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東方天武伝  作者: SKN
1章プロローグ
19/24

やれば出来る子

特に何もなく年末を迎えております、はい、本当に何も無いですね。

クリスマスだって、友人と食事に行ってその先で己の限界に挑戦したぐらいです

記憶のみを頼りに一体何種類の魚の名前を書けるのか...

204種行った所で店を出ることになったのでそこで終わりでしたw

まぁひとつの目安である200を超えたのでそこはまぁ良かったです。さかなクンさんは約5000種、世界中に点在する魚は

約30000種、日本に生息する魚は4000種...

死ぬまでにこの4000全てを覚えよう、そう僕の高校生活を

全て投げ打ってでも、この4000だけは覚えたい。

テスト週間中に魚の勉強ばかりしていたら3科目赤点かましましたw

魚の知識は増えたし...(震え声)

よし...僕になら出来る、きっと出来るぞ

自分に気合を入れていざ向かう、このひとつの皿に盛られた大量の料理と共に...

あの後はふつ~にしてましたが、突如妖夢からSOSが来たので行ってみるとどうやら

食事の準備に手間取っているらしいので、せめてもの手伝いにぐらいで「俺がこれを運ぼう」と

調子に乗ったが運の尽き、次の瞬間には「じゃあこれを」とどこから現れたかは分からないが

大きなお皿に限りなく盛られた料理が出てきたので仕方ない、言ったからには運ぶしかない

幸いにも台所からはそこそこ近いので落とす心配はなさそうだった。


これ以上の笑顔はあるのかと...運ぶこっちの身にもなってくれよ...

そんな心の声が彼女に伝わるわけが無いが雰囲気ぐらい悟れよ、いきなり「遅い!」とか

言われてもねぇ~僕が困るよって話だから、台所も台所で忙しいのかばたばたしてるし

僕は僕でここと向こうの往復を一体何回したことやら、楽そうにしてるのはあなただけだよ

幽々子さん...主と言う立場を考慮した上で一言言いたい、手伝えよ。

その旨を妖夢に伝えると「まぁいつもの事ですから」と軽くあしらわれてしまう

人間さぁ慣れって怖いね...半分幽霊らしいけど、見た目は人間だから解釈はそっちで


んで、僕が何回往復したかは知らない、妖夢がついたため息の回数も知らない

幽々子が「まだ~?」って言った回数は13回、なぜかこれは数えていた、なぜかだよ。

これで白玉楼の食卓に出揃ったメニューな数々...普通の料理で特出したところはどこもない

【量】を除けばではあるが、それと気をつけて欲しいことが1つ、おかしいのは量以外ではない

「いただきま~す!」ふぅ...これで普通に食べれそうだ、目の前のおかずを少し頂こうかな?

「ごちそ~さまでした!」そうこの始末である、量以外におかしなところ、それは若干1名の

食べるスピードが明らかに問題なのだ、自分の食事は自分で確保しないと、餓死してしまう...


さっさと自分のものは食べてしまって、まだ微量に残っているものに手を出す。

・・・・・・ん~美味い、さすがは妖夢、毎日やってるだけの事はあるなぁ~感心するよ。

あれ?そういえば今人並みのスピードで食事を食べなかったか?確かに僕の食器からは食物が

綺麗に消えている...危機感を持って食べたから無意識のうちに速くなったのか。


ちなみに、水族館でイワシとサメが同じ水槽に入っているのにはちゃんとした理由があって

常に傍に天敵がいることにより、イワシが緊張した状態になって長生きするらしい

それでも転んでもタダでは起きないイワシ君サイドはサメサイドから放たれる鋭い眼光に慣れ

「はぁなんだまたあいつ威嚇してるぜ~」となってしまい、効果がなくなっているとの事そこで

新たな天敵イカを投入!「や、やべぇ!イカだ、イカがきやがった」とイワシ君サイドも再度緊張

だがひとつ聞いていいか?イカの天敵って...サメじゃね?なおイワシもたまに食われる模様


とまぁこんな効果もあるらしいので僕もイワシ君サイドのように

「やべぇ急いで食わないと...飯が消える!?」と無意識のうちに思って、食事する

スピードが上がっていったのではないかと、ひとりで推測する。

とにかく自分がやれば出来る子と言うありきたりかつ最強の逃げ方を見つけてしまったので

僕はきっとこれからダメな子的ルートを辿る可能性が出てきてしまいそうで...いや、ないない

多分辿って行ったらどっかのだれかに小言を言われてしまいそうだからね、そうお察しの通りに霊夢に

僕が食べ終わった事で昼食が比較的に早く終わってしまうという珍事に見舞われたので

食べる量が平均的な僕と妖夢と明らかにおかしい幽々子が同じ時間に終わった...


