82.第一高校編[二学期]【魔法水泳大会】
【アブソリュート=ゼロ】
第一高校編[二学期]
【魔法水泳大会】
登場人物
●第一高校
①一珂院 撩(2年A組)
②一珂院 翔(1年A組)
③北芝 璋(1年B組)
④北芝 泉(1年B組)
⑤細津 花苗(1年C組)
⑥細市 果奈子(3年C組)
⑦糸井崎 晃嗣郎(3年B組)
●第七高校
⑧陸堂 翼(2年B組)
⑨陸堂 瑛(2年B組)
日本魔法学部第一高校の11月行事も『魔法水泳大会』と『親睦会旅行』のふたつがあり まずは『魔法水泳大会』に参加する為に生徒会役員と水泳部の選抜メンバーは決戦の地の大阪府に来ていた。(※細市果奈子は選手として不参加:見学)
今回は一珂院恭や蔡命輪たちが学校に残り校内の生徒会を運営する事になった。
11月
【魔法水泳大会】[大会会場]
[準備室](AM.8:30)
第一高校を含む各魔法学校.全七校に用意されている男女別の更衣室やシャワー室などがあり控え室も付いている。
水泳部選抜メンバーは競技用水着に着替えていて 生徒会役員と話していた。
①「まぁ 頑張れよ 皆」
②「随分と軽いな…撩兄」
⑦「ああ 頑張るよ 勿論…俺たちが優勝する為にな。 撩」
⑥「ええ そうね 優勝するのは当然…第一高校よ。」
③「はぁ~ それにしても緊張するよな? 泉」
④「はい 大変緊張してきますよね? 璋」
⑤「はい 私も非常に緊張してきました。」
⑦「では…出場選手は練習通りに頑張ってくれ。」
⑥「ええ 皆 頑張ってね!」
③④⑤「はい 判りました!」
①②「……」
第一高校の生徒会役員と水泳部選抜メンバーは準備室を出て行った。
[生徒会席](AM.8:50)
引率生徒会役員の席がある。
①「…ここか? 翔」
②「撩兄…第一高校の席はあっちだよ。」
①「…そうか?」
一珂院兄弟の撩と翔が第一高校の生徒会役員の席に座っていると そこに陸堂兄弟の瑛と翼が現れて声をかけてきた。
⑧「あっ お二人共…今回はどうぞ宜しくお願いします。」
⑨「よう 二人共…元気そうだな。 今回は宜しくな…」
②「はい こちらこそ どうも宜しくお願いします。」
①「ふん お手柔らかに頼むぞ。 瑛」
⑨「まぁ 別に俺たちが競技する訳ではないがな。」
①「まぁ 確かにな…」
⑧「…」
②「…」
⑧「では…僕たちはこれで失礼しますか? 瑛」
⑨「ああ そうだな またな 二人共…」
①「ああ またな 二人共…」
②「はい では…また…」
陸堂兄弟はその場を立ち去っていった。
1【開会式】(AM.9:00)
大会開会の挨拶中。
第一高校の生徒会役員は普通に聞いていた。
[開会の挨拶]
2【個人戦】(AM.9:30)
各魔法学校.全七校対抗の種目別個人戦競技である。
《競泳1:自由形》
●第七高校/立川竜徳
●第六高校/海原孝彦
●第五高校/岡倉晧
●第一高校/北芝璋
③「やれやれだな…皆…凄く強そうだな…」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【優勝:第一高校/北芝璋】
③「ふう なんとか…勝てて…良かったよ…」
《競泳2:平泳ぎ》
●第七高校/萩野景子
●第六高校/佐藤つかさ
●第五高校/東條夢歌
●第一高校/細津花苗
⑤「さぁ 私も頑張って勝ちますよ。」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【優勝:第五高校/東條夢歌】
⑤「やっぱり 皆さん 凄く速いですね。」
《競泳3:背泳ぎ》
●第七高校/藤野宗次
●第六高校/篠塚航軌
●第五高校/岡倉晄
●第一高校/糸井崎晃嗣郎
⑦「さぁ 次は俺の番だな。」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【優勝:第六高校/篠塚航軌】
⑦「ちっ やはり…第六高校は凄く強いな。」
《競泳4:バタフライ》
●第七高校/神無月尚子
●第六高校/水嶋さゆき
●第五高校/仲畑透子
●第一高校/北芝泉
④「さぁ 私も頑張っていきますよ。」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【優勝:第七高校/神無月尚子】
④「はぁ~ 残念でした 私もまだまだですね。」
3【団体戦】(AM.11:00)
各魔法学校.全七校対抗のメドレーリレー団体戦競技である。
