表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死霊CONTRACT  作者: 椎名むに
世界―視界―が変わります
11/72

『Rin様!

 歩きながらの操作は危険ですので

 電源を落としますがよろしいですか?』



「ごめん、気をつけるから電源は落とさないで」

『かしこまりました!』

 久しぶりに出てきたハル。

 電源を切り、スマホをまたポケットにいれる。

 ごめんハル、君はレギュラーキャラなのにこんなに登場できなくて。

 まあ、もう少し我慢してくれ。

 ……ごめんね!

「全く、私達にとって想像もつかぬ未来ですなぁ」

 虎緒が言う。

「はは、現代技術は凄いんだぜ」

 少し鈴は得意気になる。

「ま。とりあえずリンの契霊探しといきましょう」





 予想外だった。

 こんなにも、死霊探しに苦労するなんて。



「ぎゃあああ!!うわあああああああああ!!!」


 鈴の視界は大きく変わっていた。

 今までの日常と共に、妖怪やら死霊やらが見えだしたのだ。

 ちなみにまだ死霊は見たことは無い。

 それは実に異世界にきた気分。

 未知の世界だ。

 一瞬にして未知の世界になった日常。

 さらば、平和な日常よ。

 ……ずっと前からこんなに沢山こんな不気味な奴らがいたと思うと寒気がする。

「やあっ!」

 エフィーが絶句丸で妖怪を斬ってくれた。

「ふう、助かったぜ」

 さんきゅーな、と。

 4回目のお礼を言う。

 全く、契霊が早く欲しいものだ。

 自分の無力さに呆れてしまう。

「そういえばね、まだ契霊について言っていないことがあるの」

「え?まだあるのかよ」

「うん。契霊と過ごせる時間についてだけど―」


 永遠ではない。

 そう言った。

「契約期間ってのがあるの」

 閻魔達が死霊を保護する理由はただひとつ。

 あの世に送って転生させなければならないからだそうだ。

 それは例え契霊でも同じことらしい。

 契霊でもいつかは転生しなければならないという。

 転生(別れ)

 いつかは必ずやってくる。

 その契約期間はその霊の生前で決まってくるらしい。


「簡潔にいうとね?」


 生前がまともな死霊と(きざ)めば、契約期間はそれなりに短いらしい。

 いい子は早く転生しなければ、ね?

 逆にいえばクセがある死霊と契めば…契約期間は長いらしい。

 悪い子にはお仕置きとして少し転生の優先順位が下がっちゃうョ!

 それでも、契約期間のMAXは決まっていて、3年間、らしい。

 どんなにクセが強くても3年間しか契めない。

 まともな死霊でも基本は2ヶ月らしい。

 まあ、すっごくまともだと1週間とか。1日とか。

 1日のやつどしたし。

「ちなみに虎緒は2年9ヶ月27日が期間よ」

「何その記念日みたいな…」

「ちなみに1年一緒にいるわ」

「あんたら結構長いな」

「なーんて、おしゃべりしている間に」

 エフィーの指さす方、つまり鈴の背後には妖怪が。


「うぎゃあああああああああ!!!!」


 またエフィーが斬ってくれた。



「リンてば、妖怪と鬼ごっこしてるみたい」

「なんであんな不気味なヤツらと仲良くおにごしなきゃなんだよ…」

 しかも鬼になったら絶対鈴狙い。

 酷いいじめだ。

「エフィーは虎緒と出会う時、こんなに苦労したか?」

 まだ死霊すら見つけれていない鈴は先輩(エフィー)に聞いてみた。

「見つけることに関しては苦労はしていないけれど、契むのには苦労したわね」

 なんせ、虎緒と戦わなきゃいけなかったし。

 笑いながら彼女は言った。

 別格だ……。強すぎる。

 虎緒と戦うって……絶句丸になる虎緒はさぞ強かったろう。

 それに勝ったエフィーはもう。怪物じゃん。

「で、リン。あれを見て」

 と、エフィーはまた指さす。

 その方を見ると、妖怪

 と。


「…JC?」


 その妖怪に食われそうになっている女子中学生がいた。

「あれよ!あれが死霊よ!行けないっ!早くしないと!」

 あの妖怪に喰われて彼女も堕ちてしまうわ!

 そう言ってエフィーは絶句丸を片手に強く地面を蹴って跳躍、妖怪の方へ向かう。

 鈴はその場に立ったままだ。

「リン!なにしてるの!?あの子を契霊にしなさい!」

「…え?」

「早く!こっちに来て!あの子を助けたいでしょう!?」

 助けたいけど……。

 無力な鈴に何が出来るのだろうか。

 以前にあんなに跳躍できるわけないだろうが…。

 まあ、やってみる価値はあるだろう…。

 そう思い、鈴は固く地面を蹴ってジャンプ。


 さあ!いざ!空の彼方へッ!!



「いっつぅ……足のダメージぱねぇって……」



 跳べなかった。



 やっぱ無理だった。何あれどうやってんの透明な糸付けてた?



 仕方なく、鈴は走って行くことにした(中学時代は陸上部にいたのでそこそこ足には自身がある)。

ありがとうございました。



最近よくカラオケランキングを聞きます。知らない歌もあっていいものだ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