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78.第一高校編[一学期]【生徒会長軍】

【アブソリュート=ゼロ】

  第一高校編[一学期]

   【生徒会長軍】



今回のお話しは少し(さかのぼ)って7月頃に起きた出来事をお話しします。



登場人物

①一珂院 恭(3年A組)

②細津 花苗(1年C組)

③細貝 香菜穂(2年C組)

④細市 果奈子(3年C組)



 日本魔法学部第一高校(東京都)

7月[一学期]


 ある日の昼頃


校内にある生徒会室にて

室内には一珂院恭が一人だけいて机の一番奥の席に座り腕組みしながら考え込んでいた。

机の上には複数枚の何かの書類が置かれていて恭は難しい顔をしていた。


「…」(う~~む 非常に優秀な生徒が来てくれているのだが…やはりパッとしないな。)


「…」(だが…そうは言っても集まらなければ意味はない! 私は高望みをして贅沢なのかもしれない…が…妥協もしたくはない!)


「……それでは……」


「…」(ふむぅ いつまでもそんなことを言っていては何も決まらないな。 やはり翔の言う通り必要ないのか?)


「……とにかく……」


「…」(ここの資料だけではまだ判断できない。)


「さて どうするか?」


恭は眼を閉じてまたしばらく考え込んでしまい時間だけが過ぎていた。


「…仕方がない また募集をかけておくか。 まぁ まだ慌てる必要もないしな。」


まるで「何か」に言い聞かせて自分自身に納得させているかの様な発言(独り言)をして恭は生徒会室を退室していった。


 ……………


 またある日の昼頃


校内にある生徒会室にて

室内にはまた一珂院恭が一人だけいて自分の席に座り机の上には複数枚の何かの書類が置かれており恭は難しい顔をしていて腕組みしながら考え込んでいた。


しばらくすると…


 コンコンコン!


生徒会室のドアをノックする音がしていた。

①「はい 入りなさい」


 ガチャッ!


生徒会室のドアが開いて一人の女子生徒が室内に入ってきた。

③「はい 失礼します。」

その女子生徒は恭が座る席まで近づき立っていた。

①「……何か?」

③「はい こちらの方で『生徒会長軍』の募集をしていると聞いて来ました。」

①「おお! そうか よく来たな!」

③「はい 2年C組の細貝香菜穂と言います 宜しくお願いします。」

①「ふむ それで…『生徒会長軍』の部員(メンバー)入りが希望なのか?」

③「はい できれば……ですけど…」

①「…細貝…香菜穂…だな? よし わかった! 現在(いま)はまだ書類選考中だから少し待て 選考合否は後日あらためて連絡する。」

③「はい では宜しくお願いします。」

①「ふむ」

細貝香菜穂は一礼すると生徒会室を退室していった。

①「ほっ やっと来たのか? 良かった…!」(本音)

恭は資料・書類の整理をしていた。


 ……………


 そのまた次の日の昼頃


校内にある生徒会室にて

室内には相変わらず一珂院恭が一人だけいた。(以下.省略)


するとまた…


 コンコンコン!


生徒会室のドアをノックする音がしていた。

①「はい 入りなさい」


 ガチャッ!


生徒会室のドアが開いて一人の女子生徒が室内に入ってきた。

④「ええ 失礼するね。」

その女子生徒は恭が座る席まで近づき立っていた。

①「おっ? 果奈子か 一体どうしたのだ?」

④「ほら こちらの方で『生徒会長軍』の募集をしているでしょ。 卒業する前に何かやっておこうかな…と思ってね。」

①「おお! そうか なるほど 歓迎するぞ!」

④「それじゃあ よろしくできる?」

①「一応 形式上は現在(いま)はまだ書類選考中だから少し待て 選考合否は後日あらためて連絡する。」

④「ねぇ もし選考に合格したら次は面接でもするの?」

①「いや 面接は今している」

④「え? これ 面接なの?」

①「そうだ そんな面倒臭い面接などはしない こう見えても私は忙しいのだよ いいな?」

④「うん わかったわ じゃあ 後はよろしくね。」

①「ふむ」

細市果奈子は生徒会室を退室していった。

①「ふむ やっと人数が増えてきたな。」(本音)

恭は資料・書類の整理をしていた。


 ……………


 再び次の日の昼頃


校内にある生徒会室にて

室内にはこの日も一珂院恭が一人だけいた。(以下.省略)


するとまたまた…


 コンコンコン!


生徒会室のドアをノックする音がしていた。

①「はい 入りなさい」


 ガチャッ!


生徒会室のドアが開いて一人の女子生徒が室内に入ってきた。

②「はい 失礼します。」

その女子生徒は恭が座る席まで近づき立っていた。

①「……君は?」

②「はい こちらの方で『生徒会長軍』の募集をしていると聞きましてお伺いしました。」

①「おお! そうか いいぞ! 『生徒会長軍』は!」

②「はい 1年C組の細津花苗と言います 宜しくお願いします。」

①「ふむ それで…『生徒会長軍』の部員(メンバー)参加が希望でいいのだな?」

②「はい よろしければ…ですけど…」

①「…細津…花苗…だな? よし わかった! 現在(いま)はまだ書類選考中だから少し待て 選考合否は後日あらためて連絡する。」

②「はい それでは宜しくお願いします。」

①「ふむ」

細津花苗は一礼すると生徒会室を退室していった。

①「…ん? なんだか "細" が多いようだな…?」(本音)

