83.第一高校編[二学期]【親睦会旅行】
【アブソリュート=ゼロ】
第一高校編[二学期]
【親睦会旅行】
登場人物
●第一高校
①一珂院 撩(2年A組)
②一珂院 翔(1年A組)
③一珂院 桜(1年A組)
④北芝 璋(1年B組)
⑤北芝 泉(1年B組)
⑥細津 花苗(1年C組)
●第七高校
⑦陸堂 翼(2年B組)
⑧陸堂 瑛(2年B組)
日本魔法学部第一高校の11月行事も『魔法水泳大会』と『親睦会旅行』のふたつがあり 今回は『親睦会旅行』についてのお話しである。
今年の旅行先は…とある「無人島」に2泊3日を予定しており 対象は1年生だけである。(2年生と3年生には該当しない)
日本の何処かにある…とある「無人島」…正確には一珂院グループが所有する「無人島」であり そこにある高級ホテルに宿泊する事になる。
引率生徒会には前回同様に一珂院撩が一緒についていき…今回もやっぱり一珂院恭や蔡命輪たちは学校でお留守番である。
……………
親睦会旅行当日
「無人島」魔法訓練旅行
1年生全員と引率担当教師と引率生徒会は第一高校の学校に集合して一珂院グループの専用飛行機で直接「無人島」に向かい高級ホテルに到着した。
このホテルが基点となる。
[高級ホテル](1日目/PM.5:00)
第一高校の生徒は1部屋一人ずつ貸切り。(振り分けは生徒会が決定)
門限まで自由行動(外出可能)
―・―・―
◎[魔法訓練場施設]◎
高級ホテルから少し離れた場所に施設があり一珂院撩や生徒役員たちが来ていて 撩は早速…特訓をしており 他の者たちはそれを見学していた。
②「……」
③「……」
④「……」
⑤「……」
⑥「……」
―・―・―
撩の激烈で凄まじい特訓に一珂院翔と一珂院桜と北芝璋と北芝泉と細津花苗の五人は無言で唖然としていた。
撩は格闘技や攻撃魔法などの様々な能力を試しながら特訓をしていた。
②「…むむっ!!」
④「…す…スゲエ…マジか?」
⑤「はい…これは…とんでもない凄さですよね。」
⑥「はい…私たちには…とても無理ですよね。」
③「……」
―・―・―
①「ちっ つあぁっ!!」
その後も撩は特訓を続けており翔たちはそれを見学していた。
[高級ホテル](1日目/PM.8:00)
◎[大宴会場]◎
全員(撩以外)で夕食を食事中。
…ざわざわ
③「…あれ…? 撩お兄様は…? …翔」
②「ん? さぁ 知らない」
④「うん これ うまい!」
⑤「はい…美味しいです。」
⑥「はい…美味しいです。」
その後も夕食を続いていた。
[高級ホテル](1日目/PM.9:00)
自由行動(外出禁止)
◎[廊下]◎
翔・桜・璋・泉・花苗の1年生組の五人が立ち話をしていた。
④「なぁ 翔 レポート…どうするつもりなのだ?」
②「俺は撩兄の特訓を見学して特訓の内容と成果と感想をレポートにまとめて提出するつもりだよ。」
③「……」
④⑤⑥「えぇっ!?」
②「既に撩兄の許可はもらっているから問題ない。 早速…今日の分をまとめるつもりだよ。」
④「へぇ~ なるほど…それはいいなぁ~」
②「ああ そこで相談なんだが…俺たち五人で一グループにしてレポートをまとめないか? その方が凄くはかどるし…手間もかからないよ。」
④「なるほど それはいい! それでいこう! なぁ 皆?」
③「うん 了解」
⑤⑥「はい 判りました。」
②「よし 決まりだな」
その後も立ち話は続いていた。
[高級ホテル](1日目/PM.9:30)
自由行動(外出禁止)
大浴場は24時間解放している。
◎[大浴場]◎
女子の桜・泉・花苗の三人が一緒にお風呂に入りに来ていた。
③「…」
⑥「はぁ~ 今日も疲れましたぁ~」
⑤「そうですよね ゆっくりと疲れをとりましょうかね。」
桜たち三人は「女湯」に入っていった。
[脱衣場]
桜たち三人は服を脱いで全裸になり大浴場へ向かっていった。
[大浴場]
三人は入浴した。
…ざわざわ
③「はぁ~ 気持ちいい~よねぇ~」
⑤「はぁ~ 気持ちいい~ですぅ~」
⑥「はぁ~ 気持ちいい~ですよねぇ~」
③「ん~~ 生き返るぅ~」
⑤「やっぱり お風呂はいいですぅ~」
⑥「はい 確かに お風呂はいいですよねぇ~」
…などと言いながら三人はお風呂を堪能して気持ち良く楽しんでいた。
(※午後10時ぐらいになって陸堂兄弟が撩と合流した。)
[高級ホテル](1日目/PM.11:00)
消灯時間
◎[各部屋]◎
この日は全員が就寝。
~おやすみなさい~
こうして親睦会旅行1日目が無事に終わった。
……………
親睦会旅行2日目
「無人島」魔法訓練旅行
