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70.第二高校編[三学期]【会長会:1】

   【※注意】


今回の『会長会』は第二高校版の前編です。


そのつもりで宜しくお願いします。


【アブソリュート=ゼロ】

  第二高校編[三学期]

   【会長会】



1月(翌年)

第二高校でも新年に入り最初の行事として【会長会】の開催に参加する事になっている。



『会長会』とは

魔法学校の全七校の生徒会の会長が一堂に会する一大イベントであり参加対象者は会長・副会長である。

開催場所が今年は「長崎県」の高級ホテルに2泊3日の宿泊予定となっている。



登場人物

●第二高校

①柏橋 伊鈴(1年A組)

②八陀院 凌(2年C組)

③八陀院 蒼依(3年A組)

④黒峰 豪太(1年C組)

●第七高校

⑤陸堂 翼(2年B組)

⑥陸堂 瑛(2年B組)

●第三高校

⑦二爽院 静花(2年A組)

⑧梶崎 愛莉(1年B組)

●第一高校

⑨一珂院 撩(2年A組)

⑩一珂院 恭(3年A組)

⑪一珂院 翔(1年A組)



今回の参加メンバーは生徒会の会長である柏橋伊鈴と副会長である黒峰豪太にサポートとして八陀院蒼依とそして何故か…八陀院凌も同行しての四人が【会長会】に参加していて 他の後の主だったメンバーは第二高校の学校でお留守番である。



【長崎県/高級ホテル】

夕方[ホテル:作業部屋/会議]

(1日目/PM.6:00)

柏橋伊鈴と黒峰豪太と八陀院蒼依と八陀院凌の四人は既にホテルに到着していて第二高校生徒会専用の "作業部屋" をひとつ用意してあり…そこに集合して会議をしていた。


③「―――それがあれで……」

①「…はい あれは…?」

③「ああ この資料は―――」

④「…この資料はどうしますか? 蒼依さん」

③「あっ あぁ それは―――」

①「あっ 豪太くん それ!」

④「ああ これか!? よし これで―――」

③「―――これであとは……」

①「あっ 蒼依さん あとこれも―――」

④「…ふう…」

②「…」


伊鈴・豪太・蒼依の三人は明日 (おこな)われる予定である【会長報告会】の準備に余念がなく慌ただしく作業をしていて 凌はそんな三人から少し離れた場所で "それ" を眺めていた。


②「…大変そうだな…」

③「……」

④「……」

①「……」

③「…なんだか…とても他人事(ひとごと)みたいだね? 凌」

②「ああ 他人事(ひとごと)だからな 俺にはあまり関係ないしな 蒼依」

①「…」

③「…後輩がこんなに頑張っているのに凌は手伝おうと言う気持ちはないワケ…?」

②「……ないっ!!」

③「…」

④「それでは何でここまで来たのですか? 凌さん」

②「それは "この後" に用事があるからさ。」

④「…この後…?」

③「ふふふ それはこの『会長会』が終わった後のコトを言っているのさ 豪太くん」

④「…?」

①「……」

③「さぁ ではまた作業を続けようか? 二人共」

①④「…はい」

②「……」

その後も伊鈴たち三人は作業を続けていた。


夜[ホテル:会場/夕食]

(1日目/PM.7:00)

伊鈴・豪太・蒼依・凌の四人は会場の端に一ヶ所に集まって食事をしていた。

そこに陸堂兄弟と六甲院姉妹も指定された席に着いていた。

陸堂瑛の登場に周囲にいた生徒たちがザワついていた。

 …ざわざわ

③「へぇ~ やっぱり人気がありますね。 瑛の奴…!」

②「ああ そうみたいだな。 まったく! 瑛の奴…!」

①「…?」(…怒ってる?)

