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騎士と狂姫は歩く  作者: 御味 九図男
第1章:個性
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5.今日はどのドレスが良いかしら

お姫様視点です

「…ふあぁ…コホン、はしたないですわね」


自然と欠伸が出るが、咳払いをして抑え込む


 朝になると小鳥の囀りすら聞こえないのに自然と目が覚めるのはきっといつもこの時間帯に起きているからだろう



「さて…今日も一日頑張りますわよ」



 不意に、昨日試しに食べてみた魔族が思ったより美味しかったのを思い出す。

 ジューシーでは無かったが、味が好みだった。


 調理法は加熱だけだったからしっかりと味付けすればもっと美味しいかもしれない…


などと考えながら全身を洗浄する魔術を使う



「…ふぅ、スッキリですわね。さて今日はどのドレスが良いかしら」



 一瞬昨日の惨劇を思い出す…


飛び散る血飛沫。身体のパーツ。



「今日は赤で決まりですわね」



そうと決まれば…



しゅるん



 王国の紋章が入っている指輪から赤いドレスが飛び出てくる


 この指輪は王族の血縁者だけが所持を許される特別な指輪だ、別に奪ったという訳では無く自分が王族だから持っている



「…これでよし。うん、似合っていますわ」



 鏡がないので自分の身体をきょろきょろと見る、とりあえず納得したら蒼くて美しいドレスをしまう


しゅるん





「…あら?」



 ドレスを片付けた所で生命反応を探知する魔術に反応がある事に気がついた。

 魔族かもしれないが行く価値はある、もし生存者だったらきっと助けが必要だろうから



「行くしか…ないですわね」

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