これが俺らの関係─side男子
「──おい、待てよ」
「・・・なんだよ、一緒に買い物すんじゃねぇの?」
「その前に話がある」
「・・・俺もまぁ話があるっちゃあるな」
男子高校生2人は駅ビルに入っているファーストフード店に入り、食べ物を頼み、店の一番奥の席に座った。
「お前さ、今日前川と喋ったのか?」
「・・んや。目も、合ってない」
「どうすんだよ」
「どうもこうも・・・。お前ももう分かってんだろうが。・・・手ぇ握ってたクセに」
「手は握ってない。服を掴まれてただけだ」
「どっちでもいいよ」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・俺達、別れるだろうな」
「・・・・・」
「前川さん、お前の事好きだろ。お前は?好きなんじゃねぇの?」
「んー、正直分からねー。可愛いなって思うけど・・・」
「そりゃあ、前川さんは可愛いよ。で、正直だ。だから本当の自分の気持ちを隠せないんだろうな。
最初から俺は・・・好かれてなんかなかった。
でも優しいから、2回も告白なんかしたから振るに振れなかったんだろ。それでも、徐々に好きになってくれたらって、思ってたけどな」
「お前、必死だったもんな、水族館で。それに付き合わされた俺と園田って・・」
「そうだ、お前あん時からえらく園田と仲良くなってたな。もしかして前川さんじゃなくて園田・・」
「お前、それ言う?マジで?・・・はぁ。ねぇよ。有り得ない。園田は・・・ま、いいや」
「は?園田がなんだよ。気になるじゃねぇか」
「気になるなら自分で聞けよ」
「なんで教えてくれないんだよ、ケチ。んなことより、前川さんがフリーになったらよろしく頼むな・・って、別に俺の言うことじゃないか」
「そうだよ」
「ふっ」
「ふっ。さ、食おうぜ、冷めちまったポテト」
「ん」
男子高校生2人、難しい話は終わったようで、Lサイズのポテトとコーラとハンバーガーを食べ、それぞれの家に帰っていった。




