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悪役令嬢のはずですが、悪役じゃないのは何故ですか?  作者: 希空 蒼
第4章 ソーダライト

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第79話 建物からの脱出

 三人は急いで出口に向かう。


 歩ける程の揺れではあるが、建物が崩れ始めている。


「ヘルヘーニル殿下はどちらへ向かったのでしょう?」

「あいつは皇宮に居る聖女の元へ行ったんだろう」

「え?でも、ここが皇宮のはずでは?」

「ここは魔法で作られた偽物で、あの崖から近い場所に急に現れたのがここだ」

「そうだったのですね。それで…」


 どうりで痕が残っていた訳だ。

 アクストと合流が早かったのもこれで頷ける。


 それに―


(ではアルドリック殿下はそちらにいらっしゃるのですね…)


 ヘルヘーニルの狙いがソフィアだと仮定するならば、一番狙われる危険性があるのはアルドだ。

 アルドがソフィアと別れてから半日が経っている為、身体に異常が出たりしているかもしれない。


 一刻も早くヘルヘーニルと決着を着け、アルドの場所を聞き出さなければ。


 この建物から出た先は崖のすぐ近くの森だった。


「ここからすぐ海辺の方へ行ける。その後は馬車で向かう」

「分かりました」


 ヴァイゼが道を良く覚えてくれているおかげで、最速で皇宮に迎えている。


 トイフェリンだけだったら道に迷い出られず仕舞いで、建物が完全に崩壊して中から出られなかっただろう。


 海辺まで着き、乗って来ていた馬車に乗り込み急いで皇宮へと向かう。


 その間、、トイフェリンはヘルヘーニルから聞いた話を二人に詳しく説明をした。


「あいつの狙いが聖女なのは間違いないだろう」

「やっぱりそうですか…」


 ヴァイゼは話を聞いて、ヘルヘーニルがソフィアが目的だと確信したようだ。

 それから、その目的によってトイフェリンに危険が及ぶことを予測していて、アクストを連れて行かせた後ヘルヘーニルが居なくなってから急いで自分も向かったとのこと。


「ヴァイ殿下は私たちが居なくなった後、ヘルヘーニル殿下と何があったのですか?」

「時間稼ぎで適当な話をされ、最後に『彼女に何もないといいね』、と吐き捨てていった」

「本当に性格悪いな。聖女にだけは良い顔して、それ以外の扱いは雑だしどうでもよさそう」


 アクストは相当ヘルヘーニルに不満があるようだ。

 馬車の中には信頼している者しかいない為、身分を気にすることなくヘルヘーニルを侮辱している。


「ソフィア様の話によるとアルドリック殿下は、ヘルヘーニル殿下とどこかへ行ってしまわれたそうです」

「それってかなり不味いね。聖女と婚約してるアルドリック殿下なんて邪魔でしかないし、始末される可能性も」

「もしくは行方不明にするつもりだろうな」

「そんな…!!」


 そうなる未来を想像してしまい、背筋が凍りついた。

読んで頂きありがとうございました!

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