●第一高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「さて 問題はここだな? …果奈子よ」
⑥「ええ そうね 私が抜けて泉ちゃんを入れて…どうなるかしらね?」
⑦「ああ 泉よ 次もバタフライでいけるな?」
④「はい 大丈夫です。 いつでもいけます。 部長!」
⑦「よし それでは俺の作戦でいくぞ!」
[競技スタート]
1.背泳ぎ→2.平泳ぎ→3.バタフライ→4.自由形の順で競泳。
…………………
[競技結果]
【優勝:第一高校】
●第一高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「ふふふ いいぞ 俺の作戦が上手くいったぞ!」
⑥「ええ ここでの勝利はかなり大きいわね。」
⑦「よし 泉は次の水魔法戦までは少しでも身体を休めておけよ。」
④「はい 判りました。」
⑤「お疲れ様でした。 泉ちゃん」
4【昼食】(PM.0:00)
全員が昼食中。
[生徒会席]
第一高校の生徒会役員と水泳部選抜メンバーは一緒に昼食を食べていた。
②「へぇ~ ウチの学校もなかなかやるな。」
①「ああ まぁまぁだな。」
⑥「…」
そこに陸堂兄弟が現れた。
⑧「皆さん…どうもです。」
②「…敵情視察ですか?」
⑨「まぁな お前たちのところは調子が良さそうだな。 撩」
①「まぁな 今のところはまだな。」
⑨「そうか それじゃあな。」
⑧「それでは失礼します。」
⑦「…」
陸堂兄弟はその場を立ち去っていった。
5【魔法旗争奪戦】(PM.1:00)
プールの敵陣内にある「旗」奪取で勝利する競技である。
1.[各魔法学校リーグ戦]
●第一高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「さぁ ここからが後半戦だぞ! 皆 練習通りにいくぞ!」
③④⑤「はい!」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
~リーグ戦順位~
1位:第一高校チーム
2位:第七高校チーム
3位:第六高校チーム
4位:第五高校チーム
●第一高校
水泳部の選抜メンバー
⑥「やったわ 予選通過ね!」
⑤「やりましたね! 部長!」
⑦「よし ここまでは予定通りだな。」
③「はい 次も行きますよ!」
④「はい 次も頑張りましょう!」
2.[上位4チームによるトーナント方式]
[抽選結果]
[準決勝:第一試合]
[第一高校.VS.第七高校]
●第一高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「まずは第七高校との対決だな。」
⑥「いよいよ準決勝戦ね!」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【勝利:第一高校】
●第一高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「ふふふ よし いいぞ!」
⑥「ここで第七高校に勝利できたのは凄く大きいわね。」
③「はい この調子で次も頑張りましょう。」
[準決勝:第二試合]
[第五高校.VS.第六高校]
●第一高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「……」
⑥「……」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【勝利:第六高校】
●第一高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「ほう やはり第六高校の方が残ったか…」
⑥「なるほどね やっぱり第六高校の方が勝ち残ったわね。」
⑤「これで第六高校との決勝戦ですか。」
④「はい そうですね。」
[決勝戦]
[第一高校.VS.第六高校]
●第一高校
水泳部の選抜メンバー
③「…第六高校か…」
⑦「さて 第六高校相手にどこまで通用するか?」
⑥「そうね あんまり通用しないんじゃないかしらね?」
[競技スタート]
…………………
[競技結果]
【優勝:第一高校】
●第一高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「よし! あの第六高校に勝利したぞ!」
⑥「やったわ これで優勝に近づいたわね!」
⑤「はい 勝利できて良かったですね。」
