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「うふふ。もう我慢出来ないんだもん。ミカエルとかエンマとかアマテラスとか、ふざけんじゃないわ。禁法禁法言ってるけど、元はと言ったらその禁法を使いまくってるあんた達にあたしの遊び心が刺激されただけなんだし」
ガブリエルが上空から秋子町を眺めながら呟く。
「さてと、かつて『神殺し』と讃えられ事実『建御雷神を殺した』災厄の契霊『上刀』、おいでなさい」
ガブリエルが微笑んだ。
「メルりん達は? まだ修行終わってないの?」
ラウラが閻魔に言い詰める。
「いや、今さっきミカエルがメルに連絡した。丁度修行が終わったらしい」
閻魔が真剣な顔つきで言う。
「ちょっと待てよッ、レイマは…? どうすんだ。ラウラとレイレはレイマがいないとだろ」
鈴がラウラとレイレを見ながら焦るように言う。
「大丈夫、とりあえずラウラとレイレは待機だ」
「待ってよ、レイレは前線で戦えるよ!」
「落ち着けラウラ。下手に出て私が死んだらおしまいだ」
レイレが悔しそうに顔を歪める。
「とりあえず、今戦える奴らはみんな外に出よう。まだガブリエルはここには来てないけれ――」
「ウウアアア!」
麗千流が叫んだ。
その体はみるみる光を伴っていく。
「麗千流…?」
「ごめん……本当に……ごめん…」
最後に麗千流はそう言うと、跡形もなくその場に消え去った。
「麗千流ッ!?」
「消えた「呼ばれていたから」
拍依が泣きそうになりながら呟いた。
「そんな……じゃあガブリエルと戦う時は麗千流と戦うってことかよ…!?」
「………そうなるな」
「やだッ! みちるんを傷つけちゃダメ!」
ラウラが涙を流して閻魔に言う。
「ダメだ。ガブリエルの者は全て排除だよ」
「そんなぁ…」
ラウラは大泣きした。
ありがとうございました。
麗千流…!




