29.ここまでの人物と色々な設定①
ここまで見てくださりありがとうございます。
登場人物やちょっとした設定を少し書いておきます。
ー人物紹介ー
◆カロン・ヴァンヒート
28歳 男性
第三騎士団所属の騎士
至って常識的な騎士。全身を覆う非常に重そうな鎧を装着している。顔は不明である。
騎士の中では特別強いわけでは無いが、かなり頑丈だったので重装騎士として第三騎士団に所属していた。
性格は本来非常に穏やかで慈悲深い男だが、私情より仕事を優先する男なので重要人物の護衛等の任務中は全くもって穏やかでは無くなる。
一人称は「俺」だが、騎士として他人と話す時は「私」が一人称になる。
◆サリン・シャンカ・バルトルウス・センス
16歳 女性
王国のお姫様三姉妹の次女
少しだけ、ほんの少しだけ頭のおかしいお姫様。プライドが高く、負けるのが嫌いな普通の女の子である。
美しい黄金の髪に、深い青の瞳を持つ。髪型はよく変わるが縦ロールが多い。服と体を一瞬で洗浄できる魔術が一般的なこの世界では珍しく毎日着替えてるオシャレ好き?である。
基本的に他人を信用せず、初めから裏切られるものとして考えている。そして裏切られた際の対処法も考えている。
戦闘力・生活力共に高く非常に高スペックである。魔術についてとても詳しく、実際に扱える魔術も非常に多い。
性格は非常に穏やかで冷静である。常に表情を崩さない特技を持つが、他人と話す時や必要な時には表情を作ることができる。
目的の為に全てを捨てる事が出来る壊滅的な思考回路をしている。自分が死ぬ事によって間接的に目的が果たされる場合、またそうする事が最善だと判断した場合も、容赦無く死ぬ事が出来る。
◆メチル・シャンカ・バルトルウス・センス
18歳 女性
王国のお姫様三姉妹の長女
天才お姉ちゃんである。
所謂天才・本物・化け物。サリン様曰く「お姉様は、見えている可能性の数が違う」との事。
薄い金髪ロングに薄い青の瞳を持つ。よく好んで青系のドレスを着ている。
サリン様の様に合理的ではなく、感情で動くタイプ。だが必ず自分にメリットが生まれるのは、やはり"天才"だからである。一般的に悪である事を一般人が気付かぬうちに正義にしてしまう様な天才。
戦闘力・生活力共に高くは無いが、やれば出来る天才。昔、初めてやったボードゲームで熟練者に勝利した事がある為、本当になんでも出来る可能性が高い。ちなみに負けた熟練者へのアフターフォローも完璧だった為、恨まれてはいないどころかとても評判の良いお姫様である。
勝敗には固執せず、負けた方がメリットが多い場合、いかにも本気で戦ってギリギリで負けた様な演技をする事が出来る。
◆アトロ・シャンカ・バルトルウス・センス
14歳 女性
王国のお姫様三姉妹の三女
性格が良い・顔が良い。良い良い尽くしのお姫様だが、少し姉達と近衛兵のユヒサに依存気味である。
少しオレンジがかった肩まである金髪に少し緑がかった青の瞳を持つ。服装はいつも動きやすいドレスを着ているが、休日はユヒサのお着替え人形と化している。
純粋な心の持ち主で、悪事を見過ごせない性格。悪事の犯人を悪と断定せずに何故やったのか、どうすれば良かったのかを親身になって考えるような理解のある考え方を持っている。
アトロ様が気まぐれで作った王国相談所のお陰で王国内の犯罪率は激減している。
戦闘力は・生活力共にあまり無いが、まだ14歳なので許してあげてほしい。これから頑張ると言っているし多分大丈夫。ちなみに大抵ユヒサが甘やかすからである。
終わり良ければすべて良し。という考え方をしており、また自身も問題を解決して良い方向へ持っていく努力をしている。将来のために今を我慢できる女の子。
◆ユヒサ・アルネル
26歳 女性
アトロ様の近衛兵
ちょっと女の子が好きな女騎士。かなり常識的でマニュアルに従いがちでイレギュラーにあまり強く無い。
