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暴虐皇子のやり直し「同じ失敗は繰り返しません!」  作者: nayaminotake
第一章 暴虐皇子のやり直し開始

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第12話 暴虐皇子とデスセブン

楽園城から学園寮に戻ると早速明日からの行動を確認した

まず、ここで注意しなければならない人物は7人、俺はこれをデスセブンと勝手に名付けた

一人目は、リリス=ミョルニル。彼女に関しては、関わらないという選択肢はあり得ない、俺の当面の目標はリリスの名誉回復だ

取りあえずは、近しい者へ今回の婚約破棄は俺の失態である事を説明して回る所から始めるしかない

それで、リリスが怒りの矛先を収めミョルニル侯爵の不興を鎮めてくれれば良いが・・・まぁこの程度で溜飲が下がるなら苦労はしないか・・・


で、次がグネビー=ロルヴァ、説明不要のクソビッチ悪女

今冷静になって考えれば何故この女に入れ込んでいたのか、自分で自分を殴り飛ばしたくなる

いや、違うこの女は出会った時から俺の望む言葉や、欲しい物を与えてくれた・・・


『アーサー様は、疲れておられるんです。私と街のお祭りに参加してみませんか?』


『フフ、この鳥串、値段も手ごろで美味しいんですよ?私大好きなんです』


『・・・皆、アーサー様の苦しみを分かっておられません・・・リリス様も・・どうしてアーサー様を理解して差し上げられないのか・・・私なら・・』


『!?な、何でもありません!!これは・・そう!これは階段で転んで・・・転んで・・・うっ、うっ・・だ、大丈夫ですから、私が何とかしますから・・』

『リリス様は、私がアーサー様の近くに居るのが面白くないんだと思います・・・当然ですよね・・婚約者であるリリス様を差し置いて男爵家の娘が・・・っ!?ア、アーサー

様!?』


『フフフ、私アーサー様とこうなった事・・・後悔してません、例え結ばれない想いだとしても、この想いだけは・・・え?私を!?う、嬉しい・・アーサー様、私もお慕い申し上げております!!』


あの時は、グネビーの事しか見えてなかった・・・彼女が俺に足りない物を与えてくれ、心の渇きを潤してくれた、だから俺も彼女の愛に応えたかった

だから、グネビーにプロポーズした・・・彼女が傍にいてくれるなら全て捨ててもよいとさえ思った・・・が


結局、落ちぶれる俺を吐き捨てる様に見限り、裏で浮気していた俺の親友だった男と俺の前から消えていった・・・


だから今ならわかる、あの女の言葉も行動もまやかしの偽りだったんだって・・・だから、今後俺はあの女とは関わらない様にすると決めた


その、グネビーと共に俺を裏切ったのが、ランスロット=アガシオン・・・俺の幼馴染で俺の親友、子供の頃から共に育ち色んな事を共有して来た友・・・だと思っていた

俺がランスロットを一番許せなく思うのが、奴が俺の一番傷つくであろうタイミングで俺の元を去った事だ

もっと早くに見限ってくれていたなら、ここまで奴に憎悪を抱く事もなかったかもしれない・・・まぁこれは俺の勝手な逆恨みかもしれないが、それでも最後の玉座の間でのヤツが俺にした仕打ち・・・


『アーサー様・・・アーサー様が逝かれるなら私もお供いたします・・』


『我等の最後が玉座の間とは・・・なんか感慨深いものですね・・・って・・何か燃えるものを用意しなきゃですね・・・』


『さぁこの火薬に火を付ければ、玉座の間とその前の廊下は炎で分断されます・・・よろしいですか?えっ・・・もったいないお言葉・・・このランスロット=アガシオン最後までアーサー様にお仕え出来て・・・本当に・・・本当に・・・』


その後、俺を殴り飛ばし身動き出来ない程足蹴にして、手にした松明を火薬に投げ入れ、俺に吐き捨てる様に侮蔑の言葉とグネビーを寝取った事を伝え燃え盛るドアの向こうへと消えて行ったんだ・・・


