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騎士と狂姫は歩く  作者: 御味 九図男
第1章:個性
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2.姫は途方に暮れた

携帯投稿なんですが、スペース反映のめんどくさいですね…

ーーいつから歩いているだろう?


 木漏れ日が美しい森をひたすら歩く



「ハァ…流石に疲れましたわ」



 普段独り言など漏れないが流石にこうも連続で奇襲を受けていると心に余裕が無くなってくる



「近衛兵は皆、殺されてしまったし…」



 愚痴りながら蒼く美しいドレスについた血を魔術で洗浄する


 幼い頃から魔術の訓練を受けてきた自分にとってこの程度の魔術、目を瞑りながらでも行使できる。

 

まぁそんな事はしないのだが。



「ハァ…湯船に浸かりたいですわ…」



 ここ最近、戦争の為の遠征でもう5ヶ月も湯船に

浸かっていない


 …と言っても魔術のお陰で身体中の隅から隅までケア出来るので全く不快では無いが、やはり湯船に浸かってゆっくりと心を休めたいのである



ガサッ…


背後の茂みから何かが飛び出す



「シネヤアアアアアアアアアアアアア!!!」





ボシュ


 赤い肌をした人型の何かは斧を持ったまま頭を失くして地に伏せる



「これで全滅ですわね」



またドレスについた血を魔術で洗浄する



「何も考えていないからそうなりますのよ」



 事前に自分の周辺にトラップ系魔術を仕掛けて後はひたすら自ら囮になり森を歩く。


これだけ。


これだけで索敵した敵の全て殺すことが出来た



「馬車は壊れてしまったし、どうしましょう」



…考える事は好きである

考えれば考えるほど良い結果を生み出せるから


…行動することは好きである

行動する事で状況を変えられるから



「馬車で約5ヶ月の距離…流石に厳しいですわね」



 だが今回ばかりは、考える事も行動する事も正直めんどくさくなり始めていた。



「ハァ…」



つまりは途方に暮れていた

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