[高級ホテル](2日目/AM.7:00)
起床時間
◎[各部屋]◎
この日は全員が起床。
~おはようございます~
[高級ホテル](2日目/AM.8:00)
◎[大宴会場]◎
全員(撩を含む)で朝食を食事中。
皆はぼぉーっとしながらも黙々と食べていた。
[高級ホテル](2日目/AM.9:00)
完全自由行動開始(外出可能)
◎[ロビー]◎
撩たち六人は集合して話し合っていた。
①「…」
②「なぁ 撩兄…早く行かないのか?」
④⑤⑥「…?」
③「撩お兄様は誰かを待っているの? 」
①「…ああ そうだな…」
すると…そこに陸堂瑛と陸堂翼の二人が現れた。
⑦「皆さん どうもです。」
⑧「…よう…」
①「ああ…来たか…待っていたぞ…」
④⑤⑥「…っ!!?」
璋・泉・花苗の三人は無言で驚愕していた。
②③「……」
⑦「皆さん 今日はどうも宜しくお願いします。」
⑧「…やれやれだよ…撩…俺たちも暇ではないからな。」
①「…ふふふ…よろしく…」
その後は陸堂兄弟が撩たちに合流して早速…目的地に向かっていった。
[無人島某所](2日目/AM.10:00)
◎[魔法訓練場施設]◎
撩たち八人は昨日来た場所に今日も来ていた。
①「…着いたか…」
⑧「おい 早速…準備をするぞ! 撩!」
①「…ああ わかった…」
⑧「…よし 行くぞ…」
撩と瑛の二人は施設にある広場でほんの軽く手合わせをしていて翔たちがまたそれを見学していた。
―・―・―
最初は格闘技を中心に手合わせをしていた。(午前中)
⑧「よっ!」
①「つあぁっ!」
途中…全員で昼食。(お昼頃)
今度は攻撃魔法を中心に手合わせをしていた。(午後)
⑧「むっ!」
①「はあぁっ!」
―・―・―
それを見ていた翔たちの感想である。
③「…す…凄いわ…!」
②「…す…スゲエ…!」
④「こ…これが最強同士の手合わせ…なのか?」
⑥「はい これは本当に凄いですよね!」
⑦「まぁ 二人共にかなり手加減していますけどね。」
⑤「……」
―・―・―
その後も午後5時ぐらいまでに撩も少しは納得したようであり この日はこれで無事に終了していた。
①「よし 今日はこのぐらいでいいだろう!」
⑧「…そうか…」
(※こうして時々は撩と瑛の二人はほんの軽く手合わせをしており【戦闘データ】を収集していた。)
―・―・―
そして撩たち八人は高級ホテルに帰って行った。
[高級ホテル](2日目/PM.6:00)
門限:全員点呼済
自由行動(外出禁止)
(※基本的に陸堂兄弟は別行動。)
[高級ホテル](2日目/PM.8:00)
◎[大宴会場]◎
全員(撩以外)で夕食を食事中。
…ざわざわ
②「ああ これ うまい!」
④「…あれ…? そういえば…撩さんや瑛さんたちは…?」
③「うん あの三人は基本的には別行動だよ。」
⑥「へぇ~ そうなのですか…なるほどです。」
⑤「はい これも美味しいです。」
その後も夕食を続けていた。
[高級ホテル](2日目/AM.9:00)
自由行動(外出禁止)
◎[お土産売店]◎
翔・桜・璋・泉・花苗の1年生組の五人がいてお土産を選んでいた。
②「へぇ~ 色々とあるよなぁ~」
③「さーてと どれにしようかなー?」
⑥「あっ! これはどうですかっ!?」
⑤「はい いいですよね!」
④「よし これにしよう!」
翔たち五人はそれぞれお土産を買っていた。
[高級ホテル](2日目/PM.9:30)
自由行動(外出禁止)
大浴場は24時間解放している。
◎[大浴場]◎
女子の桜・泉・花苗の三人が一緒にお風呂に入りに来ていた。
③「さぁ 今日もお風呂に入るわよ。」
⑤「はい そうですね。」
⑥「では 行きましょうか。」
桜たち三人は「女湯」に入っていった。
[脱衣場]
桜たち三人は服を脱いで全裸になり大浴場へ向かっていった。
[大浴場]
三人は入浴した。
…ざわざわ
⑤「はぁ~ 気持ちいい~ですわねぇ~」
⑥「はぁ~ 気持ちいい~ですわねぇ~」
③「う~ん 確かにいいわ~ねぇ~」
⑤「はぁ~ これは…疲れがとれますぅ~」
⑥「はぁ~ 私も…疲れがとれますよぉ~」
③「うぅ~ ん~~ はぁ~」
…などと言いながら三人はお風呂を堪能して気持ち良く楽しんでいた。
(※午後10時ぐらいになって撩と陸堂兄弟がなにやら話していた。)
[高級ホテル](2日目/PM.11:00)
消灯時間
◎[各部屋]◎
この日も全員が就寝。
~おやすみなさい~
こうして親睦会旅行2日目が無事に終わった。
……………
親睦会旅行3日目
「無人島」魔法特訓旅行
[高級ホテル](3日目/AM.7:00)
起床時間