④「瑛さんか? お久しぶりです。 …と後で挨拶しておこうかな。」

①「あのお方が "伝説の陸堂瑛" さんですか?」

④「… "伝説" …なのか?」

①「…はい そうらしいですよ。 豪太くん」

②③「…」

伊鈴たちのテーブルにも豪華料理が並んでいて夕食を食べていた。

①「これ 美味しいですよ。 豪太くん」

④「ああ これも美味しいぞ! 伊鈴よ」

③「なるほど さすがは豪華料理だね。 美味しいよ」

②「…ああ 確かにうまいな」

その後も伊鈴たち四人は夕食を食べ続けていた。


そして食べ終えた生徒から続々と自分の部屋に戻っていった。


夜[ホテル:ロビー/立話]

(1日目/PM.8:00)

陸堂兄弟はロビーにいて そこに凌が現れた。

伊鈴たち三人は "作業部屋" に戻り作業を続けていた。

陸堂兄弟はロビーのソファーに腰掛けて休んでいて目の前に凌が立っていた。

②「…よう 瑛 翼」

⑥「やぁ 凌」

⑤「どうもです 凌」

③「それで…瑛 翼 "この後" よろしくな」

⑤「はい 判りました」

⑥「ああ わかった」

②「……ん?」(誰か来たか?)

そこに六甲院姉妹が現れた。

②「…じゃあ またな 瑛 翼」

⑤「はい どうもでした 凌」

⑥「ああ またな 凌」

凌はその場を立ち去った。


夜[ホテル:大浴場/入浴]

(1日目/PM.9:10)

ホテルの大浴場は24時間開放されている。

伊鈴と豪太の二人がお風呂に入りに来ていた。

④「それじゃあ また後でな 伊鈴」

①「はい 豪太くん また後でですね。」

豪太は「男湯」に伊鈴は「女湯」にそれぞれ入っていった。

[脱衣場:女湯]

伊鈴は服を脱いだ。

①「…ふう…」

伊鈴はお風呂に入る準備をして大浴場の方に向かった。

[大浴場:女湯]

①「ふぇ~~ ひ 広い…ですわねーー。」

[入浴:女湯]

伊鈴は入浴した。

 …ざわざわ

①「はぁ~~ いい湯加減ですわねーー。」

伊鈴はしばらく湯船に浸かっていると……。

⑦「あら? 伊鈴ちゃん?」

⑧「…あっ!」

そこに二爽院静花と梶崎愛莉の二人が現れた。

①「あっ どうもです 静花さん 愛莉ちゃん」

⑦「はい ごきげんよう 伊鈴ちゃん」

⑧「……どうもです」

⑦「それと…おめでとうございます 伊鈴ちゃんは生徒会長になられましたね。」

①「はい ありがとうございます 静花さん」

⑧「しかし 驚きましたね 1年生で会長とは…凄いコトですよね。」

⑦「ええ 確かにそうですわね 愛莉」

①「はい 大変恐縮です。」

その後も三人は話しをしながらお風呂を気持ち良く楽しんでいた。


夜[ホテル:遊戯室/麻雀]

(1日目/PM.9:30)

蒼依はひとりで部屋で休憩中。

伊鈴と豪太の二人はお風呂を入浴中。

凌はひとりで麻雀をしにやって来ていたのだが凌が座る卓には凌しかいない……他に対戦者がいなかった。

麻雀において凌は強烈に強く負けるとわかって一緒に打つ者がいなかったからである。

 …ざわざわ

②「…」

そこに見知った連中が現れた。

⑨「よう 凌 暇か?」

②「ん? 撩か…」

⑩⑪「……」

そこには第一高校の男子生徒…一珂院恭・一珂院撩・一珂院翔の三人の姿がいた。

②「…」

⑨「…何で誰もいない卓にひとりで座っているんだ? 凌」

②「……さっきまではいたんだがな そいつらは "つまらない" と言って出ていったよ。」

⑨「おや それは残念だな それなら俺たちとやるかい?」

⑩⑪「…っ!」

②「ふん! 冗談じゃない! 素人(トーシロ)相手に打てるか! まずは瑛にでも勝ってからにしてくれ!」

⑨「おや そいつは残念だな まぁ 次回の楽しみにとっておくか。」

②「…じゃあな 撩…」

⑨「…ああ…」

⑩⑪「……」

凌は立ち上がってその場を立ち去った


夜[ホテル:各部屋/自由]

(1日目/PM.10:00)

その頃になってようやく伊鈴・豪太・蒼依の三人は "作業部屋" での明日の準備の作業も一段落していて三人はそれぞれ自分の部屋で休んでいた。


夜[ホテル:各部屋/消灯]

(1日目/PM.11:00)

