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東方天武伝  作者: SKN
1章プロローグ
20/24

探し物は、何個ですか?

新年明けてから脱力系生活に陥って何もやってないですね。

唯一やってることと言えば明晰夢見れるようにしてるだけです

非常に今後の役には立たないですね、当たり前ですがw

まぁ何はともあれ新年1発目の更新でございます。

星は言う「ヤバいです物を無くしました」と、アホか君は...

何を無くしたかを聞いても大丈夫ですよ~とか冷や汗かきながら言われるので

明らかに説得力無いし、顔が引きつってるし白蓮とすれ違うと顔がビビってるし

ナズーリンはさっきから居ないし、まさかこの二人何か隠し事を...?

まぁこの状況を見るに分かる事は星が何かを無くしたこと白蓮にバレると怒られそうな物

自分が居なくなるときっとバレるので居なくても大丈夫なナズーリンに頼んでいる事

以上を踏まえて言えることはこれを白蓮に喋ると非常に面白そうになるという事で

え?喋らないよ?無理でしょあの星の雰囲気を見るに縮こまってるし、白蓮にバレるのも完全に

時間の問題だし、多分星の異常に白蓮が気づいて地味な尋問スタート。

星がここで耐えれればいいが、我慢出来ずに話す→終了!


宴会っぽい物が一度終了してからの命蓮寺の動きは見事で散らかっているゴミ類を片づけて

と言うか片付させられていてこれを即座に終了、いや~白蓮がひとつ睨みをきかせると

誰もが文句ひとつ言わずに片づけ始める、一体この柔和そうな表情からどんな殺気が放たれているのか

恐れていることは見れば分かるけど...なんかなぁ~想像つかないなこれは

ここでとりあえず話を戻そう、星が物を探しているって事でそれが気になるからって

今こんな感じで考察しているので、と言うか考えている暇があったらさっさとナズーリン探せばいい

星は...星が...星も...居ない...なぜだ、ナズーリンと行ったのか?

いやいやそんな訳ない、あるわけがないとなると白蓮が何も言わない訳がないし

上手く言いくるめてここを抜けだしたのか...いや、それはないな星は嘘が下手そうだから

さて、なら白蓮に一言かけてナズーリンを探しに...お?(回収の時間か?)


「さて、星?どうしたんですか?」


「いえ、な、なにもないですよ」


「では、なんでそんなに動いたわけでもないのに汗出てますよ?」


「あ、今日は暑いですね~」


星...今日は涼しいよ、むしろ過ごしやすいぐらいの温度だよ。

言うところの動いたから体温が上がるってだけで、今までの雰囲気を察すれば分かるよね?

そもそも返しになってるのかどうかも怪しいレベルの会話になってるんですけど...


白蓮も白蓮でなんとなくそれに気づいたようであたりを少し見回した後にきっと

星が最もというか2番目ぐらいに恐れている言葉を投げかけた。


「あれ?ナズーリンは...?」


「・・・・・・・・・・」


遠くから見ても明らかに星が動揺しているのが見える、人は緊張するときに良く手を握る

みたいな事があるらしいけどまさしくそうで人が追い込まれた時の動作の一連をまるでお手本の様に

綺麗に実演している状態で、目が泳いだり(雰囲気)手を握るや「え~と...」を多用

変なところで黙る、目が泳ぐにつながるけど相手と目を合わせない。

まぁ人は嘘を突き通すときには相手の目を見るなど聞いたことがありますが、なんとも...


とにかく今は白蓮優勢星劣性で...あれ?立場的にどっちが上なんだっけ?

あ、見れば分かるか...白蓮が立場的に上のはずだと思うけど、たまにこれが逆だったりするからなぁ

そこら辺の見極めは必要ないんだけど、ただひとつ言えるとすれば上だろうが下だろうが

怒られる時は怒られるし、言われるときは言われるって事だからね、これを見る限りはだけど


「それで?ナズーリンは出かけたと...」


「はい、その通りでございます」


「なんの用があったんですかね」


「さぁ?私には何も分からないです」


こう、誘導尋問と言われればそうなのかもしれないけど、誘導尋問でないと言われれば違うかも

どのみち星に待ち受けている運命はどれだけ曲がって行こうが真っ直ぐ行こうが

結論は同じであり、そこにあるのは絶望と言うのは言い過ぎだけどそれに近い何かがある。

それを悟られないような流れで持っていくのが聖白蓮でありそれに綺麗に持って行かれるのが

寅丸星である、あれ?これだけみると白蓮超悪い人だ、実際はそうでもないんだけど...

