8
黙々と、メルと優花は食べている。
牙櫻はそれをただ見つめる(見つめているかは不明)だけしかできない。
「あ、あの…エフィーさんのは、どうしますか」
「知らないのね〜」
「はあ…」
〔冷え切らせるんじゃないのか〕
「あ、そうだったのね」
メルのその発言に呆れ気味に牙櫻はカサりと鳴った。
「風呂、上がったぞ〜。次、入る人風呂掃除よろしくな」
鈴が水に濡れた頭をタオルでガシガシと拭きながら全員に呼びかける。
「あはは、リンリン水も滴るいい男みたいだねぇ」
「ラウラ、パンダがいい男ならば世の中終わりだ」
「いい男じゃなくて悪かったな」
鈴が悲しいような表情と共に絞り出したような発言をした。
「そんなことより、風呂、誰だ次」
風呂に入るのは基本人間組のみ。
つまり、鈴、拍依、麗千流のみ。
拍依は既にラウラと強制的に入っている。ラウラが一緒に入ってみたい、と言うわけで入っている。
「次は、俺だね。いいよ。俺洗っとく」
麗千流がそう言って立ち上がった。
「おう。よろしく」
鈴はにかっ、と微笑んで麗千流の肩をぽんっと叩いた。
「さあてと。麗千流が入浴中だぜ時雨」
「まさか覗きに行くの? 鈴君ってそっち系なんだ…」
「ちげーよ! 布団しくんだろうがよ!」
鈴の部屋にて、鈴が敷布団と布団、時雨が枕を麗千流用に1枚敷き始めた。
「ふう…」
脱衣場。
麗千流がゆっくりとズボンを下ろす。
すらっとした細く白い脚が良く見える。
パーカーのチャックを下に下げて、脱いで、トレーナー姿。
それをも脱いで、上半身は裸体となる。
下半身も何だかんだで下着を脱いだ。
そして少しだけ結っている髪の毛の結を外して、浴室へと足を入れた。
「あ」
「どうしたんだ、ラウラ」
「いやぁ。風呂場にピン1個忘れててさぁ」
「本当だ。一つ足りないな」
「取りに行ってくるね〜」
ありがとうございました。
次回、ちょっと肌色回?となります。




