白玉楼?どこ?
2日空いてしまいましたね。
いや~色々あってごめんなさい。
「はいはい、なんですか?」
「あの~霊夢さんいますか?」
そこに立っていたのは霊夢と同い年ぐらいの白髪の女の子だった。
とりあえず、こんなところで立ち話もアレなので、上がってもらうことにした。
「今は出かけてます、上がります?」
「あ、はい」
これは...あ、あの魔理沙がいた部屋に行けば良いのか、ん~この人初めて会う人だけど
一体どんな人だろう、刀持ってるし、また問答無用とかいわれて襲われなければ良いけど
あんなものにザクッと行かれるのなんて僕としても不服と言うか、何か未練あるよ
「それで、霊夢に何か用でも?」
「あ、これなんですけど...」
ん~やっぱりこれか真偽を確認しに来たのかな?なんにせよ、嘘ですとしか言えないんだけど
でも、ほんとに霊夢ってむちゃくちゃな事するな、これやってなんか得あったのかな?
結局は霊夢は外に誤解を解きに、僕はここで訪問者の対処して、ん~悪い方向に傾いてるし
でも、この人名前は魂魄妖夢って言って、普通に喋ってみると案外いい人なので
まぁこれはこれでいいかな~とも思ったり思わなかったり、良くないんだろうけどさ
「あ、これ違うんですか?」
え?嘘?とでもいいたげな驚いた表情でこちらを見る妖夢、まぁ驚かれてもさ
違うものは違うんだからなんとも言えないけど、嘘なんだからそこはきっちり訂正しておく
とうてい信じてもらえなさそうだけど、まぁこの反応を見るにあの文とかいう人が
発行している、この文々。新聞ってそんなに信用できる物だったのか。
せいぜいそこら辺で発刊されているテキトーな週刊誌レベルだと思っていたけど
今思い返してみればそうかこれ以外にこの世界にはメディアと呼ばれるものが無いのか
それなら納得納得、とは言えここまで信じられては困るんだよなぁ~まぁいいか霊夢の撒いた種だし
「違うよ、それには色々事情と言うものが存在しまして」
「事情?」
「そうそう...」
ぼそぼそ
「え?そんなことですか?」
すごい期待してたのに裏切られたと同時に妙にあきれたような表情を
裏切ったほうを×2して足して2で割った感じの顔をしている。
まぁそりゃそうか、いきなり新聞でこんな記事が出てきて、いざ聞きに言ったら
復讐でした、なんて普通え?ってなるわな、まぁでも真実だから受け止めてくださいな。
「まぁそんなところですから、聞きたいのはこれだけで?」
「ええ、まぁそれだけです、それとあなたは?」
あ、僕?まさかここに質問が及ぶとは思わなかったなぁ、でも考えれば...
当然か、だって妖夢って僕がここに居ることはおろかこの世界に居ることすら知らなかったし
「あ、僕ですか、僕の名前は香織です(←めっちゃ小さい声で)」
「え?今なんて?」
「あ、名前はまだ無いです、記憶飛んじゃって」
あー!嘘付いたー!あまりにも初対面の人に言うのが恥ずかしすぎてやってしまった~!!!
くそ~どうすればいいんだ、なんでこんな嘘が自然と出てしまったんだ...ん?生前を思い返せ
確かに名前が女の子だからって理由で3つぐらい偽名使ってよな、うんうん
高校入試の面接でお名前をどうぞって言われたときに偽名使ったのは覚えてる。
あれを言った瞬間終わったと思った、学校に帰ってからどうだった?って言われて
面接で偽名使ったって言ってからなぜか母校のレジェンドになってしまった。(悪い意味で)
その後に中学で作られる面接マニュアルに偽名を使わないなんて表記がされ始めたのは知らない!
まぁ合格したけど、合格したから笑い話で済んだわけで、あの時あれほどやらかした感出して
後悔してたのにまさかまたやらかしてしまうとは、僕って妙に引きずるタイプなのかな?
まぁいい、この場は名前が無いということでやり過ごそう。
「名前が無いんですか、それはちょっと不便ですね」
「ええ、そうなんですよー」
ええ、あったほうが不便ですよ、もちろん。
「香織~誰か来てるの~?」
ファッキュー霊夢、君に悪気は無いんだろうけど、僕には最悪のタイミングだよ。
「か、香織?」
「あ、妖夢じゃない」
スタタタタタッ!!!!
