表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
騎士と狂姫は歩く  作者: 御味 九図男
第2章:覚悟
54/226

54.オキャクサン…

「へ…?オキャクサン…」



 アドルフに平手打ちをされ半分程正気に戻っているがまだ状況が掴めていない。



「貴女がケロイ・ハルフートですのね?」



 育ちの良さそうな言葉遣いだ。ケロイは職業上色々な人物と会話するが、この様な言葉遣いをする人物はあまり記憶に残っていない。



「えぇ……。確かにお探しのケロイですけれど…」



「あら、嘘はつきませんのね」



「…………(まるで嘘をついても構わないと言っている様な…いや、嘘をついたところで全てお見通しだという脅し…!?あぁ〜!酒のせいで頭が回らないぃ〜ッ!)」



 運が悪いのか、またはこの状況も全て計画通りなのか…ケロイは酔っているせいで普段の調子を出せていなかった。



「一体どんなご用件ですか…?」



 ケロイが沈黙した為、代わりにアドルフが話を繋げる。


 ちなみにアドルフはいざとなったらケロイを抱きかかえて逃げれるように常に身構えている。



「これは取引ではありませんの」



 女性の方がフードを外す。



「ヒェッ…!!」



 ケロイが悲鳴を上げたのには二つ理由がある、一つは超有名人で権力がある人間だったから。


 そしてもう一つは…



「命令ですわ」



 王国の民に狂姫と畏れられていた存在だったからだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