普段おとなしいタイプの人が内に秘めている物を外に出すときそれは計り知れない物がある。

そうだなぁ似ているというと火山何かがそうかな例えば富士山で例えてみよう。


普段は壮麗で雄大で一言でまとめればすげぇな富士山も忘れてる人も少なからずいるけど

活火山であり、噴火してもまぁやっぱり?になる、いやほんとに噴火しちゃったら

やっぱり?なんかでは済まないけど、綺麗で~なんてものがためたものを外に出すときは

そのすげぇの意味合いが大幅に変わり、むしろすげぇよりやべぇになってしまう。

んで、まとめるて結論出すと富士山が白蓮であり、星が被害者である。


ところで、白蓮と星が色々やっている間に他の人は退散したようでその場に残っているのが

白蓮、星、ちょっと離れて僕、きっとそのうち戻るナズーリンの3、4人である。

無駄な話で時間を引き延ばしている間に向こうの追い込みも終わりを告げそうなので改めて見ると


「それで、無くしたものを秘密裏にナズーリンに見つけてもらって?」


「はい、そのまま何事も無くと思っていました」


「それは見つかったのですか?」


「いいえ、全く見つかっていません」


「そうですか、それは残念ですね」


言うほど残念じゃなさそうに見えるのは僕だけか?そりゃそうだみたいな顔をしているのは

白蓮から出るオーラ的な物のせいなのかこの話何か裏がある...と思う。

今の星の内心はとにかくナズーリンよ帰ってくるな、と思っているはずだから

星と違ってただ頼まれただけのナズーリンには白蓮の無言の重圧を受けなおそれでも秘密を守る理由は

全くない、星からある程度の口止めはされているはずだが、はっきりと断言すると

ナズーリンが帰ってきて、今の星の状況になったとしよう、考えれば考えるほどそうだ。

やっぱりナズーリンにそこまでのリスクを背負う必要はない、ただ星とナズーリンが血縁をも

超える絆があるとすれば話は別だが、他人の無くしたものを代わりに探すだけでも十分である。


そもそも星がここに残っているのは白蓮から疑われないためと言う意図もあるだろうが

ひょっとすると、星はどこら辺で無くしたのかも見当がついていないのでは?

あてずっぽうに探すなんてなんとも無謀な事やってるじゃないかこの人は...

冷たい事を言うようだけど、僕にこの件は一切関係無から、裁判所に裁判の様子を見に来た人。

傍聴人の立場であるのでただ見てるだけそれがある意味で一番楽しいんだから、僕は少しだけ

少しだけだけど、性格が悪いのかなぁ?そんなことははっきり言うとどうでもいいんだけど


「まぁ本題に入りますが、なにを無くしたんですか?」


「え?何を無くしたかと言われると...」


「まさか、言えない物?」


「え、えぇ...まぁ」


「はぁ...全く、またですか」


「はい、またです」


また?過去にも無くしたことあるのかな?仮に同じものを2回じゃなくて違うものを1回ずつでも

同じことをやっている事には変わりないし、星は大切な物をきれいに無くしてしまうのか...

本人が悪いのか、ただ運が悪いのか、そもそも結構おっちょこちょいな性格ではあるんだろう

と言うよりまたって言うぐらいなら白蓮も星にそれを持たせなければいいのになぁ

無くすだろうと分かっていそうな口ぶりを見る限りは何らかの事情があってと見て良いだろうけど

こういう風景を見る限りではここの人たちはつくづく分かりずらいなと感じる事が多い

まだ来て全然経ってないけど、不思議なものに気づくのに時間なんて要らない、普通の感覚があれば十分


それでいてさらに星にとって想定する上での最悪の状況が訪れる...


