霊夢からの謎の修行
2日ぶりですかね?それよりも前?
まぁいいです、毎日更新をひそかに目指しながら
やっていますがいかんせん部活等々の兼ね合いが
難しいんで、はぁ~何とかなりませんかね~
「ごちそーさまでした」
とうとう霊夢に「私見て赤面してたのね」とがっつり痛いところを
つかれてしまったので頑張ってはぐらかしてるけど
どうみても疑いの眼差しが向けられる。
「よし!特訓するわよ」
「は?特訓?なにするの?」
唐突にそんなこと言われれば疑問符は付く僕は霊夢に守ってもらう算段でいたので
霊夢の放つ思わぬ言葉に驚いた。
でも、いつまでも頼るわけにもいかないのでまぁそれはそれで良いのかなとは思う
重要なのは内容だ命はかけたくない、安全なものだったら良いんだけど
「そこら辺に放り出すわ」
「そ、それどういう事だよ」
「そのままよ」
つまりはそこら辺にいる妖怪に襲われろって事か、命が危ないぞそれ殺す気か
ま、まぁフランよりはまだマシかな?
あれは次元が違いすぎたし、そこら辺の弱い妖怪なら逃げる分には問題ないか。
あれ?特訓って逃げるだけなら別にやらなくても良くないか?それを霊夢に
聞いてみると「倒すまで終わらないわよ」ときっぱり言われた。
そうなってはまぁ仕方ないのでやるか
開始時間は1分後...え!1分?今から?
「ほらーさっさと始めるわよ」
「何にも居なくないか?」
「少し待ってなさい、すぐ来るわよ」
それから一向に待っても来ないと言うか
来る気配すらない、霊夢いるからビビってると思うんだけど、違うかな?
ちょっとイライラしてきたみたいで周りを見渡している、ほんとは
今頃高見の見物をしている予定だったのかな
まぁなんにせよ僕にとってはこれはこれで都合が良いので帰ろうかと言おうとしたら
「もういい!香織!私とやるわよ」
「おい!勝てるわけないだろ」
見事なまでの横暴さと言うのかなんと言うか、こうなるなら最初から自分でやれば
良かったのになぁでもこうなってしまったからには霊夢とやることになりそうなので
まぁいきなりレベルたかすぎる。
そこら辺の妖怪の方が全然マシだった。
「じゃあ、さっさと始めるわよ」
「よ、よろしくお願いします」
「スペカ使って良い?」
「え、あ~まぁどうぞ」
それなら遠慮なく行くっていう雰囲気を出しながら霊夢が紙を1枚取りだし
霊符『夢想封印』
非常に容赦の無い弾幕が正面から飛んでくる、でもこれに関しては少し前に経験済みだし
普通にかわせるであろう、正面から飛んでくる弾幕を左へたまに下に行ってかわす。
霊夢もなんやかんやで手を抜いてるんじゃないのか?少し疑問に思い始めてきた。
「それ、囮よ」
「え?」
僕が弾幕に夢中になっている隙に綺麗に後ろをとられてしまった。
霊夢が僕の背中に蹴りを入れてくる、僕はそれを少々かっこつけてバック転でかわしてみる。
見事に失敗して着地寸前をとられてしまった。
「ぐへぇ~」
「変にかっこつけるのがわるいのよ」
ごもっともである、でも僕の戦いのポリシーはいかにして綺麗に避けるかであって
ぎりぎりのところでなんとかかわしただとか、受け止めたなどはあまりしたくない
緊急事態でなければその場で思いつくもっともかっこいいやり方で相手の攻撃をかわしたい
のであり、今霊夢が言ったことは正論ではあるが、僕にとっては余計なお世話でしかない。
その後は霊夢が一方的にせめて僕が防戦一方、でもしっかり攻撃はかわしているつもりだ
「なんか、だんだん腹立ってきたわ」
「待てよ、そんなに怒ることじゃないだろ」
霊夢聞く耳持たず、思いっきりスペカを取り出してもう僕を殺してやろうかみたいな勢いで
スペカを発動してきた。
霊符『夢想天生』
霊夢の弾幕は基本レインボーというか配色がしっかりしている、妙なことに関心してると
弾幕が飛んできた、さっきのとは威力も全然違う一発食らったら多分逝ってしまうな
僕は少し重心をつま先に持っていき、避ける体勢を整える。
