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東方天武伝  作者: SKN
1章プロローグ
12/24

人は忘れる生き物です

あ~咳が止まらない、風邪じゃなさそうだけど

一体何なんだ、のど飴でもなめてやろ

「あれ?いつのに?」


「今さっきよ」


「え?」


妖夢が完全に状況を理解できていないみたいで、仕方ない事なのだが

門番していたはずなのに、気づかぬうちに侵入されているなんて僕でもびっくりする。

とりあえず、少々混乱しているみたいなので一から全て妖夢に説明すると


「あ~そういうことでしたか」


納得していただけたようだ。

関係ないけど、この量の食事を作って、休まずに門番ってだいぶ常識を逸脱しているような

ヨーロッパの子供労働者じゃないんだから、暇があってもいい気が...

でも、妖夢自身別に気にしている事でも無さそうだから僕がとやかく言う必要は無いけどね

納得したけど、何か引っかかるものでもあるのか明らかに表情に出ていた。

なんか、僕らとしては普通に来ただけなのに、悪い事したみたいになっちゃっている。

ま、そこは妖夢の心境によるから僕としてはコントロール出来ないし仕方ない感じではあるけど


「それで、何か用でもありましたか?」


「この前妖夢が香織にきてくださいって言ったらしいから来たわよ、ね?」


「まぁな~」


「そういえば、そんな事もありましたね」


そういえばって、忘れてたのかよ大丈夫かよ、完全に社交辞令で言いやがったな

くそ、簡単にだまされるんじゃなかった、妖夢に悪気は無いだろうけど

僕は地味に心にくるぜ...あれ?これって妖夢も同じ?奇遇だな

とにかく、来てください言われて来ただけって言い方も変だけど結論だけだすと

用事があって来たわけじゃないから雑談って言う形を取りそうだけど

なにせ僕が面識薄いからあんまり話題が無いっ!ごめんね3人とも、でも無いなら無いなりに

話題は作れるみたいで自然と今まで起きた異変総復習みたいになってきて...


「あそこで幽々子が変な出来心抱くから~」


「悪かったわね、桜の満開が見たかっただけよ」


「ならそこら辺の桜でいいのになんでよりにもよってあれを...」


「あれだからよ、私にも色々理由があるわよ」


「おかげで大変だったんだから」


とりあえず、けんかはやめましょう、みっともないですはい...

その後そのアレとやらを満開にする要因となった文献を妖夢と二人でこっそり読むと...

あ、けんかに夢中の二人はぽい~で


「これで、記述がないと」


「そうですね」


「ふ~ん」


「何かありましたか?」


「いや、何も」


僕が思うにこの埋葬されてるのって幽々子なんじゃないか?まぁ憶測でしかないけど

またここに来るときの霊夢との会話で幽々子の能力を聞いたときにこれと酷似してるし

そもそも、自分で自分の能力を使って自分を殺めるなんて、これは知らないほうがいいかもな

それにその場で桜の下のものが復活しても幽々子は消えるし、今が亡霊なのなら

生き返った本体の影響で消えてしまう、なんとも皮肉めいた話の仕上がり方だな。

とは言うものの本人はほんとにただの出来心だったみたいで今ではどうでもいいらしい


「それで?次が夜が明けなくて、私の前は太陽が隠れたと」


「そうね、そういうことよ」


「この世界において太陽って不憫ね~邪魔者じゃないかしら?」


「それは人によるわよ」


「私は太陽は出ててもいいと思うんだけどね~」


「吸血鬼には太陽は邪魔なのよ」


「なら今度にんにくでも紅魔館にばら撒いてみようかしら?」


「さすがにそれはやりすぎよ」


なんとも物騒な会話をしているみたいだけど、こっちはこっちで色々聞いている。

ここ幻想郷は異変と言う変わったこの世界でさらに変わった事が起きるみたいで

僕が居るときに来る可能性もあるし、あるだけの情報は頭の中に突っ込んでおけばいい

あって困るものじゃないし、僕の頭の容量も全く問題ないし、ただの新参なんですけどね僕

よくよく話を聞いていくと僕が思うより数多くの異変とやらが起きているみたいで

今後のうんたらに非常に参考になりそうで何よりだった、妖夢がさらっと終らせてくれた

歴代異変の紹介もあのお二人さんは全く進んでいないらしく、それどころかなかなかマジの

言い争いになってきたので、僕らはいったんそれを無視し、また会話に乱入する。

入らないとなかなか危ないってぽかったので...


