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68.第二高校編[二学期]【親睦会旅行:2】

【アブソリュート=ゼロ】

  第二高校編[二学期]

   【親睦会旅行】



※前回の第二高校の【親睦会旅行】のお話しの続きをします。



登場人物

①柏橋 伊鈴(2年A組)

②八陀院 蒼依(3年A組)

③園八林 みなみ(2年B組)

④池幡 剛太(2年B組)

⑤エミリ・ハングヴァーグス(1年B組)

⑥エミル・ハングヴァーグス(1年B組)

⑦黒峰 豪太(1年C組)



 日本魔法学部第二高校が11月に行く今回の親睦会旅行の行き先は東京都であり とある有名で巨大な高級ホテルを生徒会が予約していて2泊3日を予定している。


他の魔法学校も基本的には同じなのだが第二高校の場合も特に遊楽(ゆうらく)する事を目的としていて旅行の費用などは学校側が負担している。


 ……………


親睦会旅行2日目

東京都娯楽旅行


[ホテル:各部屋]

(2日目/AM.7:00)

起床時間

全員が起床。

 ~おはようございます~


[ホテル:大宴会場]

(2日目/AM.8:00)

生徒会役員を含む全員で朝御飯を食事中。

1学年生徒の皆はぼぉーっとしながらも黙々と食べていた。


[ホテル:ロビー]

(2日目/AM.9:00)

1学年生徒参加者や生徒会役員たちが続々とロビーに集合し目的地に向けて出発していた。


柏橋伊鈴と園八林みなみと池幡剛太とエミリ・ハングヴァーグスとエミル・ハングヴァーグスと黒峰豪太と八陀院蒼依の七人もロビーに集合していて これからどうするのかを話し合っていた。

①「さて これからどうしましょうか? 室内プールが三ヶ所ありましたね? どちらに行きましょうか?」

③「そうよねぇ~ ホテルの最上階と地下階と遊園地の中にある室内プールの三ヶ所あったわよねぇ~。」

④「…後で遊園地で遊ぶのなら当然 遊園地の中にある室内プールを使用した方がいいのではないのか?」

③「私もそれでいいと思うけどねぇ~。」

⑤「エミリは最上階の室内プールがいい!」

⑥「エミルは地下階の室内プールの方がいい!」

②「…ふむぅ」

⑦「俺は何処でもいい! さらに言うなら部屋でゴロゴロしたい!」

①「それは駄目です! せっかくここまで来たのですからプールに行くのです!」

⑦「はぁ わかった わかった」

②「それだと問題は場所だね 話しを聞いていると皆バラバラだよね。」

①「わたくしも何処でもいいのですが… さて どうしましょうか? 困りましたわね。」

④「…確かにバラバラだな。」

⑤⑥「ねぇ どうするの?」

⑦「……」

①「あっ! そうですわ! それでは… これはどうでしょうか―――」

…などと言いながら伊鈴たち七人はこれから行く行き先を決めてからその目的地に向かって行った。


 ……………


[東京都:某所室内]

(2日目/AM.9:30)

とある某所にある室内プール

伊鈴たち七人がそこに到着して早速(さっそく)施設内に入場していった。

男女別の更衣室に伊鈴たち七人がそれぞれ別々に入室していき水着に着替えて待ち合わせ場所に集合していた。


男子たちは半ズボン型の黒い短パン水着で統一されている。

女子たちは……

エミリはピンク色のワンピースの胸元には赤くて大きなリボンと腰には赤くて短いパレオ(ミニスカート型)が付いた水着である。

エミルは水色のワンピースの胸元には青くて大きなリボンと腰には青くて短いパレオ(ミニスカート型)が付いた水着である。

エミリ・エミルの姉妹は色違いのお揃いの水着である。

みなみは紺色のセパレート水着の胸と腰の左側には白色の縦ラインが2つ付いたスポーティーな水着である。

伊鈴は白色のビキニの胸元と腰の中央にはピンク色の大きなリボンが付いている可愛らしい水着である。


③「どお? 男子諸君 私たちの水着は似合ってる?」

④「うん? まあまあだな まぁ 似合っているんじゃあないのか?」

③「なによ? その煮え切らない言い方は?」

⑤「む~~う 何ですか? ソレ?」

⑥「そうです はっきり言って下さい!」

④「さぁな どうだろうな 解らんな~。」

②「ふふふ とても似合っていますよ 皆さん。」

③⑤⑥「ありがとう!」

蒼依の言葉にみなみたちは少し照れていて それを見ていた剛太が「やれやれ」みたいな表現をしていた。

①「どうですか? 豪太くん わたくしは似合ってますか?」

⑦「え? ああ 似合ってると思うよ。」

①「ありがとうございます。」

⑦「ところで その水着…白いけど大丈夫なのか? その……透けたりはしないのか?」

①「はい 大丈夫です この水着は水に濡れても透けない布でできてますから。」

⑦「へぇー そうなのか…」

①「ふふふ はい そうです」

…伊鈴も少し照れているようである。



(2日目/AM.11:30)

