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王子、脱稿しました!  作者: 邑輝 麻斗
番外編とか
15/54

11話

今回も少し短いです。

ある日昼前

お父様から呼び出され広間に集まる兄様たち達と僕。

原稿をギリギリまで描いてて最後に到着した僕がが見たのは―――

――メガネをかけた兄達(パラダイス)だった。

「似合うだろうか?…この、メガネというもの。」

オーバル型のメガネをして、柔らかく微笑むリアン兄上。

ヒェー!!物腰柔らか受けもしくは鬼畜上司攻めーーー!!

「は、はひ」

「俺はどうだ?キマッてるだろ?」

ウインク付きで、スクエア型のメガネをかけてるライリー兄上。

あかーーん!ツンデレ受けもしくは執着攻めーーー!!

「おぅふ」

「変、じゃないだろうか?」

ラウンド型のメガネをかけ、不安そうに小首を傾げるアイゼア兄様。

知的優等生受けもしくは腹黒年下攻めーーー!!

「はわわ」

「お前はどんなやつ、貰ったんだ?」

そう言ってボストン型のメガネをかけた、ワイアット兄様がガバッと僕に抱きついてくる。

け、警戒心ゼロ距離受け、もしくは俺様系ショタ攻めーーーー!!

「ふへぇ…」

…そして…僕は、溶けた(心情的に)

「王子様方!これ以上、ミオ王子に近づいてはなりません!!(供給過多で)死んでしまいます!!」

(わたくし)は執着攻め×物腰柔らか受けが良いと思います!)

エマがちゃっかり希望のカプを伝えてくる。

「王子!!しっかり新刊あげるまで死ねませんよ!!」

(私的には腹黒年下攻め×ツンデレ受けを所望します!)

…エリ、君もか

「…フヒィ…フヒィ…ここ、酸素…薄くない…?」

「うわー!!王子!深呼吸ッス!!ヒッヒッフー!!

1+1は!?」

「「…無限だーい!!(カップリング的な意味で)」」

エナと一緒に叫ぶ。

危ない、危ない。死んでる場合じゃなかった。


後日、エナに聞いたら「全部のカプがみたいに決まってるじゃないッスか!」

と言われた。



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