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75.第一高校編[一学期]【北芝兄妹】

※遂に第一高校編に突入します。

ここでは、あの「北芝璋」と「北芝泉」の二人も登場しますので、お楽しみにして下さい。

では、第一高校編を始めます!!

   

【アブソリュート=ゼロ】

  第一高校編[一学期]

    【北芝兄妹】



今回からは日本魔法学部第一高校やその生徒・主人公たちにまつわるお話しをする。

東京都にある第一高校は魔法学校の中でも最上位に位置し優秀なエリート生徒が通うエリート学校である。


今の時期は4月。

第七高校では柊沢統一ら1学年が入学し第五高校では平塚陽都ら1学年が入学し第三高校では神柴渉ら1学年が入学し第二高校では黒峰豪太ら1学年が入学しておりこの第一高校でも1学年の新入生が入学してきたのである。



登場人物

①一珂院 恭(3年A組)

②一珂院 撩(2年A組)

③一珂院 翔(1年A組)

④北芝 璋(1年B組)

⑤北芝 泉(1年B組)



 ある日の夜


東京都にある一珂院家の豪邸

重力魔法制御装置室

豪邸にある一室には室内を重力魔法で操作する事ができ…その中で一珂院撩が攻撃魔法や格闘技などの戦闘技術の特訓をしていた。

撩は…さも当然の様に徹底的に身体を酷使しておりそれを毎日…繰り返し(おこな)っていたのである。

…何の為に…何を目指しているのか…それは彼の心中(しんちゅう)にしか解らない…。

その後…撩は特訓が終わるとシャワーを浴びていた。


一方の一珂院翔は自室の部屋に(こも)って何かをしており一珂院恭はリビングでゆっくりと寛いでいた。

これが一珂院三兄弟の日常の一部である。


 ……………


 日本魔法学部第一高校(東京都)

4月[一学期]


入学式からだいぶ経っていて今年入学してきた多くの生徒の中には翔の他にも北芝璋と北芝泉と言う名前の二人の生徒の姿もいた。

翔・璋・泉の三人は既に生徒会の会長である恭の指名により生徒会役員入りを果たしていた。



 ある日の午前中


校内のある廊下にて

翔・璋・泉の三人は窓側の方に立っていて話し込んでいた。

③「やぁ 二人共 恭兄が生徒会役員は放課後 生徒会室に集合だとよ。」

④「ああ わかった」

⑤「はい 判りました」

③「早速(さっそく)だが活動開始と言う訳かな? 他のメンバーはもう卒業してしまったから今はまだ恭兄と撩兄の二人しかいない。 そこに俺たち三人が加われば また五人になると言う訳だな。」

⑤「……」

④「なぁ 生徒会役員は五人いないと駄目なのか?」

③「いや そういう訳でもないさ 最低でも一人いればいいのだよ。 第二高校では会長一人で役員全ての仕事をしているらしいからね。」

⑤「…え? 会長一人で…?」

③「ああ 実際に見たわけではなく恭兄から聞いた話しさ。」

④「へぇ~ それは凄いな」

③「凄いと言えば この魔法学校にまつわる こんな都市伝説を知っているかい?」

④⑤「…都市伝説?」

③「ああ それが『最強の四天王』の説だよ。 まぁ 本当か…どうかはしらないけど……前に恭兄が話しているのを聞いていてね…。」

⑤「……」

④「へぇ~ そうかー 昔は凄かったんだなぁ~。」

③「…え? ……現在(いま)だよ?」

④⑤「……えっ!? 現在(いま) 居るの?」

③「…え? ああ 現在(いま)の話しだよ もっとも それが本当か…どうかは本当にしらないけどね……って さっき言っただろう!」

⑤「…あっ うん…」

④「それで…それは誰なのか知っているのか?」

③「ああ 知っているよ 俺も質問したからね そしたら恭兄はこう答えた。 まず最初の一人目は撩兄…つまり『第一高校の一珂院撩』…次の二人目は『第二高校の八陀院凌』…さらに三人目は『第四高校の四豊院奏』…そして最後の四人目が『第七高校の陸堂瑛』…この四人だと言われているそうだよ。」

⑤「……っ!?」

④「…? どうかしたのか? 泉…?」

⑤「…いえ 何でもありませんよ …璋」

④「…そうか?」

⑤「……」

③「そして全員が2年生…まぁ 本当か…どうかは解らない…ただの都市伝説なのさ。」

その後も三人は話し込んでいた。


 ……………


 ある日の午後


生徒会室にて

放課後

室内には新会長となった一珂院恭に新副会長となった一珂院撩に新役員となった一珂院翔・北芝璋・北芝泉の三人も新たに加わっての五人がいて 恭を中心にそれぞれが定位置の席に座っていて話し合いをしていた。

