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81.第一高校編[二学期]【一珂院の裏工作】

【アブソリュート=ゼロ】

  第一高校編[二学期]

  【一珂院の裏工作】



※今回のお話しは【魔法水泳大会】や【親睦会旅行】が始まる前の出来事である。



登場人物

①北芝 璋(1年B組)

②北芝 泉(1年B組)

③細津 花苗(1年C組)

④糸井崎 晃嗣郎(3年B組)



11月になると【魔法水泳大会】が開催される事になり水泳部の部長や他の部員たちは今大会に備えて練習をしており最後の追い込みに入っていて全員が必死になって頑張っていた。



 日本魔法学部第一高校(東京都)

10月[二学期]


 ある日の放課後


校舎内にある

[水泳部専用室内プール]

水泳部員が競泳の練習をしていて少しでも競泳のタイムを良くしようと頑張っていた。


④「ほら! そこ頑張って!」


部員の北芝泉と細津花苗の二人が休憩中に話していた。

②「はぁ~ 第一高校の水泳部ってこんなに凄く厳しい練習をするんですね?」

③「ええ 確かにこれは凄いですよね。」

②「しかし 今年の第一高校は本気で優勝を狙っているのですね?」

③「ええ そうですね。 でも出るからには当然 優勝したいですよね?」

②「ええ そうですよね。」

③「……できますかね?」

②「……」

そこに部員の北芝璋が二人の会話に割り込んできた。

①「おっ? なんだ 二人共 サボりか?」

③「あっ 璋くん どうもです」

②「璋 私たちは少し休んでいるだけですよ。」

①「いやぁ しかし 本当に凄く厳しいよな! 第一高校の水泳部の練習は…!」

③「今大会への最後の追い込みですからね? 今年こそは優勝したいですし 後悔もしたくはありませんからね。」

②「でももし頑張って優勝できたら私たちも結構 凄い偉業ですよね。」

①「まぁな …優勝できたらな。 でも他のところも結構 凄く強いからな。」

②③「……」

①「こればかりは…解らないよな。」

そこに部長の糸井崎晃嗣郎が三人の会話に割り込んできた。

④「さぁ 三人共 休憩はもう終わりだよ! 練習に戻って!」

①「はい!」

②③「判りました!」

④「……」

璋たち三人は練習している他の部員たちのところに戻って一緒に練習していた。




登場人物

●第一高校

①一珂院 恭(3年A組)

②一珂院 撩(2年A組)

③一珂院 翔(1年A組)

●第六高校

④黒澤 愁(2年A組)



 ある日の夕方


島根県

県内某所の高級ホテル

一珂院三兄弟は六甲院姉妹の誕生日パーティーに招待されていて参加する為に開催前日には県内のホテルで宿泊していた。


三兄弟は高級部屋(スイートルーム)の一部屋に泊まっていて寛いでいた。

①「……」

③「……」

②「……」

撩は何かの資料・書類を読んで見ていた。

①「ああ……アレか! マメだな!? …撩」

③「なぁ 撩兄はまた誰かの戦闘データの確認(チェック)でもしているのか?」

②「ん? ああ そうだな 一人…面白い奴がいてな。」

③「………面白い奴?」

②「ああ そうだ そいつももしかしたら美咲たちの誕生日パーティーに現れるかもしれないのだよ。 そんな予感がする…」

③「何言ってんだ? 撩兄 陸堂兄弟の戦闘データならもうとっくに取っているんだろう?」

②「いや 違う 彼らではないが彼ら以上に面白い奴さ。」

③「……?」

①「…」(ちっ 奴のコトか?)

②「まぁ そいつにも出会えたら言うことがないな。 だが…美咲たちは彼のコトを嫌っているから出会えるかどうかは解らないのだよ。」

③「へぇ~ じゃあ 会えるといいな? 撩兄」

②「まぁな そうだな 翔」

①「…ふん!」

三兄弟はその後も寛いでいた。


 ……………


【誕生日パーティー】

島根県の六甲院邸

当日の夜[豪邸内(会場)]

六甲院美咲と六甲院美幸の二人の姉妹の誕生日パーティーが会場で行われていた。


一珂院三兄弟は会場の一番隅にいて気配を消して静かに過ごしていて招待していて既に挨拶もした六甲院姉妹やあらかじめ感知していた陸堂兄弟などの一部の人間は一珂院の存在に気づいていたのだがそれ以外の他の人間には気づかれていなかった。