「なんで逃げるの?」
霊夢、僕は好きで逃げるわけじゃないんだよ、君が10%悪いから逃げるんだよ。
残りの90は名前をもみ消した僕が悪いんだけど、それでもだよやっぱりさ
恥ずかしいんだよ...........うん!普通に玄関前で人の名前呼ばないでくれよ。
走る走るとにかく走る、紅魔館とかいうところから逃げるぐらいの要領で逃げる。
「ちょ!待ってよ!」
後ろから霊夢の声がする、だけど構うもんか後は霊夢よ頼んだ、僕の事をテキトーに訂正してくれ
後ろは振り返れない、何か振り返っちゃいけない気がして来た。
霊符『夢想封印』
なにか後ろからとんでもない数のとんでもないものが迫ってる気がする。
振り返るか、振り返らないか...よし、振り返ろうか死ぬよりましだ。
くるっ!
「な、なんだこれ~」
いや~綺麗だ、あまりにもこっちに来るものが綺麗過ぎて...見惚れてしま・・・・・
「うわけがないっ!」
左右にこれらの弾幕はきっとまっすぐ僕に飛んできていると思う、だから右左に避けていけばいい
よっぽど横から来なければ良いと思うけど、地面に弾幕が当たるのと、僕に向かってくる
角度から見て、少し坂を下りていた僕に丁度高いところあたりから来ている。
「霊夢か...」
逃げたのはやっぱりまずかったかな?、仕方ないなぁ戻るとしようか。
とはいえ切れ目無く弾幕が正面からやってくる、所々隙間はあるのでそこを縫いながら
前に進む、というかこれさっきからいつまで続いてるんだ?もうそろそろ坂を上りきろうかという
ところなんだが同じ角度で僕に向かい続けている、これって空飛んでね?
え?でも霊夢って人だよな、無理だよな?あ、あの人出来るわ今思い出した。
「霊夢!戻るから戻るからこれ飛ばすのやめてくれ」
とか言ってみたらぷっつりと弾幕が止んだ、霊夢が驚いた顔で一言
「え!無傷!?」
どうしようとしていたか非常に気になるところだけど、まぁそこは僕が悪いんだし
黙るにほかない、霊夢に首根っこをつかまれながら戻る、悪い子とした子供とそれを叱る親
完璧な構図が出来上がった。妖夢はそれを見ると完全に苦笑いしていた。
「それで?嘘をついたって事ね」
「はい、そういう事です」
全部、洗いざらい話しましたよ、高校受験の話もしましたよ。
霊夢にウケたのが以外だった、妖夢はというと愛想笑いをしていた。
それに霊夢は「あなたがその名前を諦めて受け入れなさいよ」って言ったので
「じゃあ、霊夢名前が和夫とかだったらどうする?」聞き返すと
「改名するに決まってるわ!」と言っていたので、結局のところは変わらないみたいで何よりだ
そして、聞きたいことも一通り終わったところで妖夢が
「今度暇があったら白玉楼に来てくださいね」
だそうなので、今度行こうと思う、え~と、今思うと...どこだ?
困ったら霊夢!よし、霊夢に聞こうか。
「冥界よ」
「冥界か」
訂正、僕行くのやめます、冥界って行ったら僕死んじゃうじゃん!
とは言うものの、よくよく聞いてみると行くだけなら別にどうということは無いみたいで
ただ、逝ってしまわれた人が行くだけらしいけど...あれ?なら僕逝ったんじゃない?
でも、妖夢は生きてるからと言われた、半人半霊ってなにが起きたんだろうか。
幽霊に恋する物好きな人が居たんだなぁ~、まぁいいや今さら。
と、言うわけでこんどなぜか単独での白玉楼訪問計画が出来上がってしまいました。
それで、霊夢が少し早めの夕食を取ると言ったので、また【アレ】と格闘しながらがんばります。
夕方ですね、もう4時かぁ~今日は1日中暇で
市内にある、鹿、猿、猪なんでも出るよ地域に行こうと思ったんですけど
(自転車で3時間は片道余裕でかかります)
あいにくの雨で、まぁ家の中でゆっくりしようか
って感じで今部屋にいま~す、後でスーファミの電源買いにいこw