58.第三高校編[三学期]【麻雀大会】
【アブソリュート=ゼロ】
第三高校編[三学期]
【麻雀大会】
登場人物
●第三高校
①二爽院 鷹紀(2年A組)
②二爽院 静花(2年A組)
③梶崎 愛莉(1年B組)
1月(翌年)
『会長会』
魔法学校の日本魔法学部第一高校から日本魔法学部第七高校までの全七校の生徒会役員の会長・副会長がこの行事に強制参加してそれぞれの会長・副会長が一堂に会して2つの会合を行う事になる。
1つ目の【会長報告会】はそれぞれの魔法学校の生徒会長がその学校の行事内容や自分の活動内容(活躍)などを説明して他の会長・副会長に報告・発表する事になる。
2つ目の【魔法連絡会】は魔法に関する行政の担当者たちを招待して魔法関係についての説明や注意や連絡などを行う事になる。
今回の『会長会』では「長崎県」の某高級ホテルに宿泊して2泊3日で滞在する事になる。
日本魔法学部第三高校でも生徒会役員の会長である二爽院鷹紀と副会長である二爽院静花と書記の梶崎愛莉の三人が今回の『会長会』に参加していてそれぞれが自分の感想を述べていた。
①「ふう~~」
③「はぁ~ 疲れました…」
②「はぁ~ そうですわね 確かに疲れましたわね この会合は……」
①「ふふふ いやぁ 疲れたが大変有意義だったな 他校の女子生徒たちも凄く可愛かったし…良かったな。」
③「はぁ~ そうですか…」
②「はぁ~ 相変わらずですわね~ お兄様は……」
①「ふふふ そうかい? でも静花こそ瑛に会えてはしゃいでいただろう?」
②「いや そ それはそうですけど…それでも美咲さんや早苗さんや真純さんたちほどでは…ありませんでしたわ。」
静花は腕組みしながら頬を紅くして首を横に振った。
③「…ん?」(照れてるのかな?)
①「へぇ~ そうなんだ ボクなんてこれから女の子とデートなんだよ。」
③「…?」(あれ…? 既に疲れていたのでは…?)
②「…そ そうですか…」
①「ふふふ」
その後も鷹紀たち三人は自分の感想…特に愚痴?を語り続けていた。
……………
登場人物
●第三高校
④神柴 渉(1年C組)
⑤七照院 燕彦(3年A組)
●第四高校
⑥三葉院 将和(2年A組)
●第五高校
⑦九道院 将晴(3年A組)
●第七高校
⑧陸堂 翼(2年B組)
⑨陸堂 瑛(2年B組)
●第二高校
⑩八陀院 凌(2年生)
一方『会長会』が終了した後でそれぞれの魔法学校の生徒会役員(会長・副会長)たちが続々と自宅に帰宅していく中で陸堂瑛と陸堂翼と三葉院将和の三人は自宅には帰宅せずに別の場所に向かって行きその後に瑛たち三人は神柴渉と七照院燕彦と九道院将晴と八陀院凌の四人とある場所で合流して七人はある目的のために "アメリカ" に向かって旅立っていった。
……………
【アメリカ】
ある日の午前中[空港→会場]
瑛たち七人は何処かの国際線の空港からアメリカに向かって飛行機で行きアメリカの空港に到着してそのまま七人はタクシーに乗り込みある会場に向かって行った。
そこの巨大な会場内の中央には2つの麻雀卓が設置していてその周囲には沢山の観客席が設置してあり様々な国籍の人が沢山いて観客席に座ってザワついていたのである。
会場に到着した瑛たち七人は受付をすませて最後尾で最上部の観客席に瑛たち七人が座り麻雀観戦をしていた。
ここには世界中から麻雀の強い者が集まって麻雀対決をしている麻雀世界大会であり予選を突破して勝ち残った八ヶ国の国々の代表者だけが本選に出場できる権利が与えられるのである。
瑛たち七人は本選が行われているアメリカまで来ていて相手ライバル国の偵察・敵情視察をしていたのである。
