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悪役令嬢のはずですが、悪役じゃないのは何故ですか?  作者: 希空 蒼
第3章 マラカイト

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第67話 復興を終えたエッセン

 それから着々と復興は進んで行き、もう終わりが近づいていた。


 街の修繕も数日で元通りにまで直され、機械などはヴァイゼの言葉通り二日で終わり、その後街の方を手伝っていたらしく更に復興が早くなっていったように思う。


 この期間にトイフェリンはヴァイゼが手伝っていた所を目にすることは出来なかったが、街の人に聞いてみるとそれは尋常じゃない早さだったようだ。

 実際に目にしたアルドとティーフが真似をしようと試みるも、断念したらしい。


 畑の方もエーデルとアオスから物資が届いてからあっという間に終わった。


 ソフィアの提案した肥料は後に化成肥料と名付けられ、他国にもその肥料が知れ渡ることとなった。

 その功績も相まって、エーデルとエッセンは今後も交易することを決定しより国が繁栄していきそうだ。


 やはり物語通り、アルドとソフィアが婚約したことでエーデルはより良い国へとなっている。婚約を破棄して物語よりも色々上手く行っているのではないかと、未来への不安が少し減ってきていた。


「それでは、僕たちは先に国へ戻ります。これからのエッセンの更なる繁栄を願っています」

「来てくれて助かったよ。ありがとう」


 誰かに呼ばれて来ていたエーデルの二人は、もう自国に帰るとのことだった。結局誰に呼ばれていたのかは知ることが出来なかったけれど、そのうち分かるだろう。


 それから、ティーフはソフィアに対して特別な感情を抱いているようには見えなかった。ヴァイゼの時もそうだったし、アルドとすでに婚約していたらソフィアに恋心は芽生えないのかもしれない。


 お別れをした後、執務室へと向かい再びティーフとゆっくり話をする時間をとることが出来た。


「アオスにはどうお礼をするべきかなー?一番助けて貰ったし、両親にもちゃんとお礼をするように言われたけど、何がいい?」

「それは勿論、お前の行動の裏を話すに決まっているだろう」

「やっぱりそう来るよね。普通国政の利益になるようなこと頼むのに」

「これも利益になることだ」


 ヴァイゼの表情は今までとは違って、不機嫌だとか怒っているのではなく真剣な顔をしている。


「…仕方ない。その代わり僕の身の保証とかは頼むよ」

「そんな命の安全に関わる重要な話なんですか?」

「そうだよ。それに命だけじゃなくて国の未来も危ない。だから話すのを躊躇ってたのに」

「分かった。保障すると約束しよう」

「助かるよ」


 室内には緊迫した空気が漂っていた。


 これで誰がアオスの情報を調べようとしていたのかが分かる。



 

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