プールサイド

伊鈴たち七人は室内プールで楽しく泳いだり遊んだりしていると豪太はある男子生徒に目が止まっていた。

…見ていたらその男子生徒は豪太と同じクラスで豪太の友達の不良仲間であり以前は呪術と怨霊で苦しめられていたのだが現在(いま)は彼女らしき同じクラスの女子生徒と水着で一緒に歩いていた。

その男子生徒には例の漆黒の御札(おふだ)を首からさげていた。


⑦「…」(じぃーーっ)

①「…どうかしましたか? 豪太くん」

②「……ああ 彼か……」

伊鈴と蒼依の二人も豪太の視線に気がついた。

①「…むっ!? 何?」

伊鈴がその男子生徒を見ていると突然…驚愕して動揺していた。

②「…ふむぅ」

蒼依は真顔でその男子生徒を真剣に見ていた。

⑦「…? どうした? 伊鈴…」

①「…彼の横に彼女がいますよね? …でも彼の後ろにいる少女は…何ですかね?」

⑦「…えっ!? それは?」

②「…()えるのか? キミも…? アレを…?」

①「…え? はい 長い黒髪の…中学生ぐらいの…全身血まみれで…両手両足がなく…影もない…地面から少し浮いている…少女ですか?」

⑦「…なっ!? 何?」

②「うん 正解! お見事だね! …どうやらキミも相当霊感が強いようだね。」

①「…霊感? …ではアレはやっぱり幽霊なんですか?」

②「うん そうだね 見た感じ…特に悪さをする訳でもないよね やはり様子見かね。」

⑦「……」

①「ふぅ~ん そうですか ちなみにあの方のお名前は何と言うのですか? 豪太くん」

⑦「ああ 彼は俺と同じクラスで名前は "相模原煕(さがみはらひろし)" と言うのだ。」

①「…そうですか…」

⑦「それで……それがどうしたのだ? …伊鈴」

①「いえ 別に 特に何も…」

⑦「ふぅ~ん そう…」

②「……」

伊鈴たち三人はその男子生徒…相模原煕の方をじぃーっと見ていた。



それから伊鈴たち七人は昼食を食べたその後も室内プールで遊び続けていて残り余った時間で遊園地に行き少し遊んでいき午後6時までには第二高校の全員がホテルに戻ってきていた。


 ……………


[ホテル:ロビー]

(2日目/PM.6:00)

門限:全員点呼確認

※夕食まで自由時間(外出禁止)

この時間になるとホテルにあるお土産売場には第二高校の多くの生徒がお土産を買いに来ていた。


[ホテル:大浴場]

(2日目/PM.7:00)

自由行動(外出禁止)

大浴場は24時間解放している。

伊鈴とみなみとエミリとエミルの四人は一緒にお風呂に入りに来ていた。

③「さぁ 今日もお風呂 お風呂」

⑤「お風呂 2日目ぇ~。」

⑥「お風呂 2回目ぇ~。」

①「……」

四人は「女湯」に入っていった。

[脱衣場]

伊鈴とみなみとエミリとエミルの四人は脱衣場に入ってきて服を脱ぐと大浴場に入っていった。

[大浴場]

四人は入浴した。

 …ざわざわ

③「はぁ~ まったくもっていい気持ちだよねぇ~。」

⑤「はぁ~ 気持ちいい~よねぇ~ エミル~。」

⑥「はぁ~ 気持ちいい~よねぇ~ エミリ~。」

①「ふぅー いい気持ち」

⑤「…」(じぃーーっ)

エミリは伊鈴の方を見ていた。

①「……どうかしましたか?」

⑤「ん~~ やっぱり伊鈴の胸が少し大きいよねぇ~。」

①「…そ そうですか?」

⑥「うん 羨ましいほどに大きいよねぇ~ いいなぁ~。」

①「いえ そんなことは……」

③「……」

…などと言いながら四人はその後もお風呂を気持ち良く楽しんでいた。


[ホテル:大宴会場]

(2日目/PM.8:00)

1学年生徒参加者と担当教師と生徒会役員の全員は晩御飯を食事中。

 …ざわざわ

伊鈴たち七人は一ヶ所に集まって一緒に食べていた。

③「う~ん 相変わらずの美味しさよねぇ~!」

④「ああ 確かにうまいようだな この料理!」

⑤「うんうん コレ 美味しいぃ~! ねぇ エミル!」(モグモグ)

⑥「うんうん コッチも美味しいぃ~! ねぇ エミリ!」(モグモグ)

①「あっ 豪太くん これもスゴく美味しいですよ!」

⑦「ああ そうか これか? よっ うん うまい!」(モグモグ)

②「ふむぅ うまい うまい」

全員はその後も食事をしていた。


※消灯まで自由時間(外出禁止)