 ~おやすみなさい~

全七校の生徒の大半が就寝。


こうして『会長会』1日目が無事終えた。



 《『会長会』2日目》



【長崎県/高級ホテル】

朝[ホテル:各部屋/起床]

(2日目/AM.7:00)

 ~おはようございます~

全七校の生徒全員が起床。


朝[ホテル:会場/朝食]

(2日目/AM.8:00)

柏橋伊鈴・黒峰豪太・八陀院蒼依・八陀院凌の四人は会場の昨日と同じ場所で朝食を食べていた。

 …ざわざわ

①「さすがに朝食も美味しいですわね 豪太くん」

④「…ああ そうだな 伊鈴」

③「なるほど 確かに美味しいですね 凌」

②「…ああ そうだな 蒼依」

その後も伊鈴たち四人は朝食を食べ続けていた。


そして食べ終えた生徒から続々と自分の部屋に戻っていった。



こうして『会長会』2日目が始まった。



  ―――――――



   『今回の出来事』

     [簡易型]

今回は第二高校の視点からの各魔法学校の第一高校から第七高校までの全七校の生徒会の会長と副会長が参加しての学校行事のひとつ『会長会』である。

ちなみに今回の『会長会』も二話構成(前編.後編)である。

また【会長会】の行事内容について知りたい方は "第六高校編[三学期]【会長会】" を参照・参考にして下さい。

前編(1)と後編(2)の二話にかけて説明されていると思います。



   『今回の参加者』

第二高校において今回の【会長会】に参加した生徒たちを紹介する。


◇柏橋伊鈴……生徒会の会長なので参加

◇黒峰豪太……生徒会の副会長なので参加

◇八陀院凌……今回は何故か参加(何か用事があるようだが…)

◇八陀院蒼依……経験者なので参加(新会長の手伝い)

◆園八林みなみ……学校でお留守番なので不参加

◆池幡剛太……学校でお留守番なので不参加

◆エミリ・ハングヴァーグス……関係ないので不参加(『生徒会長軍』として行き帰りは会長たちと同行する)

◆エミル・ハングヴァーグス……関係ないので不参加(『生徒会長軍』として行き帰りは会長たちと同行する)

◆相模原煕……関係ないので不参加(『生徒会長軍』として行き帰りは会長たちと同行する)



  【登場人物紹介】

    [簡易型]

 [一珂院 恭]

年齢:18歳

東京都出身

日本魔法学部第一高校の男子生徒。(3年生)

名家・一珂院財閥の三兄弟の長男で次期総帥の地位である。

生徒会の前会長である。


 [一珂院 撩]

年齢:17歳

東京都出身

日本魔法学部第一高校の男子生徒。(2年生)

名家・一珂院財閥の三兄弟の次男で御曹司である。

生徒会の前副会長にして新会長である。


 [一珂院 翔]

年齢:16歳

東京都出身

日本魔法学部第一高校の男子生徒。(1年生)

名家・一珂院財閥の三兄弟の三男で御曹司である。

生徒会の新副会長である。



登場人物紹介



相模原 煕

(さがみはら ひろし)


年齢:16歳

身長:175cm

誕生日:8月8日(獅子座)

奈良県出身

趣味:マンガ.ゲーム

在籍:1年生(1年C組)

所属:風紀委員

家族構成:父.母.弟

一人称:[俺]


日本魔法学部第二高校の男子生徒。

成績はあまり良くなく勉強も得意ではない。

運動神経は普通。

魔法実技もあまり得意ではなく魔法技術も高くはない。

普段から授業はあまり聞いていない。

性格は基本的には素直で律儀なのだが少し短気で好戦的でもある。

戦闘能力は格闘能力に関してはケンカに少し強い程度の実力しかなく…魔法能力や攻撃魔法に関してはほぼ皆無である。

地元の奈良県の学校の近くにある家に家族四人で一緒に暮らしていて徒歩通学している。

八陀院蒼依の要請で風紀委員会に所属することになった不良生徒であり黒峰豪太とは友達で不良仲間である。

以前は『呪術・怨念』で苦しむが現在は普通に生活している。

八陀院凌との出会いで少しは改心していて『呪術・怨念』の件で助けられた恩義を感じているようだ。

そして彼女がいるようであるが…。


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