「いやー無かったですよ」


「無かった、何が無かったんですか?」


「それは、あれですよこれぐらいの大きさの仏像っぽいやつです」


ナズーリンは大体50センチぐらいの大きさを腕を使って表していた。

これは僕の思っているような展開になっているけど、ひとつ外れたとするのならば

星がナズーリンに対して口止めをしていなかった、もしくはナズーリンが思わず答えてしまった事

このまま星は首根っこを押さえられてどこかに連行されてしまうのかなぁと思っていると


「ん?それだとまさか...」


白蓮が一言言い残して建物の中に入って行ってしまった。

星とナズーリンは何のことか分からないと言った表情で目を合わせていただけだった。


少しすると白蓮が何やら木で出来たであろう細長いものを持って出てきて一言


「もしかして、これのことですか?」


「んな!?」


「あちゃー」


星が悲鳴なのか何なのかよく分からない声を上げた、一方のナズーリンはしまったという感じを出して

額を右手で抑えている、つまりそれだったという事だったわけでここで結論が出た。

星が完全な早とちりをしてナズーリンはそれに付き合わされ白蓮もまさかこれだとはで

僕は終始意外な展開で楽しめたので口元が勝手に上に向かって上がる。


「これは、この前そこら辺に置いてあったので私が片づけましたが」


「それは...良かったです」


探し物が見つかってほっと一息、ナズーリンも「良かったですね」と声をかける。

ここで一件落着、たった3人と部外者1人が関わった木で出来た何か紛失事件は幕を下ろさなかった。


「見つかってからなんですが、これをあそこに置いておくとはどういう事ですか?」


「あ、いや~それは~ちょっと色々ありまして~」


「その色々を尋ねているんですが...」


「それは...ね?お客さんもいますからまたの機会に...」


「お客さんですか、それはどこに居るんですか?」


「え?あそこに...あ...」


知らん、僕はこれ以後彼女がどうなろうと知らん、これ以上見るのも何か後ろめたい何かがあると思って

後ろめたいって言い方変だけど、見てはいけない何かを見てしまう気がする。

立ち入り禁止と言うのだろうか、keep outってやつ?多分建物の裏の人目に付かないところで

まぁ...なんというかアレな事になるんだろうな...いや、危ない関係とかではないぞ?

あの状況からそれを想像するようなやつは思考が相当お花畑の人かちょっとおまわりさんな人か


「と言うような事があったのだが」


「そう、まぁあそこらしいと言えばそれらしいわね」


それぐらい当たり前と言わんばかりの顔で僕の肩をポンと1回叩いて霊夢は言った。

まぁこんな世界だから(少女がいきなり空を飛ぶ、空間が割れる等々)あれは当たり前なのかと

たったの一言で納得してしまう僕もだいぶこっちに慣れたんだろうか、悪く言えば侵されたのか

霊夢はとりあえず、幻想郷に居る人の所に周れと妙な指令を出してきたので、僕は次どこに行くのか

今までに行ったところは正直あんまり覚えていない、場所知らなくても人覚えてればいいし(震え声)


それとここに来てから気づいたのだが、いやさぁめっちゃどうでもいいよ?

皆も存在なんてどこかに消えて行ってると思うよ?それを踏まえて言うよ?いい?

あの坂口のおっさんがどこにいるのかの詳細聞くの忘れてた...まぁ人里行けば居るか

あんな人が1日家にこもるとかが不可能っぽいのは僕には分かる。

なぜならなんとなく同じような雰囲気がするからだ、もちろん僕とだけど

とりあえず外に出てたい、これはあくまで僕の趣味だが(作者同様)少し山側に行くと

ほんとに里って感じの民家もまばらで辺りは木、でも道は整備されていて田んぼがそこらじゅうにある

ため見晴らしは良い、そう言うところにはご神木とはいかないかもしれないがすごく大きな木がある。

そこの木陰に仰向けに倒れ込んで空をぼーっと見る、もちろん条件はそこは遠いので

時間がある事、それと夏であること、それで最後の条件は晴れている事。

この3つがそろえば僕はお出かけの時間である、言ってもここではまだそういうところには出会ってない


「お~い、霊夢どこ行ったんだ?」


し~ん...


あれ?反応無し?聞いときながら台所らへんに居るもんだとずっと思ってたんだけど

あちゃー見当違いだったかな?仕方ないな特にやることも無いし...


「と言う事でここに居たわけだな」


「なによいきなり」


「いや、別に...ただ単に少し思っただけだから」


「やっぱりたまに変な事言うわよね」


「元がこんな性格なわけだから、まぁしゃーないって感じかな~?」


「いつ聞いても発言が重いんやら軽いんやら...」


「基本僕の発言はふわふわ浮いてるよ」


「それ...軽くない?」


「そうとも言うな」


「はぁ...」


なんでこいつってと呆れが100%で顔を伏せる、僕はなんにも悪い事してないんだけど...

霊夢は僕と居るといっつもこんな感じなので今さら気に留める事なんて特に無いのだけれども

そもそもテキトーな事言うからこんな感じになってしまうのかとも取れるけど...

ま、なんにせよ...そういえば霊夢って良くここの窓から外見てるよなぁなんでだろう

僕は特に気にしたことも無かったし気にもならなかった、足が勝手に動いたのだろうか

自然に座る霊夢のすぐ後ろに居て外を見た。


「あった...」


「は?」


とっさに出た言葉だったが、確かにあった僕が出会っていなかった物に...

霊夢がここに居る理由もなんとなく分かるような気がした。

それと同時になんとも言えない懐かしい感じがした、これが思っていたものなのか...

なんにせよ、これからは居候先が安らぎの場になってしまうのか、我が家が一番と言うけどね。


あ、そうそう居候と言ったからあれだけど、ここって我が家でもないんだよね。


一番にすっごい遅くなったことにお詫びです。

色々立て込んだので...あ、言い訳は無用ですね。

これから定期的に行けるように頑張ります

ちなみに題名は結構分かりづらいかもですが、僕の中では深いんですよ?w

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