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悪役令嬢のはずですが、悪役じゃないのは何故ですか?  作者: 希空 蒼
第2章 パパラチアサファイヤ

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第17話 目標を改めることにした

「分かった。なら、知り合いに連絡しておこう」

「はい。お願いします」


 そう言い、トイフェリンはダイニングを離れて行った。


 自室に戻って来た彼女は寝具に伏せる。


(このまま物語通りに進んで、やっぱり最後には処刑される運命なのかな…)


 どうにかして物語のイベントを変えれば未来は変わると思っていた。

 しかし考えてみれば、アルドとの婚約は国外追放の婚約破棄から、ただ自ら婚約破棄を選んだだけ。


 国外追放から、留学に変わっただけで、根本的な部分は何も変えれていない。


 ならば根本を変えるような出来事を起こさなければ。

 そうしないときっと未来は変わらない。


 すべきことは、物語通りに進めないような行動を起こすこと。


(例え本当に処刑されても、出来る限り尽くして後悔のない人生だったと言えるように前を見て進んで行かなきゃ。まだ決まったわけじゃないもの、諦めてはいけない!)


 心のどこかで諦めかけている自分に気づかないフリをし、自分を奮い立たせる。


 寝具から起き上がり、早速準備に取り掛かった。



 あれから三日経った頃。

 父の知り合いの準備が整ったらしい。


「本当に行ってしまうのか…?」


 見送りに来ていたシュヴェアはとても寂しそうだ。


「はい。お兄様、体には気をつけてくださいね。それから、私が居ないからって他のご令嬢の方にまた冷たくしては駄目ですからね!」

「分かった、分かった。フェリンが寂しくなったらすぐに帰ってきていいんだよ」


(絶対分かってないじゃないですか…)


 少々呆れつつも、寂しくなったらすぐに帰ってきていいという言葉は嬉しかった。

 とはいえ、自分がトイフェリンから離れたくないだけだと思うが。


「では、行って来ます!」

「いってらっしゃい!」


 本当は心配も不安もあるが、兄にそれを悟られないように精一杯の笑顔を向けた。


 でも、先日行くと決めた時よりも少し清々しい顔をしていた。

 前まではとにかく処刑される事を避ける為の行動を考えていたのを、悔いなく生きれる人生を歩めるように行動していくと決めたからだ。


 そしてトイフェリンはアオスへと向かって行くのであった。


 この先、思いもよらない事が起こるとは知らずに―

読んで頂きありがとうございました!

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