①「さて…と まず最初に『生徒会長軍』についてのコトなんだが…。」

②「……」

④⑤「…?」

③「なぁ~ 俺 思うだけどさぁー 恭兄に『生徒会長軍』なんて必要なのか?」

②「ふふふ 仕方あるまい 翔 魔法学校の昔から続く習わしだからな。」

①「そうだぞ それに会長の強さなどは関係ないのだよ 翔」

③「ふぅ~ん そうか?」

⑤「あのー 会長…その『生徒会長軍』とはなんですか?」

①「ふむ そうだな まぁ 簡単に言えば生徒会の用心棒か……あるいは会長の護衛部隊と言うところかな……一応 形式上では部活動の部類に入るがな。」

④「それって…風紀委員会とどう違うのですか?」

②「風紀委員会は校内の風紀を守るのが仕事で委員会のひとつだが 『生徒会長軍』は会長を護衛するのが仕事で部活のひとつにあたるのだ。」

④「ふむふむ なるほど そういう意味ですか。」

③「なるほど あらためて聞くとそれぞれ役割が決まっているんだな。」

⑤「それが昔から続いているのですね。」

①「ああ 昔の魔法学校の生徒会は会長に権力が集中していてな 会長が好き放題にやるから生徒たちから不満を持たれていて会長が襲われることもあったそうだ。」

③④「へぇ~~」

⑤「それで会長を護衛する部隊『生徒会長軍』が誕生したのですね。」

②「そうだな それだけに『生徒会長軍』は "生徒会の犬" と呼ばれることがあるそうだ。」

①「ふん 口の悪い連中が言う台詞(セリフ)だよ。」

③「それで『生徒会長軍』のメンバーとかはもう決まっているのか? 恭兄」

①「それはまだ これからだな ふふふ 募集でもかけるか? 今はまだ部活動の勧誘週間でもあるしな。」

②「ふふふ そいつはまた 横着(おうちゃく)なことをするよなぁー 恭も」

③「でもやっぱさぁ~ もう必要ないんじゃないかな? 恭兄にはさぁ~。」

①「くどいぞ 翔 必要だからするのだ。」

②「ふふふ …だそうだぜ 翔」

④⑤「……」

その後も五人は話し合いを続けていた。



  ―――――――



    【入学式】

    [簡易型]

今年は一珂院翔・北芝璋・北芝泉などの優秀な生徒たちが日本魔法学部第一高校に入学してきた。

他にも優秀な生徒たちが入学しているようであり今年もかなりの豊作である。

入学式では生徒会の会長である一珂院恭が新入生に挨拶をしていた。

第一高校にも『生徒会長軍』はあるのだが現在はまだメンバーは不明であり基本的な仕組みは第二高校とほぼ同じである。

※都市伝説はあくまでも都市伝説であるのでご注意して下さい。



   【生徒会役員】

     [簡易型]

今回の第一高校の生徒会役員のメンバーは下記の通りである。

以前(第二高校編)も掲載していると思うが確認の為に再度掲載する。

◎会長 :一珂院 恭(3年A組)

◎副会長:一珂院 撩(2年A組)※

◎書記 :一珂院 翔(1年A組)

◎会計 :北芝 泉(1年B組)

◎庶務 :北芝 璋(1年B組)

以上の五人が現在の生徒会役員である。

※さらに一珂院撩は風紀委員会の委員長でもある。



  【登場人物紹介】

    [簡易型]

 [北芝 璋]

年齢:15歳

???出身

日本魔法学部第一高校の男子生徒。(1年生)

北芝家の息子にあたり泉の兄であるが…。

兄妹揃ってかなりの優等生であり入学してすぐに生徒会の会長・一珂院恭から生徒会役員入りをスカウトされた。


 [北芝 泉]

年齢:15歳

???出身

日本魔法学部第一高校の女子生徒。(1年生)

北芝家の娘にあたり璋の妹であるが…。

兄妹揃ってかなりの優等生であり入学してすぐに生徒会の会長・一珂院恭から生徒会役員入りをスカウトされた。



   『魔法の紹介』

今回は第一高校の生徒である一珂院撩が使用する魔法を紹介する。

【攻撃魔法】

《エネルギーブラスト》

(元素:水&破壊魔法)

水属性の水色の光線を放出させて敵に攻撃する。

名前からして陸堂瑛たちが使用している攻撃魔法と同系統であると思われる。

(一珂院撩の通常魔法)


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