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悪役令嬢のはずですが、悪役じゃないのは何故ですか?  作者: 希空 蒼
第3章 マラカイト

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第48話 パーティー会場へ到着

 婚約パーティー当日。


 トイフェリンは全ての準備を終え、ヴァイゼの待つ馬車の所へ向かっていた。


(ヴァイ殿下がどんな姿になったのか楽しみです!)


 城の門を抜けヴァイゼの元へ辿り着いた。


 トイフェリンの選んだ服を身に着け、前髪を少しかきあげていた。

 今までの身分を隠すための服や挨拶に行った時とは違い、ちゃんとした正装を着ているのは初めて見る。


「とてもかっこいいです!」


(前にお礼でプレゼントしたネクタイピンも付けて下さっている…。嬉しいな)


「フェリンも良く似合っている」

「ありがとうございます!」


 正装を初めて見るのはヴァイゼも同じで、トイフェリンが全身を着飾って顔に軽く化粧しているのを見て驚いているようだった。


「では行こう」

「はい!」


 いつも通りヴァイゼの手を取り馬車に乗る。

 向かう場所はアオスの中で一番大きい、皇宮の中にあるホールだ。


 馬車の中で二人は、今回のパーティーの作戦の最終確認をしていた。


「パーティーにはエッセンの皇太子は来ないようだ。パーティーの日程が発表されてから入国した者の中に名義が無かった」

「そうなんですね…。居て下さると一番話が早かったのですが、仕方ないですね」

「皇太子と仲の深い貴族は来るようだから、その者には俺が話しておく」

「分かりました」


 トイフェリンはエッセンの皇太子にも会ったことがない為、一度会って見たかったのだが来ないと聞いて少し残念に思う。


 エッセンにはエーデルからだと一番遠く、お互いにパーティーなどに出席するのが難しかった。

 行くには必ずアオスかメーアを通って行かなければならず、一週間以上も掛かってしまう。

 

 だからアオスだったら来てくれるかもしれないと期待していたのだが。


 けれど竜巻が発生したらエッセンに行くことになるから、その時に会えるだろう。


 そして馬車は会場の前に止まった。

 外からでも人がたくさん集まっているのが分かった。


「凄い人数ですね!」

「こんなに来るものなのか?」


 ヴァイゼは社交の場をあまり見たことが無いようで、人の多さに少し顔をしかめていた。


「会場が大きくアオスの皇太子の婚約パーティーということに加え、今まで顔を出していなかったヴァイ殿下の顔見たさに来る方々が多いのだと思います」

「……そうか」


 ヴァイゼは重い腰を上げ馬車を降りトイフェリンに手を差し出す。

 トイフェリンはその手を取り、そのまま会場の前まで進んで行く。


 会場の外に居た人たちからの視線が二人に集まっている。


 入場する扉の前まで来たところで一旦立ち止まり、ヴァイゼはため息をついた後トイフェリンに目を向け見つめる。

 トイフェリンが反応するとヴァイゼは微笑み、口を開いた。


「フェリンが居れば頑張れそうだ」

「では、一緒に頑張りましょう!」

「そうだな。後、俺から出来る限り離れないでくれ」

「はい!」


 そして扉は開かれた。

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