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ブランディングは敵か味方か


「うわー、ムッチャ可愛い!

これ全部おっちゃんが集めたん?」

大阪のフリーマーケットに来ていた

小学生の女の子達がうじゃうじゃ集まって来た。

「これなんぼ?2個買うから負けてぇな!」

小学生とはいえ値引きの交渉力はおばちゃんの域だ

「じゃ、2個で100円でいい?」と僕。


「あかん!友達2人おるから

3個で100円にしてぇな」


訂正!おばちゃんの域を越えてる...


「わかった、じゃ好きな指輪3個選んで」


選んでる時はレディの顔だ。眼がキラキラしてる


「これにするわ!ありがとうおっちゃん

おっちゃんセンスええで!」


「あ。ありがとう」もう苦笑いしか出ない。


学生の頃はセンスのカケラも無かった

彼女が居なかった訳ではないけど

プレゼントのセンスは全く無かった。

彼女にプレゼントしても

「ありがとう!嬉しい」と言われるけど

身に付けているのを見た事が無かった

でも理由を訊くのも怖かった。


大学卒業後、人材派遣会社に入った。

採用広告を出して面接をして登録して

貰って企業から依頼が有れば人材を派遣する

毎日毎日ルーチンワークで三年もしたら

仕事に飽きて来た。


「ねぇ!一真【かずま】

何処か海外旅行でもしてリフレッシュしない?」


と梨香子【りかこ】が唐突に言って来た。


僕はあまり気乗りしなかったが

「うーん、別にいいけど何処に行くの?」

と取り敢えず尋ねると


「韓国はどう?本場のビビンバ食べたい」


あぁ、空腹時にこの言葉は効いた。


「良いね♪ビビンバ」

スグにソウルまでのフライトとホテルを予約した


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