ブロンドの短髪に赤い瞳を持つ。三姉妹ほどでは無いが美しい顔立ちをしている。いつも鎧姿なので実はアトロ様は未だにユヒサの私服を見たことが無い。
もともとは第一騎士団の所属だったが、幼いアトロ様を一目見てから、狂ったように努力して近衛兵になった実績を持つ。努力をできる人間である。
戦闘力・生活力共に非常に洗練されており、なんでも一通りこなせる。だが近衛兵としてはこれが一般的である。
曲がったことは正したい性格である。そのせいで昔色々とトラブルに巻き込まれている。
◆ナレ・アンド
14歳 女性
不幸体質だが、そのおかげで強い精神力を持っている。辛いことがあってもすぐに立ち直る事ができる。
赤い髪は後ろでまとめられており、琥珀色の瞳を持っている。
戦闘力は低いが、生活力はそこそこある。
馬車がモンスターに襲われ、父親と顔なじみの護衛が全滅している過去がある。ちなみに父親はモンスター最後の1匹と相打ちだった為ナレは襲われる事なく生き長らえていた。
あまり目上の人と話した事がない為、所々敬語が雑である。
◆薬草を取っていた蜘蛛の民
?歳 女性
薄い紫のショートヘアーに黒い瞳の亜人種。また目はそこそこ怖いが、上半身は美しいので割と親しまれている。
戦闘力・生活力共に高い。
まだまだ不明点は多い。
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◇大戦
王国と魔族の非常に大規模な戦い。
第二騎士団・第三騎士団・第四騎士団・第二魔術団・第三魔術団・第四魔術団とその他一般兵士団と魔族の大幹部クラス数名・その他多数の魔族達が戦った。
騎士団は特殊な鎧を装着している為まだ戦えていたが、一般兵団は大幹部クラスの魔術によって開戦後、即座に壊滅している。
最初は善戦していたが、女騎士団長のメルヘス(第二騎士団所属)が惨たらしく殺害された為、士気が下がり一気に押し込まれてカロンを除く全員が死亡した。
最終的に生き残った5体の魔族がカロンを囲むが、皆殺しにされてこの大戦は幕を閉じた。
◇最初の村
大戦前に騎士団が立ち寄ったそこそこ大きな村。
緊急時の撤退先に指定されていたが、カロン以外の騎士団は全滅した為、意味はあまりなかった。
カロンがサリン様を守る為に村人全員と交戦している。
カロンが万全の状態かつ一部村人達が装備していた武器(鎧に強い特性)が無ければあそこまで善戦する事は出来なかっただろう。
実はまだ家の中に生き残りが数名いたが、カロンが料理を作っている最中にサリン様が魔術で皆殺しにしている。カロンはこの事を知らない。
最後は火をつけられ村は完全に破壊され尽くしている。
◇鎧
騎士団や魔術団が着用している鎧やローブは特別性である。
大抵は技術部が製造している。
魔力を流すことによって本来の能力を発揮する。中でも重装騎士に与えられる鎧は特別機能が多い。
◇第二騎士団
近距離専門の由緒正しき騎士団。
基本的には直剣や槍で戦う事を最も得意としており。鎧は攻撃に特化している。
◇第三騎士団
最前線で活躍する重装騎士団
硬い・強い・遅い。カロンがあまり走ったりせず歩く事が多いのは大抵この鎧のせいである。非常に分厚い鎧はとても重く、常人ならばまともに扱えない。一応機能の一つに高速移動モードがあるが…
◇第四騎士団
所謂補欠騎士団
奇人変人が多く鎧も人それぞれにチューニングされている。まともに連携が取れないので基本的には遊撃部隊である。
そんな彼等が騎士団でいられるのは単純に強い為である。大戦に出撃した者は全滅したが。
◇第二魔術団
攻撃魔術に特化した魔術団。
詳細は不明
◇第三魔術団
飛行可能なローブを装着しており、戦闘中は空を舞って爆撃する魔術団。
なぜか第三魔術団長(大戦に出撃していない為生存)は高所恐怖症である。
◇第四魔術団
治療魔術専門の温厚な人の集まる魔術団。
なお第四魔術団長(死亡)は人の痛がる表情が好きだからという理由で所属していた。
設定集の為段落をつけていませんがご了承下さい。