③「ああ これでかなり楽になったな。」
④「これで後は次の私が勝てばいいのですね?」
6【水魔法戦】(PM.3:00)
各魔法学校.全七校の代表者1人が水魔法を駆使して競う競技である。
●第一高校
代表/北芝泉
④「では…行きますよ。」
[競技スタート]
北芝泉は水魔法を披露。
④「なんとか終わりました。」
…………………
[競技結果]
【優勝:第一高校/北芝泉】
④「やりました! これで私の役目も終わりました!」
7【閉会式】(PM.4:30)
大会閉会の挨拶中。
[成績発表]
【総合優勝:第一高校】
●第一高校
水泳部の選抜メンバー
⑦「ふふふ 遂に我々…第一高校が優勝したぞ!!」
⑤「やりましたね! 遂に私たちが優勝しました!」
④「やりましたね! 璋 私…とても嬉しいです!」
③「ああ 泉 俺も非常に感動しているぞ!!」
⑥「これでようやく念願の優勝ができたわ!!」
[生徒会席]
第一高校の生徒会役員の感想。
②「撩兄 マジで優勝したよ…第一高校…」
①「ああ まだまだやれるものだな 俺たち第一高校も…」
②「彼らも頑張って練習していたからな。」
①「ああ そうだな。 翔」
第七高校の生徒会役員の感想。
⑧「第七高校は非常に残念でしたね。 瑛」
⑨「ああ そうだな 今回は第一高校の方が強かったな また次回だな。 翼」
⑧「ええ そうですね。」
⑨「…ふふふ…」
[閉会の挨拶]
こうして【魔法水泳大会】は無事終了した。(PM.5:00)
―――――――
【魔法水泳大会】
毎年11月に大阪府で開催する第一高校から第七高校までの全七校対抗の競泳大会の大型行事である。
今回は見事に優勝した第一高校の水泳部が中心で描かれていて陸堂兄弟も登場している。
詳細な説明は第六高校編【魔法水泳大会】を参照。
【参加選手一覧】
日本魔法学部第一高校の男女混合で水泳部に所属している部員・生徒の紹介する。
●第一高校の参加選手
1.競泳:自由形/北芝璋.男子生徒(1年B組)
2.競泳:平泳ぎ/細津花苗.女子生徒(1年C組)
3.競泳:背泳ぎ/糸井崎晃嗣郎.男子生徒(3年B組)
4.競泳:バタフライ/北芝泉.女子生徒(1年B組)
不参加 (競泳:バタフライ/細市果奈子.女子生徒(3年C組))
※今回は第一高校のみの参加選手の紹介である。
【今回の作戦】
今回の第一高校の水泳部の本来の出場選手は糸井崎晃嗣郎・細市果奈子・北芝璋・北芝泉の四人が選抜メンバーとされていたが果奈子の事情ある不参加により細津花苗が代わりに出場したのだが…泉も花苗もどちらも平泳ぎがもっとも得意競技な為に話し合いの末…花苗を平泳ぎに泉をバタフライに変更した。
その為に泉は十分な実力は発揮できなかったが…それでも総合優勝ができたのは非常に凄い事でありレベルの高さがわかる。
『魔法の紹介』
第一高校の北芝泉が所有・使用している魔法を紹介する。
【攻撃魔法】
《アクアロジェット》
(元素:水&硬化&波動魔法)
液体・水分などを水の柱や水の球などにして操る魔法である。
それを敵に攻撃するやり方や敵からの攻撃を防御するやり方などの様々な使い方がある。
(北芝泉の通常魔法)
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登場人物紹介
細貝 香菜穂
(ほそがい かなほ)
年齢:17歳
身体:163cm
誕生日:6月6日(双子座)
3サイズ:B83/W59/H85
埼玉県出身
趣味:カラオケ
在籍:2年生(2年C組)
所属:バスケットボール部
家族構成:父.母.兄
一人称:[私]
日本魔法学部第一高校の女子生徒。
成績は普通だが勉強があまり得意ではなく…しかもエリート校なので下位に落とされた。
運動もそれほど得意ではない様だが…かなり好きでありそこそこはできる。
魔法実技もあまり得意ではなく低評価を受けている。
現在は第一高校の女子寮に住んでいてそこから学校に徒歩通学している。
性格は温厚で当たり障りのない普通の女子高生。
ただ球技系の運動になるとかなりの熱血少女。
戦闘能力は格闘能力がまったくないが攻撃魔法は近距離型・遠距離型共に有しており威力もそれほど悪くない。
家庭は普通であり家族としては実家に両親が健在で兄は社会人であり既に結婚している。
現在はバスケットボール部に所属しているが正直…戦力にならない。(趣味・運動感覚)
陸堂兄弟とはあまり面識がない。