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騎士と狂姫は歩く  作者: 御味 九図男
第6章:命運
160/226

160. その他にも

閲覧ありがとうございます!

過去最高に更新が遅れて申し訳ございません。

ウマ娘…面白すぎません?


 先に沈黙を破ったのはジルニス殿だった。



「そういえば大戦はどうなったのだ?勝ったのか負けたのかすら連絡が無くて王国は混乱状態に陥っていたのだ」



 混乱状態に陥るのも納得だ、王国を守る騎士の大半が大戦に出ているのに何か月も帰ってこないのだから。


 …というか連絡が無いのだから探索隊の一つでも出ている筈だが。


 いや、王国で何かあったのか?姫様が指名手配されている件もある、何かしら王国であったのは確実だろう。



「…大戦は勝ちましたよ、生存者は私と姫様だけですが」



 それを聞いたジルニス殿は鎧の上からでも分かるほどにショックを受けた様子で新たな疑問を口にした。



「馬鹿な…ヘルエス様もお亡くなりになられたのか?」


「はい、壮絶な…最期でした。…その他にも報告しなければならない事が沢山あります」


「そう…か…よく頑張られたのだな。明日には王国に向けて魔動車を出す、今日は我らが支部でゆっくりと休んでくれ」



 ジルニス殿は少し肩を落とした様子だ、きっとヘルエス様が戦死された事が精神的なダメージとなっているのだろう。


 確かに俺も初めの内はヘルエス様が死んだという実感が湧かなかった、だが先の事件でやっとヘルエス様…いや、ヘルエスとはもう酒を呑み交わす事すら出来なくなったという実感が湧いた。


 死は平等にやってくるという、だが…あまりにも…死ぬには早すぎた。



「助かります、ですが今は…」


「ああ、分かっている。サリン様を探そう」



 俺達は初対面にも関わらず、お互いの意図を理解して全く別の方向へと姫様を探すために走りだした。



「あの…騎士君…ワタシは…?」



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