永遠亭とゲーム
今日は体調が悪かったので、1時間目終了後保健室に直行!
「しめしめ、これで今日は早退だZE☆」
「じゃあ、熱測ってください」
「はい、分かりました」
ふん、ここまでの吐き気は近年でも稀に見るレベル、勝ったな(誰にだ)
ぴぴぴぴ
「あ、え~と...え?」
「あ、36・6ならまぁ2時間目も頑張って」
この瞬間僕の体調不良は吹き飛んだ。
・・・・・・・・僕が話題を何も振らないせいなのか、それとも黙り続ける霊夢が悪いのか
どのみち結果は変わらない、この異常に静かな朝食がそれを物語っていた。
昨夜霊夢に言われたイメージが変わるって、はぁ僕は引きずるタイプだったな...
「ごちそうさま」
とか何とか言ってる間に霊夢が朝食食べてしまうし、今朝もまたなんか霊夢見て勝手に
変な風になって、昨日事が頭から離れなくてあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
「え?大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ...」
「そ、そう・・・・・・」
普通僕の今の状態を見て「大丈夫」なんて言葉を信じるのは確信犯かバカかのどっちかだ。
つまり、霊夢は確信犯であることが確定的であるために...もう悲しい気分
というかいきなり飯食ってるときに机に突っ伏してしまうのだから体調面より精神的に終った。
まぁ結局霊夢はそそくさとどこかに行ってしまって僕一人でテーブルに残るって状況で
寂しい気持ちに拍車をかける羽目になった事で、もうどうにでもなってしまえと思うようになって
「・・・・・・・霊夢もどっか行ったみたいだし、僕も久しぶりに行こうか」
懐かしの僕の原点ともいえるあの場所へ、僕はもう一度行く気になった。
まぁそこに行くのもそこそこの試練があったわけで~
「く、来るな~どっかいけよ~!」
紅魔館後ろ森の中腹あたりでしっかり妖怪に狙いを定められこの始末、なぜ僕が
ただ追うのなら僕もそこまで文句言わないけど
ドンっ!
「あ、またこけた」
ところどころで笑いを取りに来ることだけは控えて欲しかった。
「なにはともあれ、着いた~」
アフリカの草原の如く邪魔するものが無い平地、入道雲が良い雰囲気を出す空
全体が見渡せる小高い丘、完璧だ、ここは僕の原点のあの草原だ
最初は意味が分からなくて少し混乱してたけど、改めてみると落ち着く光景ではある。
ここで死んでしまうのも悪くないなぁ~帰ったら霊夢に遺書のひとつでも預けておこう
え?早い?まぁまぁこんな物騒な世界なにが起こるか分からないんだから
僕だって、ほんとのこと言えば霊夢ほど強くないし、いつ死んでも分からないだろうなぁ
「あれ?こんなところに人が・・・・・」
「んえ?」
突如丘下方から声が半分寝ていたのであほみたいな声しか出なかったけど
「ここは危ないですよ?」
そこにはうさみみブレザーとか言う見事にファンタスティックな格好の子が居た。
そのこによると、ここは妖怪が結構出てくる地帯のようで、ならなんで君いるんだよ
一人は危険だから云々の流れで・・・・・・
「それで、ここはどこだ?」
「永遠亭ですよ」
「え、永遠亭?」
「はい、まぁ~診療所みたいなところだと思ってください」
「お、おう...」
まぁなんというか凄いところに連れて来られた・・・・・みたいだな。
とにかくはここは永遠亭で一般で言う診療所、まぁ医者とか言う職業で普段は薬を作ってるけど
え?薬を作る?・・・・・・まさか僕が連れてこられたのってまさか、いやまさか・・・・・・
「ししょ~!人拾ってきました」
「言い方気をつけろよ」
ファンタスティックが師匠という人を呼んで程なく、まぁまた一風変わった格好の人が出てきた。
「あれ?見ない顔ね、私は八意永琳よろしく」
「え?りんの人いたじゃん」
「なんの事かしら?」
「ゆかりん同盟の色々で」
「あれ?まさか最近入った香織って子あなたなの?」
あれ?僕のこと知られてる?考えられることはまぁ紫あたりが普通に言ってしまう事か