今回の事で恭たち三人が話していた。

①「ふふふ なかなか賑やかではないか? この姉妹の誕生日パーティーは…」

②「ふふふ さすがは美咲と美幸の双子姉妹の誕生日パーティーだけはあるな。」

③「いやぁ 本当に豪華だよなぁ このパーティーは…」

①「あの二人は結構こういう豪華で賑やかなコトが好きなんだな。 きっと!」

③「やっぱり凄いよね 俺にはとても真似できないよな。」

②「………奴はまだ来ていないようだが…?」

その頃では第六高校の生徒会役員たちもまだ "奴" の存在には気づいていない。



しばらくして誕生日パーティーもだいぶ時間が経過していてパーティーも楽しく順調に進んでいた―――


―――その時であった。

なんと! ここであの黒澤愁が会場に現れていて六甲院美咲の前に現れていた。

それを見ていた恭たち三人が……。

②「ふっ 遂に現れたな!」

①「ちっ やっと現れたか!」

③「へぇ~ 彼が例の奴なのか?」


一珂院三兄弟は美咲と愁との間に起きた騒動を静かに見ていて愁が会場から追い出されて外につまみ出されるのを見て愁の所まで行っていた。


④「……くっ くそっ!」

悔しがっている愁に恭たち三人が話しかけてきた。

①「ふふふ それにしても大変な目に()ったな。 黒澤愁よ」

④「誰だ!? 貴様らは!?」

②「俺たちは一珂院の人間で俺の名前は撩だ。 愁よ」

④「……一珂院……」

①「私の名前は一珂院恭だ。」

③「俺の名前は一珂院翔だ。」

④「それで俺様に何か用か?」

②「今回はまずは自己紹介をと思ってね。」

①「ふむ 黒澤愁よ。 お前には来年の我が第一高校への編入を薦めにきたのだ。」

④「なんだとっ!!?」

②「まぁ 詳細は車の中でゆっくりと話そうか。 少し検討してもらえないか?」

③「あんたにとっても悪い話ではないけどね。」

④「…なに…?」

①「当然だが第一高校の編入試験には受けてもらうがお前の実力ならば問題なかろう。」

③「第一高校の男子寮も()き部屋がまだ残っているし大丈夫だよ。 愁さん」

②「そういうコトだ まぁ とにかく車に乗れよ 自宅まで送ってやろう。」

④「……」


一珂院三兄弟や黒澤愁は六甲院姉妹の誕生日パーティーが終了する前に一珂院家の高級自動車に乗り込み愁の自宅まで送り届けてから家に帰っていった。



  ―――――――



  【今回の出来事】

1.魔法水泳大会の優勝を目指して日本魔法学部第一高校の水泳部はこの時期から猛特訓をしていて主力部員が好調である。

2.一珂院三兄弟である恭・撩・翔は六甲院の姉妹である美咲・美幸の誕生日パーティーに招待されて参加していたのだが真の目的は黒澤愁の方であった。

―――黒澤愁の第一高校へのスカウトだった。



  【登場人物紹介】

    [簡易型]

 [糸井崎 晃嗣郎]

年齢:18歳

東京都出身

日本魔法学部第一高校の男子生徒。(3年生)

彼についての詳細はまだ不明。

現在は水泳部に所属している。



  【水泳部の部員】

    [簡易型]

現在までに確認されている日本魔法学部第一高校の水泳部の部員を紹介する。

◎部長 :糸井崎晃嗣郎(3学年.男子)

◎副部長:細市果奈子(3学年.女子)

◎部員 :北芝璋(1学年.男子)※

    :北芝泉(1学年.女子)※

    :細津花苗(1学年.女子)

※魔法水泳大会の今大会の出場選手(現在確認されている生徒)



    【備考欄】

なんと! 今回はお久しぶりの登場である黒澤愁が出現してきた!

一珂院の人間は優秀な人材を多方面から集めていて第一高校に転校・編入させている。

勿論 強制・強要ではないので断っていても問題はないのだ。(今まで通りである)

逆に受託すると今後の支援やサポートが一珂院家から受けられる。(凄いぞ!!)

愁は来年の4月から第一高校の3学年として編入を検討していて男子寮の入寮も検討している様である。

 

 登場人物紹介



細津 花苗

(ほそつ かなえ)


年齢:15歳

身体:162cm

誕生日:11月25日(射手座)

3サイズ:B84/W58/H83

千葉県出身

趣味:料理.読書

在籍:1年生(1年C組)

所属:水泳部

家族構成:???

一人称:[私]


日本魔法学部第一高校の女子生徒。

成績は普通であるのだがもともとがエリート校なので下位に落とされた。

運動はなかなか優秀な部類に入るようだ。

魔法実技は結構 苦手であり低評価を受けている。

現在は第一高校の女子寮に住んでいてそこから学校に徒歩通学している。

性格は基本的には北芝泉とほぼ同じ性格の穏和で礼儀正しく芯が強く同学年でも丁寧口調で話してくれる。

北芝泉とは気の合う友人である。

戦闘能力は格闘能力がまったくなく攻撃魔法も遠距離型しかないのだがそれほど強くもない。

家庭は普通であり家族としては両親はいるようだがきょうだいがいるかは不明。

料理が結構 得意である。

現在は水泳部に所属しており北芝兄妹に勝るとも劣らない相当な実力を持っている。

陸堂兄弟とはあまり面識がない。


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