「なんか~来るだけ来たって感じだけど良かったの?」


「ええ、問題はありませんよ」


「なら...いいか」


僕がやってもらおうと思ってた棒の試し斬りも終わった事だし、何もやることが無くなってしまった

まぁこれ以上居ても迷惑だろうしね、風の如く僕は消えさせてもらうよ、皆には挨拶もしたし!

みんなってほどの人数居ないけど、幽々子だけだったしなぁ~しかも寝てたし...

「幽々子~僕もう帰るぜ?」と部屋を少し開けて一声、返ってきた言葉は「Zzz...」

見事なタイミングでの返答に僕はただただ絶句するしかなく、扉をそっ閉じした。


「と言うわけで今までの帰路を吹っ飛ばして帰ってきたぜ!」と言ってみたら


「なに?そんなにテンション上がる事?」と冷静な顔をして返された、面食らったよ...

まぁ普通にテンション上がらないか?新しい武器【棒】を手に入れたんだから、僕今強いよ。

この【棒】さえあれば「なにそのちんけな棒は」最強のはずだった...


「ちんけな棒とは失礼なこと言うな、これ折れないんだぞ」


「知らないわよ、殴打しかする事ないじゃないのよ」


何という言い方だろうか、僕の武器に向かって殴打しか出来ないってひどい言い様だよなぁ~

まぁでも実際はさ確かに殴打しか出来ないかもしれないよ?いや、突きも出来るな

それも結局は殴打か、いやいやそれでも失礼な僕が半ば子供から脅し取った棒をちんけとか言いよって

僕だってね、ほんとは妖夢みたいなこうなんというかかっこいい感じのが欲しかったんだけど

これが僕の限界なんだよ、そこら辺分かりますかね?あのね、霊夢、君はさ人の苦労ってのを

知らないよね、まずねk「あ、そうだ命蓮寺行って来て」言ってる傍からだよ...

んで命蓮寺?はどこにあるんだっけ?霊夢に聞いたら少し遠いところと言われたけど

少し遠いところと言われても東西南北どっちかも言われていないし、どうすりゃいいんだよ。

しかもなんで行くのかと言う目的すら聞かされてもいないから手持無沙汰で行ってみて

「用事は聞いてきてませーん」とかどこのバカだよ、くそ、一体どれだけの人を振り回せばいいんだよ


とにかく言われてしまったものは仕方ないから、この巫女さんの言う事を聞くかね、まぁしゃーない

んでさっき言ったとおりに用事を聞かなければ始まらないって事なんで、さぁ教えてくれ霊夢

僕がなんの目的を持ってその命蓮寺に行くのかを...「ん~一応顔見せ的な?」

きっと僕がこの人にかなう日は一生来ることは無さそうである、無理無理。

霊夢曰く「あそこの人たちは知り合いになっておくだけ得よ?」といわれたので、まぁ納得?

