第47話 婚約パーティーの準備
パーティーの準備は想像以上に大変なものだった。
トイフェリンは招待状を書かなければいけなかったのだが、エーデルよりも貴族の人数が多く書く量がとても多かった。
それだけで一週間の半分の日数が無くなってしまっている。
今は自室でリナと、パーティーで着るドレスの試着をしていた。
ドレスはヴァイゼが選んでくれたもので、トイフェリンが招待状を書いている内に作られ今朝届いたばかりだ。
今回はお互いに色を揃えるだけでなく、相手の色を取り入れた服装になっている。
トイフェリンのドレスは白色をベースとした生地に、光が当たるとヴァイゼの髪色と同じの銀色がキラキラと光る。それから目と同じの青い宝石が散りばめられていて、見ただけでヴァイゼの色だと分かる。
「前も思ったんですけど、殿下って服のセンスがとても良いですよね!ちゃんとお嬢様に似合うものを選んでいます!」
「私にはどれが自分に似合うのか分からないから、いつもリナやヴァイ殿下が私に似合う服を選んでくれて助かっているし嬉しいの」
「喜んでくれていて私も嬉しいです!今回のドレスもとってもお似合いでお嬢様が最高に可愛いです!!これなら他の貴族の人たちもお嬢様の虜になって、殿下がヤキモチ妬いたりして?!」
「ありがとう!ヴァイ殿下もヤキモチを妬いたりするのかな?」
「妬くと思いますよ?帰って来たらたくさんお話し聞かせて下さいね!」
「うん、分かった!」
ドレスの試着を終え、他の準備へと取り掛かっていた。
ちなみにヴァイゼの服装は逆にトイフェリンが選んでいて、白色ベースの生地は同じでネクタイや装飾にトイフェリンの紫色が取り入れられている。
「そういえば、殿下はお嬢様の試着を見に来ると思っていたんですけど来ませんでしたね。忙しいのでしょうか?」
「忙しいとは思うけれど、実は当日までお互いに服装はお楽しみということにしていたの」
「お楽しみだなんて素敵ですね!」
「早くヴァイ殿下が私の選んだ服を着ている姿を見たいなぁ」
「きっと殿下も同じことを思ってますよ!」
「そうだといいな…」
トイフェリンは自ら提案してパーティーの準備はほとんど担当することにしていて、まだまだ準備が残っている。
一度経験しているのと、今後のエッセルの竜巻や食料のことはトイフェリンには難しいということもあり、そのことはヴァイゼにお任せしている。
エッセンのことにトイフェリンも少し関わっているが、あまり力になれていない気がしてもっと領地のことや政治についても勉強をすることにした。
パーティー当日まではお互いにかなり忙しく過ごすことになった。
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