多くの生徒は明日に備えて帰り支度をしていた。

伊鈴たち七人は既にお土産を購入済みである。


[ホテル:生徒会専用部屋]

(2日目/PM.10:00)

生徒会の反省会

生徒会役員である柏橋伊鈴と黒峰豪太と園八林みなみと池幡剛太と八陀院蒼依の五人は今回の親睦会旅行の反省会をしていた。

①「皆さん 今回の旅行どうもお疲れ様でした。」

③「お疲れぇ~ 伊鈴ちゃん」

④「ああ お疲れだな 皆」

⑦「…結局 凌さんは来ませんでしたね。」

②「まぁね また 何処かで麻雀でもしているのかもね。」

④「まったく あいつは!」

③「でも これでようやく終わりだよね 伊鈴ちゃん」

①「はい では解散しましょう 皆さん おやすみなさい。」

②③④⑦「おやすみ」

生徒会の反省会は約30分で切り上げて五人は各自部屋に戻っていった。


[ホテル:各部屋]

(2日目/PM.11:00)

消灯時間

生徒会役員を含む全員が就寝。

 ~おやすみなさい~


こうして親睦会旅行2日目が終わった…。


 ……………


親睦会旅行3日目

東京都娯楽旅行


[ホテル:各部屋]

(3日目/AM.7:00)

起床時間

全員が起床。

 ~おはようございます~


[ホテル:大宴会場]

(3日目/AM.8:00)

生徒会役員を含む全員で朝御飯を食事中。

1学年生徒の皆はぼぉーっとしながらも黙々と食べていた。


[ホテル:ロビー]

(3日目/AM.9:00)

帰宅時間

全員が各自に最後の帰り支度をしておりロビーに集合しホテルを出発し奈良県に向かった。

(3日目/AM.11:00)

日本魔法学部第二高校(奈良県)に到着。

現地解散 全員が自宅へ帰って行った…。


こうして親睦会旅行が無事終わった…。



  ―――――――



  『今回の経緯(いきさつ)

    [簡易型]

今回の第二高校の親睦会旅行の行き先は東京都であり無事何事もなく終了した。

2日目は1学年生徒 各自でそれぞれの場所に遊び(昼食を含む)に行っている。

3日目は午前中には全員が東京都から地元の奈良県に帰っていった。

今回は八陀院凌の登場と出番はなかったようだ。



   『親睦会旅行』

    [第二高校編]

日本魔法学部第二高校の行事で11月に(おこな)われた今回の親睦会旅行の行き先は東京都と千葉県の県境にある大きな有名高級ホテルで1学年生徒の参加者が2泊3日宿泊する。

2日目にはあらかじめ場所と目的を決めてから実際にそこに行き決めていた目的を遂行する事が今回の旅行の目的である。

その目的が何でもいいので大抵の生徒は遊楽(ゆうらく)を目的としていた。

ちなみにホテルから遊楽(ゆうらく)目的地までの交通費や建物施設の入場料や食事代やお土産品の購入などは全て自費である。



  【登場人物紹介】

    [簡易型]

※会話シーンはないが登場したので紹介する。

 [相模原 煕]

年齢:16歳

奈良県出身

日本魔法学部第二高校の男子生徒。(1年生)

名前の読み方は "さがみはら ひろし" と読む。

黒峰豪太の友達で不良仲間である。

以前は呪術・怨霊に苦しむが現在(いま)は何とか普通に生活している。

豪太同様に少し改心しているようであり彼女もいるようだ。



  『八陀院凌の魔法』

八陀院凌の知られざる恐ろしい呪われた能力の魔法のひとつを紹介する。

【補助魔法】

《ハートエンドコントロール》

(特殊魔法)

他者・敵などの視界に映る全ての者の「心臓」を操作・破壊する事ができる魔法。

相手の「心臓」を見たり「心音」を聞いたりする事もできる。

その為「心臓」を持たない者やなぜか「第七高校の陸堂瑛」には一切通用しない。

凌本人が本来持っている呪いを魔法に変換したモノであり他のどこの系統にも属しない唯一無二の凌専用魔法である。

(八陀院凌の強力魔法)



 『日本魔法学部第一高校』

日本魔法学部第一高校は七つある魔法学校の一番目に位置し東京都(首都圏)にある。

日本の魔法学校ではもっとも優れたエリート校であり全国から優秀な生徒たちが集まって来ている。

その他の詳細は不明。

基本的な仕組みは他の魔法学校とほぼ同じである。

ただし【武道大会】【海戦大会】【魔法大会】と言った行事などは第一高校にはないようだが…。

第一高校の生徒はもっともエリート意識が高いようである。

生徒会については生徒会役員選挙前の役員を紹介する。

●会長 :一珂院恭

●副会長:一珂院撩

●書記 :一珂院翔

●会計 :北芝泉

●庶務 :北芝璋

↑…生徒会役員選挙後には役員が変更される。


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