開始時間になるとあらかじめ抽選で決めていたAブロックの四ヶ国の代表者とBブロックの四ヶ国の代表者がそれぞれ決められた2つの麻雀卓につき同時に麻雀勝負を行う事になる。
ちなみに今回の日本代表者は既にもういない。
観戦していた瑛たち七人は自分の感想を述べていた。
④「…ロシア 強い…」
⑩「へぇ~ やるね フランス」
⑥「ふむ そうくるのか なるほどな アメリカ」
⑨「ほう 凄いな イギリス」
⑧「ええ さすがに世界一を決める麻雀大会だけあって確かに凄いですね。」
⑤「なんだ? 日本代表者はもう負けたのか? まったく!」
⑦「それにしても惜しかったなぁ もしかしたらあそこに座っているのがキミたちだったのかもしれないのにな。」
④「……」
⑥「はい そうですね 残念です」
⑤「まぁ 仕方あるまい そもそもこんな大会がある事自体知らなかったのだからな。」
④「……」
⑧「ええ 残念でしたけどまた次回のお楽しみということですかね。」
⑩「ああ そういうことだな」
⑦「ふふふ また次回か…」
⑤「なるほどな 次回…か…」
⑨「では次回に備えて敵となる奴らがどれほどのモノか直に見極めてやるかな。」
⑧「ええ そうですね 判りました」
⑤「お前もよく見ておくといいぞ 渉 実際には日本人と外国人とでは勝手が違うからな。」
④「はい 判りました」
⑥「しかし やはり皆あの卓に座れるだけあって結構強いよな? 翼」
⑧「はい そのようですね」
⑦「ああ 確かに強いよな あの連中は…」
⑤「ふむ そうだな」
⑩「…だが俺なら…」
⑨「…ふん」
その後も瑛たち七人は観戦しながらも自分の感想を語り続けていた。
そして現在アメリカで開催されている麻雀の世界大会の本選の準決勝戦の2戦が同時に続けられていた。
―――――――
『今回の出来事』
[簡易型]
今回は魔法学校の1月行事である『会長会』に参加している生徒会役員の会長の二爽院鷹紀と副会長の二爽院静花たちの第三高校バージョンの様子をほんの少しだけ紹介するのと同時に1月にアメリカで開催されている麻雀世界大会に観戦している陸堂瑛たちの様子をほんの少しだけ執筆している。
『麻雀世界大会』 [1]
「世界魔法評議会」と「世界麻雀協会」が共同で開催している大会であり麻雀の世界一を決める大会である。
麻雀のルールは大会基準の従来通りであるが予選から本選までで使用される麻雀卓や麻雀牌・サイコロ・点棒・イスなどの全ての道具には "対魔法遮断機能" が施されているために魔法による道具のイカサマなどが一切できないという前提で魔法の使用が可能で認められているという異色の麻雀大会であり大会側が用意した道具以外の道具や武器やその他の物の所持や使用は不可・禁止である。
開催時期は毎年1月。
開催場所は毎年違う国の会場で行い今年はアメリカである。
参加者条件は基本的にその国の国籍を持つ15歳以上で男性・女性がそれぞれ分かれて参加する事になる。
まずは国内予選を行いその国の代表者を決めてから次に世界予選で4つのグループリーグに分かれて各グループの上位2位までの八ヶ国(代表者)が本選出場として決まる。
そして最後に世界本選は抽選で決めたAブロック(四ヶ国の代表者)とBブロック(四ヶ国の代表者)に分かれて準決勝戦を行いそれぞれ上位2位までが決勝戦進出でき決勝戦では2つの準決勝戦の上位2位までの四ヶ国の代表者で行い優勝者・世界一を決める。
優勝者(1位)には賞金5億円と副賞その他が贈られる。
準優勝者(2位)には賞金1億円と副賞その他が贈られる。
3位以下も賞金と副賞がある。
魔法と麻雀を融合させた世界的一大イベントの大会である。
【代表者参加国】
今回の世界本選に進出した上位八ヶ国の国々を紹介する。
グループA.1位【大中華連合国】
グループA.2位【アメリカ】
