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死霊CONTRACT  作者: 椎名むに
最終決戦
65/72

3【過去編其の壱】

 


 それはもう随分と昔の話だ。



「のう、閻魔」


 天照大御神が閻魔を呼ぶ。


「はいはい、なんだい? あまてんてん」

「鬱陶しい呼び方じゃの、殺してやろうか?」

「やめろ。尖るな、天照大御神」


 天照大御神と閻魔、それにミカエルが同じ場所で食事をしていた。


「閻魔、それにミカエルよ。儂らが死にかけの人の子共に生きろと願ったら、その人の子は儂らと同じような能力を持つ、と随分前からガブリエルが言うておるが、あれを、そなたらはどう思う?」

「…」「………」


 閻魔、ミカエルはその神達全体を震撼させた事柄である、ガブリエルの言い分についてノーコメント。


「………嘘だと思うか? やはり」

「…知らないな。興味が無い」


 ミカエルはそう言う。

「閻魔は?」

「私かい? 私は…」



「実に興味深いね」


「なあ、それはミカエルに対立するための言い方じゃろうか?」

「いや、そうじゃない。純粋にね?」


 閻魔が語る。


「だって面白いと思わない? そうしたら神様が増えるってことだろう? しかも地上でも生きれるし…だって完全なる神様になる訳じゃあないんだろ? そしたら、地上にいる怪物共を我々が倒す手間が少し省けると思うんだ」

「確かに、そうじゃな」


 天照大御神が閻魔の言い分に同意。


「しかし、死にかけ、という条件がある。つまりそいつらを天界(ここ)に連れてこれないんだ。転生ができないじゃないか。または一方的に殺しかけるしかない。それに、死霊の回収も遅くなってしまう。彼らが契霊を使うことになるということだぞ」

「そうだけど〜。そこら辺は調整…てかいいと思うぜ。だって、契約期間を過ぎたら強制的に回収できるし、しかも回収も手伝ってもらえばいいじゃないか」

「うむ、まあ特にデメリットはないような気もするのう。じゃが、そんなことが事実じゃと知れ渡れば…殺人神が出てきてもおかしくないじゃろうな。その素晴らしい人間を作るためにとか、人間を殺したい性をもつ奴とかいるじゃろうし」

「そうか…その危険性もあるな」


 3人は考え込む。


 そして、口を開いたのは――天照大御神。


「そうか、試せばよいではないか」


「試す? なに、本当にそうなるかってことを?」

「ああ。だって分からんし」

「イイネ、私は賛成だ」

「…まあ、いいだろう」

「じゃあ決まりじゃの。まあまずはとりあえず知識をある程度得よう。中途半端に行ってしくじっても困るしのう」

「じゃあ私が調べてみるよ。その原理的っぽい仮説的な何かをね」





ありがとうございました。


地毛でいじられます。悲しいw

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