◎[各部屋]◎
この日も全員が起床。
~おはようございます~
[高級ホテル](3日目/AM.8:00)
◎[大宴会場]◎
全員(撩を含む)で朝食を食事中。
皆はぼぉーっとしながらも黙々と食べていた。
[高級ホテル](3日目/AM.9:00)
帰宅時間
◎[ロビー]◎
全員が各自に帰り支度をしてから集合して高級ホテルを出発して専用飛行機で第一高校に向かっていった。
(3日目/AM.11:00)
日本魔法学部第一高校(東京都)に到着。
現地解散 全員が自宅に帰って行った。
(※陸堂兄弟も帰宅したと思われる。)
こうして親睦会旅行が無事に終わった。
―――――――
【親睦会旅行】
日本魔法学部第一高校はほぼ毎年一珂院グループ所有の「無人島」で親睦会旅行をしており それが目的で第一高校に入学する生徒も少なくない。
主に魔法の練習・特訓となっているがそれは普段から学校でやっているので今はほとんどがバカンスとなっている。
勿論 魔法の練習・特訓もしてもよいがどちらにしても島での行動は後日レポートにして提出しなければならない。
(※今回は陸堂兄弟が登場して一緒に参加している。)
『無人島親睦会旅行』
[第一高校の旅行規約]
1.原則自由行動は個人や友達同士での行動。
2.原則自己責任。
3.親睦会旅行中に島でしたコトを後日レポートにして提出する事。
4.自由行動時に問題が起きたら[MCD]で担当教師か生徒会に連絡・報告する事([MCD]は学校側が各生徒に配布)
5.門限の午後6時までに基点ホテルに戻る事。
以上 生徒が守る事。
『一珂院グループ所有物』
【無人島】
名称:不明(「無人島」は名称ではなく作者が都合上 使用している呼び名である)
日本の何処かにある(場所は不明)「無人島」を一珂院グループが買い取り そこにひとつの街を作ってしまったので…厳密に言うと「無人島」という訳でもなく電力・水道・道路・信号機などはもちろんなのだが海港・空港・公園・民家・アパート・ホテル・商店街・病院・温泉宿・学校(普通)・交番などの建物も既にほとんどあり…本当にひとつの街である。
またこの島には魔法を練習・特訓する巨大な訓練場施設もあり…さらに犬や猫も多数いるひとつの観光地になっていて…しかもセキュリティも万全であり危険度はかなり低い。
主に暮らしているのは一珂院グループの多数のスタッフ…後は移住者や観光客もおり修学旅行にも利用されていて この時期は日本魔法学部第一高校が利用している。
【登場人物紹介】
[簡易型]
[一珂院 桜]
年齢:16歳
東京都出身
日本魔法学部第一高校の女子生徒。(1年生)
一珂院家の人間であり…恭・撩・翔のいとこにあたる。
それなりに優秀だが三兄弟には劣る。
現在は『生徒会長軍』とバスケットボール部に所属している。
登場人物紹介
細市 果奈子
(ほそいち かなこ)
年齢:18歳
身体:159cm
誕生日:4月1日(牡羊座)
3サイズ:B83/W57/H84
神奈川県出身
趣味:スイーツ食べ歩き
在籍:3年生(3年C組)
所属:水泳部
家族構成:???
一人称:[私]
日本魔法学部第一高校の女子生徒。
成績は普通だが…エリート校なので下位に落とされた。
運動はかなり得意であり好きでもある。
魔法実技はそれほど得意ではなく低評価を受けている。
現在は第一高校の女子寮に住んでいてそこから学校に徒歩通学している。
性格は温厚だが知略家…一般的な知識は豊富。
戦闘行為は一切しない。(できないのではなく…しない?)
家庭は普通であるようだが家族の詳細は不明。
現在は水泳部に所属していてかなりの実力であり副部長をしているが事故により負傷して『魔法水泳大会』の選手としての出場を見送った。
陸堂兄弟には興味があるがあまり面識がない。
―――――――
糸井崎 晃嗣郎
(いといざき こうしろう)
年齢:18歳
身体:178cm
誕生日:5月5日(牡牛座)
東京都出身
趣味:将棋.麻雀
在籍:3年生(3年B組)
所属:水泳部部長
家族構成:???
一人称:[俺]
日本魔法学部第一高校の男子生徒。
成績・運動は普通である。
水泳も残念ながら普通の実力である。
魔法実技はあまり得意ではなく低評価を受けている。
現在は自宅から学校に徒歩通学している。
性格は温厚であり融通が利くがかなりの策略家。
戦闘行為は一切しない。
家庭は普通であるようだが家族の詳細は不明。
現在は水泳部に所属していて部長であり第一高校の水泳部を『魔法水泳大会』で総合優勝させた立役者である。
陸堂兄弟にはあまり興味がなく面識もない。