グループB.1位【オランダ】
グループB.2位【イギリス】
グループC.1位【フランス】
グループC.2位【エジプト】
グループD.1位【アルドニア連合王国】
グループD.2位【ロシア連合国】
抽選で決定した2つの準決勝戦。
Aブロック(四ヶ国)
【アメリカ】【オランダ】【エジプト】【アルドニア連合王国】
Bブロック(四ヶ国)
【大中華連合国】【イギリス】【フランス】【ロシア連合国】
【日本の参加について】
今回の日本の代表者は世界予選で既に敗退している。
さらに瑛たちもこの大会の出場参加についての受付が既に終了した後でその存在を知ったので今回の国内予選には参加できなかったのである。
登場人物紹介
二爽院 静花
(にそういん しずか)
年齢:17歳
身体:159cm
誕生日:8月29日(乙女座)
3サイズ:B88/W57/H90
長野県出身
趣味:映画鑑賞.音楽鑑賞
在籍:2年生(2年A組)
所属:生徒会副会長.心霊現象研究会部
家族構成:父.母.双子の兄
一人称:[わたくし]
日本魔法学部第三高校の女子生徒。
成績・運動・魔法共に大変優秀である。
しっかりと真面目に授業を聞いている。
外見は非常に綺麗で可憐な容姿であるが『柊沢綾花』や『白橋雪姫』たちほどではない。
性格はわがままや高飛車といったお嬢様体質はあまりなく常識的な感性をもつ意外におとなしそうな女の子であり女子生徒には大変頼りになるお姉様的存在でもある。
実家から梶崎愛莉と一緒に車で登下校している。(※鷹紀とは別の車を使用)
戦闘能力は低く格闘能力はなく攻撃魔法は一応あるが威力は弱くて水魔法が得意であり近接型・遠距離型共に所有している。
名家・二爽院財閥のご令嬢であり鷹紀の双子の妹にあたる。
男子生徒には大変モテるのだが当の本人はほとんど興味がない。
何故なら彼女が絶大な信頼と好意をもっている人物が陸堂瑛と陸堂翼の双子の兄弟だけであり特に兄の瑛の方が強い想いがあるからだ。
現在の生徒会役員では書記から副会長に役職を変更している。
『霊力』・『霊感』はある程度強くて『心霊現象研究会部』にも所属している。
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二爽院 鷹紀
(にそういん たかのり)
年齢:17歳
身体:174cm
誕生日:8月29日(乙女座)
長野県出身
趣味:女子とのデート
在籍:2年生(2年A組)
所属:生徒会会長.心霊現象研究会部.バスケットボール部
家族構成:父.母.双子の妹
一人称:[ボク]
日本魔法学部第三高校の男子生徒。
成績・運動・魔法共に大変優秀である。
時々教室にいる場合といない場合がある。
外見は細身で凄くカッコいい容姿であり女子生徒から大変モテる。
性格は温厚でありお気楽主義でもありあまり細かい事は気にしない。
また複数の女子生徒と付き合っている(ハーレム?)と言われるほどの無類の女の子好きである。
実家から車で登下校している。(※静花とは別の車を使用)
戦闘能力は多少あるが格闘能力はなく攻撃魔法はあるが威力はあまり強くないようで水魔法が得意であり近接型・遠距離型共に所有している。
名家・二爽院財閥の御曹司であり静花の双子の兄にあたる。
長野県の名士・二爽院家の次期当主候補の一人とされているが本人はあまり気にしていない。
男子生徒にはあまり興味をもっていないが陸堂兄弟とは知り合いでありかなり面識をもっていて意外に頼りにしている。
現在の生徒会役員では副会長から会長に役職を変更している。
『霊力』・『霊感』は非常に強くて『心霊現象研究会部』にも所属しているが他にもバスケットボール部などの運動部にも所属している。