張るヾ(@⌒ー⌒@)ノ

迷宮ダンジョンとは、様々な場所に位置する未知の場所である。


この世界、エレフリアには昔から多くの迷宮ダンジョンがある。

その迷宮ダンジョンに一人一人、迷宮ダンジョン王という、所謂ラスボスがいる。

迷宮ダンジョンの場所もさまざま。



燃え盛るマグマを溢れさせる火山の中。


海底の岩場に囲まれている海の中。


とある機械にまみれた都市そのもの。


危険なジャングルの中。


天まで届きそうな塔。


雲の上にそびえ立つ神殿。


黒い霧が漂う墓地。


海を彷徨う船。




そして、それらに挑む冒険者たち。

まだまだ迷宮ダンジョンは謎に包まれ、未だ発見されていないものも多い。また、迷宮ダンジョン王も正体を隠しているため、見たとしても負けて記憶を奪われたり、その人を連れ去ったり、最終的に殺されることもあるため、彼らも謎に包まれている。


ただし、例え彼らの正体が人間族ヒュームだろうと亜人族クティノスだろうと魔族スコタディだろうと天族フテラだろうと精霊族ニュンフェだろうと迷宮ダンジョン王である限り、種族は関係なくなる。

迷宮ダンジョン王になったその時から、全ての種族に対して平等の存在となる。






さて、そんな迷宮ダンジョン王たちの耳に前々からある噂が入っていた。


“実はこの地上から東側に四、五年ほど前に小さな岩から尖った大きな岩に囲まれた、新たな島の迷宮ダンジョンができていたらしい。その島は外側が砂浜、真ん中が木々が生い茂るジャングル、そして真ん中に山がある。そして雲に覆われた頂上に行くには崖を登り、洞窟の入り口を見つけ、迷路のようになっている中から上に上がるための階段を少しずつ見つける。そして、雲の上の頂上に迷宮ダンジョン王がいる。”



それを聞いた一部の他の迷宮ダンジョン王たちが興味を示し、集まった。


他の迷宮ダンジョン王たちが、他の迷宮ダンジョンに挑戦することは構わない。

他の迷宮ダンジョン王と戦い、交流することにより、お互いに情報を交換したり出来る。




今回、魔法を使わずに船に乗り、その島に行こうとする三つの人影。

一人目は赤眼に焔を思わせる赤とオレンジの短髪の男。オレンジのタンクトップ、肩に赤のコートを引っ掛け、茶色のふくらはぎまでの動きやすそうなズボンと赤のスニーカーのようなものを履いていた。

二人目は蒼い眼に海を思わせる水色の長い髪を後ろで纏めている男だった。藍色の長袖のTシャツ、体に水色の長く薄い布を巻きつけており、白のズボン、額には雫の形の宝石が埋め込まれ、耳はヒレのようになっており、肌な見える所にはところどころに淡い蒼色の鱗があった。

三人目は翡翠の眼に腰まである金色の髪の女だった。長袖の緑と白のドレスに、薄い黄緑色のカーデガンを着ていた。頭には黄緑色のカチューシャをしており、耳は尖っていた。





「全く、貴様の所為で今やっていた仕事が途中になってしまったではないか」

水色の髪の男はため息をつき、眉間にシワを寄せた。

「まぁまぁ、わたくしも気になっていたのです」

金の髪をなびかせ、女は静かに微笑む。

「仕方ねぇだろ?俺だって気になんだ」

赤のコートをはためかせる男は、目の前に見えてきた島を見て、笑う。



「気になるじゃねぇか。今までその迷宮ダンジョンを俺たちでさえ、同胞として見つけられなかったのに、ある日突然その噂が広まったことに、な」


そのことに、青の男と翠の女は眼を細める。


「だから、どんな奴か見にいこうぜ。その迷宮ダンジョン王がどんな奴か」













「「誰かこの島に入ろうとしているよ」」

宙に浮く二人の男の子と女の子は、他の木とは一回り大きい大木に話しかける。

「一人の女に二人の男」

「だけど目的が違う」

すると大木の太い枝から一つの影が少女たちの前に落ちてきた。

「・・・そうか、ならばその三人を連れてきてはくれないか」

「いいの?」

「魔法を使って?」

「構わない。もし本当に違うなら実力も違うはずだ。そうなれば、この島に被害がおよぶ。それは困るからな」

「「目的と正体も?」」

影はコクリと頷くと、二人は瞬く間にいなくなった。

影はそのまま海の方へと歩いて行った。

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