あと少し・・・・・・・来たぞ、いざ勝負だ。
弾数も全く持って違うので非常に細かいステップと上下左右どこも見逃さない様に
常に集中しておかなければならない、それに変な緊張感のおまけつきだ。
自分にめがけて飛んでくるのは全体でもそんなにない、他は見せるためのものだろう。
万一踏み間違えて横にずれたときもこれにあたる危険性がある、つまりは
僕を狙う本体だけに狙いを定めてそれ以外はたまに気をつける程度で問題ないってことだ。
限られた範囲に来るそれは僕が避けることの出来る限界、霊夢も上手くやってくるなぁ
「右!いやこれは違う...うわっあぶねぇ」
カモフラージュ?自分にめがけて飛んでくるものを重点的に見ていたら、10時の方角から
2つほど飛んできた、これは霊夢が移動しながら撃っているか、元々曲がるのか
どちらかになる、夢想封印は曲がらないから、これも曲がらないと踏んでいた僕は
これを回避しまた正面から飛んでくるものに目を向けた。
このままで居てもきっと無限ループになる、ならちょっとの危険を帯びても突っ込むしかない
僕は弾幕のまずかな隙間縫いながら、少しずつ前に進んで行った。
「ん?これ、香織が前に出てるわね」
あと少しで抜けれる、そう思ったときいきなり弾幕が消えてしまった。
「っ!霊夢は、どこだ」
消えた、確かに弾幕の出所からは霊夢が居たはず、まさか僕が前に出ていてるときに
隠れたのか?それなら弾幕が消えた理由もうなずける、霊夢のいままでの行動をさっするに
次に出るならきっとこれしかないだろう。
「チェックメイトよ」「いや、そこまでだ」
僕が振り返り手の平を突き出すのと、霊夢が後ろから僕を狙って拳突き出したのはほぼ同時だった。
僕の垂直に立てた手に霊夢の手が合わさっている、この奇妙な状態の沈黙を破ったのは霊夢だ。
「ふぅ、まぁそこそこね」
やけに納得した表情で霊夢は言った。
「いや、最後危なかった」
一方半分賭けの読みが当たるかどうかでひやひやしてた僕。
他から見ると完全に両者引き分けだが、僕から見れば完敗だった。
気持ちの面で違っていた、まず第一にスペカで攻められ続ければ間違いなく負けていたし
最後だって一か八か霊夢の身長を思い出しながら振り返り様に手を出して防げたのは
明らかな偶然であるし、もっとも霊夢自身ほんとならあそこは僕に合わせずに
しゃがみながら殴ってしまっても良かった、いや~遊ばれたなぁ~
「ま、それぐらいならそこら辺に一人で歩いてても護身は大丈夫そうだし」
「へ?特訓というより、これってテストか?」
「半分テストよ、知りたいことは分かったわ、中に入りましょ」
一番風呂をきっちり霊夢に譲る、そこは男としてはちゃんとやらないとね。
その間明らかに暇なので上をぼ~っと見ていると、紫が現れた。
「これ読んでおいてね~」
消えてしまった、変な手紙をひとつ残してあったので、まぁ頼まれたし読んでみよう。
【拝啓香織様へ】
《このたび、香織様がゆかりん同盟に入るにおいて必要な条件を全て満たしました。
正式な加盟の手続きを行うため、明日の午後から八雲家において集会を行います。
香織様は強制参加の上、拒否権は無いものとお思いください、では待っております》
【ゆかりん同盟一同より】
な、なんじゃこれ、ゆかりん同盟って事は...なるほどな分かったぞ
僕はかおりんになるって事だな、今さらになってまた両親を恨むはめになるなんて
多分これの必要な条件って言うのは最後が~りんで終れることと幻想郷在住しているもの
それに紫と面識があるかどうかだ、さて...誰がいるんだろうかこの同盟
何か、これ貰ってから急に怖くなってきた。
「香織~上がったわよ~」
「は~い」
風呂から上がったらこれを見せた上で霊夢に相談してみよう。
そして実を言うと、これは授業中に筆箱の中に
ケータイ入れて、途中まで執筆したものを
予約投稿にして、家帰って加筆。修正を加えました。
あ~僕ってなんて悪い子なんだ、まぁいいですけど