4話
授業と授業の合間の休憩時間、新刊のネタが落ちてないか城内を練り歩く僕です!
城内を散歩して、ついでに体力をつける!
創作活動において体力は必要だからね!
あっ!リアン兄上とライリー兄上が剣稽古してる!
かっこいいなぁ!
汗で濡れていても、絵になる爽やかイケメンのリアン兄上と、
水も滴るいい男を体現しているワイルドイケメンのライリー兄上の模擬戦、すごい迫力!
…次は騎士×騎士の同僚ものとか良いかも…
ジッと見ていた僕に気づいたリアン兄上が声をかけてくれた。
「やぁミオ、一緒に稽古をしないかい?」
「…今は授業の休憩中なので、参加したら眠たくなっちゃいますので、ご遠慮します!」
僕は『お二人を題材にした新刊の話をまとめたいから嫌です。』という本心をなるべくオブラートに包みやんわりと断る。
「フン!そんなんだから、なよっちぃんだろ、ほら!」
そう言ってライリー兄上が僕の腰をガシッとつかむ。
…距離なし世話焼き系攻め…うーん、受けもアリだな…
それにピクりと怒ってるような笑みを浮かべるリアン兄上
「そんなに乱暴に触ってはミオがびっくりするだろう?」
とリアン兄上がライリー兄上の手を僕から剥がそうとする。
…独占欲強め受け…攻めでもいいな…
ムキになったのか力を込めるライリー兄上
「はっ!なんだ?こんなんでびっくりするなんて、それこそ鍛え足りねぇだろ!」
わぁなんか、バチバチしてる。
…そんな事より今のネタに使えるな…ありがとう兄上たち…メモメモ。
僕は休憩時間が終わるまでターコイズの瞳とグリーンオニキスの瞳のどちらを攻め受けにするかを考えるのであった。
長男×次男か、次男×長男か。