して命蓮寺に行くことにした、道は傘持ったオッドアイ見つけろとか言われたので...誰だよ。

一度人里に降りて、心優しい慧音に道案内を頼むとしよう、知らないものは仕方ないからね


「というわけで降りたは良かったが、慧音が居ない」

そう、僕はこの時まで知らなかったが寺子屋とやらの授業中だったようでいるわけもない

困まり果てた顔をしているとこれまた心優しそうなお方が話しかけたくれたので命蓮寺はと尋ねた。

こいつ、関西弁か...なるほど、どおりで困った感出してたらフレンドリーに悪く言うと馴れ馴れしく

喋りかけてくるわけだ、まぁなんにせよ案内してくれるという事なので着いて行く事にした。

命蓮寺に行くまでの間に色々な事を話した、どこに住んでいるのか、なぜ命蓮寺に行くのか等々

思いのほかこの人は幻想郷の事情に詳しいらしく、今まで何があったかを事細かに話してくれた

既に妖夢から起こった異変については聞いていたけどより深く聞くことが出来た。

そこでひとつ感想を思った、レミリアっていいやつだったんだな...僕を間接的に殺そうとしたけど


「おい兄いちゃん!着いたで!ここまっすぐで直ぐやで」


「あ、どうもありがとうございます」


「ほな!またな」


ほんとにありがとう...見知らぬ人にも良い人は多いんだと思った。


「あ、そうだそうだ!ひとつ言い忘れとったわ」


「ん?なんですか?」


そういうとその人は僕の両肩に手を当てて一言放った。


「来期のオリックスよろしくな!」


なるほどこいつオリファンなのか、大阪住みなんだろうけど、オリと言うより阪神じゃね?

僕がこの疑問を伝えてみると神妙な面持ちで一言...


「坂口が好きなんや...」


こいつ、分かってらっしゃる、まぁまたこの人の所にお邪魔して話を聞いてみるのも面白いと思った。

喋り上手いから聞いてて飽きないし、なによりも心地良い雰囲気を醸し出してるもんだから

気づいたら「今度遊びに来てや!」と叫びながら走り去って言った、よく見ると着ている服は

レプリカユニホームだった、その背中には大きく【9】の文字があった...ほんとにありがとう。


というわけで陽気なおっさんのおかげで道中楽しくしかもたいした苦労もする事無く着いた。

霊夢に傘持ってるオッドアイの女の子を探せと言われたが、行き先が目と鼻の先なので

変に無理することはないだろうと、僕は命蓮寺を目指して歩き始めた、その道中後ろから気配はした。

まぁこの人も僕と同じところに行くのだろうと思っていたがそうでもないらしく僕に急接近したと思えば

また離れるみたいないわゆる奇行というやつを繰り返し行っていて、さすがに怪しいと思って振り向いた

「だれだ」「きゃあ!」思いっきり驚かれた、あれ?そんなに驚く要素なかったんだけど...

それで意外な発見もした。


「あ、傘にオッドアイだ...」


霊夢が言っていたのはこいつの事だったのか、でも霊夢の考えは多分この子を途中で見つけて

道案内をしてもらい命蓮寺に到着!その後にその命蓮寺の人たちとやらと合流の手はずが

かのおっさんの出現により全てが狂ってしまったようだ、狂うほどの計画だったのかもいささか疑問だが

まぁなんにせよ見つけたので優しいお兄さんこのコンセプトを貫きなが話を進めよう。

明らかな小さい子に威圧をかけるようなしない、ん?棒の時?知らんぞそんな事

僕が屈んでその子に声をかける、目線を同じにするこれ重要(なお猫もな模様)転んでいるようだ。


その子がこちらを見た、どうしたの?と、問いかけられたけどそれこっちのセリフな。

僕はまぁ「命蓮寺に用事があるから」と先を急ごうと思ったら「ちょっと待って」と止められたので


「ん?どうしたの?」


「いや、名前は?」


「僕?いや~名前を言うのは恥ずかしいんだよなぁ~」


「私は多々良小傘だよ、よろしくね」


「おう、よろしく、んじゃ僕は行くよ」


こんなちょっとした会話だったけど、この子がどんな子か多少なりと想像がついた。

からかさお化けか、あんな目一個の舌がべ~で足1本でぴょんぴょんしたお化けがこれか

忘れ去られたものが来るって言ってたけど、きっと小傘みたいな美少女系妖怪だったら今頃

大人気だったんだろうな、この世界はきっと忘れ去られたうえにそれを美化する効果があるのかもだな

霊夢には一応連絡入れておいたから、紫色の髪の人が出てきたら着いて行きなさいと言われていた。


中くらい?の門を抜けて行くと竹ぼうきを持って落ち葉を掃いている、奇抜な髪型の...あ、この人だ

その人に霊夢からの紹介がうんたら~って言ったらあっさり通してくれたので、案内された部屋に行く

その部屋の中にはもう一人居たので軽く会釈をかわす、紫の人の名前は聖白蓮と言う人で

白蓮は少しだけ待っててくれと言われたので待つことに、同席していた人寅丸星と言う人だった。

先に口を開いたのは星からだった、「今日は一体なんの御用で?」と聞かれたので僕は正直に


「霊夢に行けと言われて来たんだけど...」


「あ~霊夢さんらしいですね」


「らしいって、まぁ確かに」


白蓮が来るまで星と二人で喋ってたがこの人僕と意外と気が合うようで、白蓮が来る頃には...


