11話
今回も少し短いです。
ある日昼前
お父様から呼び出され広間に集まる兄様たち達と僕。
原稿をギリギリまで描いてて最後に到着した僕がが見たのは―――
――メガネをかけた兄達だった。
「似合うだろうか?…この、メガネというもの。」
オーバル型のメガネをして、柔らかく微笑むリアン兄上。
ヒェー!!物腰柔らか受けもしくは鬼畜上司攻めーーー!!
「は、はひ」
「俺はどうだ?キマッてるだろ?」
ウインク付きで、スクエア型のメガネをかけてるライリー兄上。
あかーーん!ツンデレ受けもしくは執着攻めーーー!!
「おぅふ」
「変、じゃないだろうか?」
ラウンド型のメガネをかけ、不安そうに小首を傾げるアイゼア兄様。
知的優等生受けもしくは腹黒年下攻めーーー!!
「はわわ」
「お前はどんなやつ、貰ったんだ?」
そう言ってボストン型のメガネをかけた、ワイアット兄様がガバッと僕に抱きついてくる。
け、警戒心ゼロ距離受け、もしくは俺様系ショタ攻めーーーー!!
「ふへぇ…」
…そして…僕は、溶けた(心情的に)
「王子様方!これ以上、ミオ王子に近づいてはなりません!!(供給過多で)死んでしまいます!!」
(私は執着攻め×物腰柔らか受けが良いと思います!)
エマがちゃっかり希望のカプを伝えてくる。
「王子!!しっかり新刊あげるまで死ねませんよ!!」
(私的には腹黒年下攻め×ツンデレ受けを所望します!)
…エリ、君もか
「…フヒィ…フヒィ…ここ、酸素…薄くない…?」
「うわー!!王子!深呼吸ッス!!ヒッヒッフー!!
1+1は!?」
「「…無限だーい!!(カップリング的な意味で)」」
エナと一緒に叫ぶ。
危ない、危ない。死んでる場合じゃなかった。
後日、エナに聞いたら「全部のカプがみたいに決まってるじゃないッスか!」
と言われた。