いきなり初対面の人に自分の名前を言われるもの、結構不思議な感じがあるけど
まぁそこは適当な対応をして、ちゃんとしないと
「ええ、まぁ」
「男だったのね、本当だったとは」
その後の永琳によると話を聞いたのは意外や意外にも幽香だと言う。
まぁさとりに聞かされたなんていわれたら僕は腰を抜かす気がするんだが
名前と性別だけを聞かされたみたいで、どうやら半信半疑、今となっては驚きだそうだ。
「それで、死んでからここに来たの?」
「まぁ、そういうことになるかも」
「それって転生?」
「転生?なんですかそれ」
「いや、まぁいいわ忘れて」
「あ、はぁ~」
転生ってなんだろうか、この世界には僕の知らない言葉が多すぎる
そんなことを気にしていたら僕自身持たないと思うんだけどね。
スルースキルってすごい大事なことだと思うよ、皆も頑張って習得してみてね。
「うどんげ!」
「あ、今行きます~!」
「い、今の声って」
「ここの主の輝夜の声ね」
「輝夜ですか」
輝夜とは永琳情報をかいつまんで説明するとニート、ヒッキー、ゲーマー、不死身だそうだ。
最後の一言を除外するとしてほとんど僕と同じだな、ヒッキーに関してはなりたかった訳じゃないけど
ゲーマーか、ぜひ一度なにかしらのゲームで一戦交えてみたいものだが「ならやりなさい!」
りょーかいです、お姫様...
「何をやるの」
「基本なんでも」
目の前にいたのは寝癖が付いていることを除けば大方美人な人だった。
後部屋の状況は込まないものとする、重要だけど容姿には関係ないから
「じゃあ、今私のやっているこれを」
「え~と...ずいぶんと王道なゲームをやるんだな」
「王道は基本的に楽しいから王道なのよ」
う~ん、分かる気もする確かに王道は楽しくなければヒットしない、でも
あまりにも王道すぎやしないか?楽しいから良いけど、ちなみに僕はこれは得意だ。
「あ、あ~甲羅が!」
「緑に当たったのか」
「ええい、直ぐ持ち直すわよ」
そう某おひげのカートレースである。
輝夜自身いつもやっているとの事だけあって上手いといえば上手いのだが
「このゲームは頭も使うんだよ」
「え?」
さぁ輝夜、僕の本気を見るが良い、絶望の淵に叩き落してやる。
「何よ、さっきから後ろにぴったりくっ付いて来て」
「それこそが僕のやり方なんだよ」
「まぁいいわ私が勝つわよ」
その自信いつまで続くことやら、まぁいいや今丁度最後の周回に入ったところで
少し距離を取ってアイテムを獲得...緑甲羅か、最高のアイテムじゃないか
「あと少し、もうすぐで勝てるわよって・・・・・・・え?」
「残念だが君が僕に勝てるのは僕が死んだときだ」
「えぇ~ほんとの寸前で止められたー!」
「油断してるから、蛇行されたら厳しかったけどまっすぐだったから狙いやすかったよ」
輝夜は今にもぐぬぬ...といわんばかりに歯を食いしばっている。
余程あの位置から逆転されたのが答えたのだろうか...まぁこうなってくれれば話は早い
このモードはいくつかのコースを走って総合順位を決めるものである、つまり出だしが肝心
後はそこからいかに相手をおちょくりながら冷静さを失わせるのかで勝敗が決する。
つまりいらいらさせればいいんだ、例えば...
「ここは下からモグラ出てくるからな」
「そうね、気をつけないといけないわね」
「おっとあぶねぇ」
「あー!今わざと当てたでしょ!モグラが!」
なんて風にやってしまえば勝った勝ったやりかたは汚いけど勝ちは勝ちなので
でも、この結果に完全に不服そうな顔をしている人が一名、そう当事者だ。
「あんなこざかしい手を使うなんて」
「なら輝代もやればいい」
「ぐぬぬ...」
あ、今ぐぬぬって言った、まさか本当に聞けるとは予想外だった。
結局何回も再戦を申し込まれるも結果はお察しを、感情を逆撫でしまう結果になった。
負けるのが分かってて勝負を挑みものの見事に散っていく様はある意味圧巻だった
結局体調は吹っ飛んで以降快調です。
はぁ、休めると思ったのに、だいぶ惜しいことしたなぁ~
押し切れれば帰れたのに...