奴がいつから俺を裏切ろうと決めたのか、これは1周目も今も不明だ

だが、俺に向けたランスロット・・・奴のセリフを思い出す限りかなり以前から俺に対し憎しみの様なものを抱えていたと推測される


ヴァルハラ皇家とアガシオン公爵家の関係上奴の事を俺から遠ざける様な事は出来ない・・・だからこそ余計に奴への接し方には注意が必要になる


次は、ルシウス=フロスト……俺の一つ上の最上級生にして生徒会長、フロスト公爵家の長男、銀髪に眼鏡、無口にして冷徹な男……という言葉がピッタリの男

頭脳明晰、武芸にも秀でており、先の世代最優秀生徒だったヒルダに次ぐ世代ではまさに筆頭といえる男


この男とは1周目の時からあまり関わり合いにはなっていなかったが、どうやら先輩でもあったヒルダに想いを寄せていたらしく、俺がヒルダを政務の要職から外しニーベルンゲン伯爵領へと追放した事を逆恨みし、帝国貴族にありながらミョルニル侯爵の立ち上げた反乱軍へと参加

そこで軍師として、様々な軍略を打ち立てミョルニル侯爵軍の快進撃を演出したのだ、アドルが聖王ならコイツは「神算鬼謀」と、呼ばれる事になる


ヒルダに恋慕しているとするなら、ヒルダに世話をされている今の俺に反感を持っていてもおかしくない、奴の行動には注意するに越した事は無い


そして、次にカリン=バーネット伯爵令嬢とミレーユ=フォルス伯爵令嬢だ……この二人は元々リリスの腰巾着の様な立ち位置だったのだが、俺から婚約破棄されたリリスに早々に見切りをつけ、グネビーを取り込み、陰湿な嫌がらせをリリスに対し始めた主犯格だ。

アドルによって邪魔されなかなか思う様にリリスに手が出せない状況になると、実家の力を使い犯罪組織「暗殺ギルド」に依頼しリリスを誘拐・・・大勢に慮辱させリリスの自尊心を壊し、ミョルニル侯爵の権威を完全に失墜させ追い落とす事を目論むも、アドルの活躍により寸前でリリスは救出され事無きを得る


その後、ミョルニル侯爵の私設騎士団と共に暗殺ギルドを壊滅させたアドルにより、バーネット伯爵とフォルス伯爵の関与が暴かれ、二人は学園から追放、両家は領地没収となり平民階級へと落とされる事になる

その後、二人がどうなったのかは不明だがこの二人がリリスに対し余計な嫌がらせを始めてしまっては、俺がリリスの名誉を回復させる可能性は限りなくゼロになってしまう


そして最後の一人は・・・・


〇翌日帝国貴族学園 特級クラス・・・通称「Sクラス」


「それでは、授業を始めます皆さん席に着いて下さい」


ここは俺の通うSクラスの教室・・・教室には20名程の高位貴族が授業を受ける為に席についている

先程名前を挙げた内、男爵家のグネビーと学年の違うルシウス以外は全員同じクラスだ


俺の隣にはランスロットが座り俺の分も含め授業に使う教材を用意している


講義場の様な作りの教室は黒板のある教壇が一番低い所にあり扇形に机と椅子が配置されている、俺は最上段の席が指定席となっておりリリスは真ん中の一番前

いつもならその左右へ座るカリンとミレーユは離れた場所に座り、なにやらリリスの方を見てヒソヒソと相談している様子だ、まぁどうせ良からぬ事を相談してるのだろうが・・・


隣のランスロットはニコニコ笑顔を向け俺へ授業に必要な教材と今日の講義の範囲を説明している・・・


そして今目の前の教壇に立つ、パーマがかかった紫髪の眼鏡美女・・・ムチムチの身体に短すぎるタイトスカートから黒いレースのストッキングをチラつかせ男子生徒共を誘惑するサキュバスの様な教師・・・俺たちの担任、ジャヒ―=ミリアーデ・・・ミリアーデ男爵家の出自という話だが


この女はルト王国のスパイ・・・そして七番目の要注意人物だ




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