「明らかにここは霊夢が変なことするから~」


「私?私のせいなの?」


「はい、お二人さん方言い争いはそこまでにして~」


「異変を振り返るものいいですけど、他に何かありませんか?」


「香織、邪魔しないで、これは私と幽々子の争いよ」


「そうよ、妖夢変なところで入らないで頂戴」


お互いに何がなんでも譲らない状況で火花が散る、もう着火できそうな勢いだったけど

そこは僕たちが何とか制して二人の仲裁を試みようとするもやっぱり火着いてたね。

多分流れとしては幽々子が何かを言って霊夢が反応したんだろうけど、霊夢大人になろうぜ...

仕方ないし、このまま弾幕飛ばされても困るし僕たちが手を引かせてもらおう。


「霊夢今日は帰るか」


「え?何でよ、まだ結論ついてないわよ」


「着く前に白玉楼消えそうだからな」


何を言っても聞かなさそうなのでここは無理やり帰らせる事に僕が霊夢をひょいっと

持ち上げると、簡単に持ち上がってしまった、そのまま米俵を担ぐ要領で持っていくものの

霊夢が非常に騒がしいので、少し歩いてから降ろして一言


「おい、聞こえるか?・・・・・・・帰るぞ」


「分かったわ帰りましょう」


「よし!帰ろう」


白玉楼の庭に出たところでお邪魔しました(本気のお邪魔しました)の意味をこめて一礼

その後に霊夢におんぶしてもらって空を飛ぶ、やっぱり今まで空を飛ぶ経験が無かったから

何回やっても慣れないものは慣れない、この心臓がきゅうってしちゃうところ

まぁ分かりやすく言えばジェットコースターあの感じ、高いところは別に苦手じゃないけど

これは状況があまりにも特別すぎて、もうなんとも言えなくなって来る。

まぁ一応喋るぐらいの余裕は出来るようになってきたんだから全く問題はないんだよね。

障害物が一切無いから最短距離で行くことが出来る、やっぱり気づいたら着いていた。


「ほら~香織、着いたわよ」


「おう、どうも」


博霊神社の庭にゆっくりと降り立った僕たちは「いてっ!」なぜか乱雑に地面に放かられた。

あれ?僕って何か悪いことやってないよね、僕の記憶が正しければ無いよね。

たまにはミスもあるよね、そう思っておこう人は知らないほうがいい事もあるし

忘れておいた方がいい事もある。

【人は忘れるから生きれるでやんす、いちいち全部覚えていたら辛くて生きていけないでやんす】

by亀田

うん、パワポケパワプロ全部あわせても多分最高の名言だと思う。

ゲームの話を持ち込んでしまったよ、でもやっぱりすごくどうでもいいけど

パワポケの女の子たちの終り方が不遇すぎて泣けてしまう。

なんだよ、着いてる首輪が爆発する前に私から離れてって感じになって

主人公の後ろから爆発音が聞こえて、絶対に振り向いちゃいけないとかいかんってあれ

あ、話が大いに脱線した、霊夢がそそくさと中に入っていってしまったので僕もその後を追う。

玄関を入るとすでに霊夢は居なかった、僕は霊夢が居ると思って寝室に入るももぬけの殻

境内に言ってみると霊夢が座っていた。


「香織ったら...いきなりあんな怖い口調で話さなくてもイメージ変わったわ」


今のは一応聞かなかったことにして逃げよう。


「女々しいイメージあったけど、男っぽいところもあるのね意外と」


さて、僕はイメージ変わった発言で地味に怖気づいて寝室に逃げてきた。

嫌われちゃったのかな?嫌われてなければいいけど...あ~もう!

そんな考えが頭の中を堂々巡りして、全然離れない考えないようにと思っても意識してしまう。

ここまで一言でぐさっと来たことも僕は初めてだ、意外と引きずるタイプの僕に最後はこの言葉を


【人は忘れるから生きれるでやんす、いちいち全部覚えていたら辛くて生きていけないでやんす】

脱線したが原因で思いましたけど、パワポケって主人公以外の他の

登場人物がすごい切ない事になったりして野球ゲームじゃないですよね?

僕の記憶が正しければ、女の子が(こういうのは大体女の子)機械だったのかな?

最後に壊れちゃうとかあって、ハタ人間とかでもそうだけど

ストーリーが重すぎやしませんかね・・・・・・・・

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