「だよな!やっぱりそうだよな!」


「ですよね!分かりますよ~」


って感じで白蓮が「え?」ってなるぐらいには意気投合していた。 

今日はただ行けと言われただけであったので、特に誰が~とかは無かったがたまたま全員集合中だそうで

部屋の中にいろんな人が入ってきた、ねずみな人や、化ける人やら雲な人とか、極めつけは

その容姿からは想像もつかないしぶ~い言葉遣いの人やら...個性の塊だ、世界は広いと思った。

でっかい凶器持った人が来たときは僕の人生も短いものだったと思った。

よくみたら船の錨のようなものだったんだけど、それを普通に持ってるのが恐ろしいから...


まぁ第一印象がアレな人が多かったものの話せば分かるというタイプの人が多く、いや...

白蓮でギリだろう、多くじゃない、しか居ない...星はまぁまともだと思った。

比較対象が完全にレベル違うんだけど、思いのほか皆僕に対して好意的に接してくれて助かった。

ただ、ぬえという人に関しては僕の理性からの危険信号が出されたので常に顔を見るように心がけた。

そうだよ、常人のそれを遥かに凌駕するする僕の理性は何に対しても屈しないのである...


まぁそれから何人かが酒を要求し始めたので白蓮がそれを掃討、この寺の権力者この人か

どうやら僕に酒を飲ませ何かしらの悪巧みを試みた模様、主犯はぬえ、こいつ悪いやつだ。

僕が白蓮に怒られているぬえを苦笑いしていると後ろから方をちょんちょんとつつかれたので

後ろを向いてみるとねずみの人、もといナズーリンが居た。


「なんか、すいませんね、こんな事になっちゃって」


「いや、良いんだよ、あれ見てるの意外と面白いし」


「そうですか...」


「どうしたの?何か引っかかったような表情して」


「いや、なんでもないです、大丈夫ですよ」


「そう、ならいいけど」


彼女なりの気遣いだと受け取っておくけど、最後の笑顔が忘れられない、妙な虚無感があった。

僕がそのことに気を取られていると、ぬえがちょいちょい反撃に出てそのたびに返り討ちにあうという

結構に稀有な状況が垣間見れた、あいつ反省する気はなっからねーな、表情見れば分かる。

てへぺろってあんな表情か?まぁ白蓮がそんなに怖いという印象が無いみたいだけど...


「どうかしたんですか?浮かない顔して」


「あ、星か、いや、さっきのナズーリンの顔が頭から離れなくてね」


「あ~ナズーリンですか、あの人は少し前に台所周りを掃除されたんですよ」


「は?台所周りを掃除?」


「ええ、仮にもねずみですから」


「なるほど...」


それを踏まえてあの表情を思い浮かべると、なんだか可愛いなぁ掃除されたからってだけで

あそこまで目の奥が死ぬものなんだろうか、いやナズーリンには死活問題なんだろうけどさ~

僕がそれを聞くと...え?それだけ?ってなる、これいわゆる価値観の違い?

星もまさかあそこまで落胆するとは、と若干驚いたそうだが、今となっては既に過去である。

ちらっと横を見るとぬえが「ふえ~」みたいな声を上げながらだれているので説教終わりか

長かったな、まさか白蓮って一度火がつくと止まらなくなるタイプ?そうだと何か怖いな

始めは僕が来たからみたいな名目で集まっていたけど、だんだん変な方向に傾いた宴会になってきたので

でも、その変な宴会が妙に盛り上がって楽しかったので僕はなんでも良かった。

この人たちは酒関係無しに勝手にテンション上がる人の集まりなんだなぁ~と実感した。

その後にも変な宴会は続いた。










誤字脱字が比較的僕は多い人なので結構気を使うんですがね。

気を使っても多いって僕は一体どうすればいいんでしょうかね?w

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