恭は資料・書類の整理をしていた。


 ……………


後日

書類選考の審査結果

細津花苗・細貝香菜穂・細市果奈子の三名は無事『生徒会長軍』の部員(メンバー)の入部に合格(成功)した。

三人共に "C組" なのだが一珂院恭にとっては最早(もはや)どうでもいいコトでありその点は第二高校と同じなのである。


恭は花苗・香菜穂・果奈子の三人を生徒会室に呼んでいて『生徒会長軍』の入部の合格を報告していた。

①「三人共 『生徒会長軍』への入部 おめでとう!」

②「本当にどうもありがとうございます。会長」

③「ありがとうございます。 会長」

④「ありがとうね!」

①「ふむ それではこれから宜しく頼むぞ!」

②「はい こちらこそ 頑張ります。」

③「はい 頑張ります!」

④「ええ もちろんよ!」

①「ふむ」

花苗・香菜穂の二人は一礼をして花苗・香菜穂・果奈子の三人は生徒会室を退室していった。

①「……まだまだ足りないな……」(本音)

どうやら恭は『生徒会長軍』の入部募集をまだまだ続けるようだ。



  ―――――――



   【生徒会長軍】

今回の日本魔法学部第一高校では生徒会室に会長の一珂院恭が一人でいて普段からも一人でいる場合があると言う。

『生徒会長軍』についても現在でも入部の募集をかけているのだがまとまった人数にはまだ達していないので恭一人でも室内にいて希望者・参加者を待っている。

それで待った甲斐があって新たに女子生徒三人が加入した。



  【魔法学校について】

    [クラス編]

日本魔法学部第一高校から日本魔法学部第七高校までで共通しているのが学科の優劣を「クラス別」で決定している事である。

学科(教科:魔法以外全部)の成績においては「クラス別」で優秀な生徒を「A組」として平均的で普通の生徒を「B組」として劣等生を「C組」としている。

これは優等生・普通・劣等生に分けることで生徒が勉強をスムーズに行える事でありまた教師がそれぞれの勉強方法で教える事ができるので成績を効率よく上げられる事ができるのであって決して待遇差別を助長している訳ではない。

しかしその方法も今は議論になっているようで普通学校でもこの「クラス分け」を取り入れている学校と廃止している学校に分かれているようだ。



  【登場人物紹介】

    [簡易型]

 [細津 花苗]

年齢:15歳

千葉県出身

日本魔法学部第一高校の女子生徒。(1年生)

普通の家庭の普通の生徒。

見事に『生徒会長軍』の部員(メンバー)に加入できた「細一族」(恭が勝手に命名)の一人。


 [細貝 香菜穂]

年齢:17歳

埼玉県出身

日本魔法学部第一高校の女子生徒。(2年生)

普通の家庭の普通の生徒。

見事に『生徒会長軍』の部員(メンバー)に加入できた「細一族」(恭が勝手に命名)の一人。


 [細市 果奈子]

年齢:18歳

神奈川県出身

日本魔法学部第一高校の女子生徒。(3年生)

普通の家庭の普通の生徒。

見事に『生徒会長軍』の部員(メンバー)に加入できた「細一族」(恭が勝手に命名)の一人。



   『魔法の紹介』

今回も一珂院撩が使用する魔法を紹介するが今度のは少し特殊な魔法である。

【補助魔法】

《セイント.ワールド.オブ.サウザント》

(飛行&特殊魔法)

魔法で作成した「瞳」を広範囲に展開する事が可能。

その「瞳」は大きさや色などを自由自在に変化可能であり超遠距離からの遠隔操作もできる上に最大1000個の「瞳」を作成できる事からこの名前がつけられた。

さらに用途も様々で色んな事に使用可能であり「瞳」を通して自分の眼で()る事もできる摩訶不思議な魔法である。

(一珂院撩の強力魔法)


登場人物紹介

   主人公



一珂院 撩

(いちかいん りょう)


年齢:17歳

身体:180cm

誕生日:6月30日(蟹座)

東京都出身

趣味:戦闘データの収集

在籍:2年生(2年A組)

所属:生徒会副会長

家族構成:兄.弟

一人称:[俺]


日本魔法学部第一高校の男子生徒。

成績・運動・魔法共に優秀であるコトは最早(もはや)言う事もない。

一珂院家の豪邸から黒塗りの高級自動車に乗って学校に通学している。

性格は基本的には温厚で面倒見が良いが一方では冷淡なところもあり自分の興味のないコトにはあまり深く関心・追及がないようだ。(少し陸堂瑛と似ている?)

戦闘能力は非常に高く格闘能力は陸堂瑛と "互角?" の強さを誇り…攻撃魔法も近接型・遠距離型共に所有しており威力は絶大にして強力である。

名家・一珂院財閥の次男であり御曹司でもあり恭の弟・翔の兄にあたる。

一珂院家の三兄弟はいずれも優秀であるが特に戦闘面では好戦的であり戦略的にも戦力的にも他の兄弟たちよりも物凄く強い実力を持っている。

上級実力者の戦闘データを収集する為によく一人で出掛ける事があるのだが日本の魔法学校の生徒の戦闘データは既に網羅(もうら)している。

現在は生徒会の副会長を務めていて陸堂兄弟とは知り合いで面識があり陸堂瑛とはライバル関係でもあり さらには『心霊現象研究会部』にも少し関係があり面識もあるようだ。

まさに超天才を誇る最強の一人である。


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