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23話


今日も今日とて魔王サマと一緒に、城内散歩(ネタさがし)をするよ!

あれ?リアン兄上のお部屋からご学友のレオン様とクリス様が出てきた。ご挨拶しとこ!

「レオン様、クリス様!こんにちは!」

「やぁ!ミオくん、こんにちは。今日は、授業はお休み?」

クリス様は、“よっ”と片手を上げるだけだった。

「今は、次の授業までの休憩時間で、息抜きをしていたところです!」

「そっか、息抜きは大事だもんね。…ところで――」と、レオン様が魔王サマと――魔王サマにメンチ切ってる?クリス様を交互に見る。

「……。」

「…なんだ、貴様…(ドスッ)グッ!」

ツッコミ(物理)を入れる僕。

隣国の王子様だよ!!現在進行形だと魔王サマが下だよ!!

……双子小悪魔×押しに弱い系魔王様!?…

俺様魔王様×落ちこぼれインキュバス双子…?!

ふむ、良き…

「もしかして、彼が“噂”の新しい従者さんかい?」

「はい、レオン様!僕の新しく雇った従者です!噂になってるんですか?」

「あぁ、リアンが『ミオが従者を連れてきた…』荒れていた。」

クリス様が答えてくれる。リアン兄上が荒れていた?…想像つかないかも!

クスクス笑いながらレオン様が教えてくれる。

「そうそう、前の代表会議の時『ミオに変な虫が…』って凄かったんだから!」

「…余を、虫扱いだと?葬ってくれようか―――(ゴッ)ッ!」

「わぁ、綺麗に決まったね。」

「…良いフォームだ。」

「ありがとうございます!レオン様、クリス様!」

指輪の能力を使うより、こっちの方が楽だったりするんだよね!

「あ、そうだ、ミオくん。今度うちの国に遊びにおいで。僕たちの弟と友達になって欲しいんだ。」

「レオン様とクリス様の弟様、ですか?」

「そうだ。…歳の近い子があまり居なくてな。話し相手になってやってほしい。」

「あっ!あと、僕の婚約者も連れて行くね!――(パシンッ)」

「レオン、やめろ。アッシュ様に“また”嫌われるぞ。」

…そっか、婚約者の存在を忘れてたな…お相手が居る方をBLのモデルにするなんて―――

ま、バレなきゃセーフだよね!

…魔王サマ、呆れた顔してこっち見ないでくださいよ!

「レオン様、婚約者様に“また”とは、どうしてですか?」

「…レオンは…アッシュ様が、好きすぎるんだ。」

…溺愛双子攻め×口下手受け…クールスパダリ×奴隷双子…

可能性は無限大!!

「“好きすぎる”なんて、そんな軽い言葉では済すまないよ!!一目見た時から、運命が―――」

こらっ!魔王サマ!“コイツ、マジか”みたいな顔しないの!!相手は隣国の王子様だよ!!

「レオン様は、婚約者様のことを、深く愛しておられるのですね!どんな方なのですか?」

「ッ!?いけない!!」

「よくぞ、聞いてくれたね!ミオくん!アッシュはね!!―――」


…そのあと、僕は人生初の“胸焼け”を体験した。


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