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51.第三高校編[一学期]【神柴渉の一日】

【アブソリュート=ゼロ】

  第三高校編[一学期]

  【神柴渉の一日】



登場人物

①神柴 渉(1年C組)

②伊斑 兎萌(1年C組)

③鏡嵜 智夜(1年C組)

④榎口 恵璃(1年C組)

⑤暁 哲子(1年C組)

⑥園原 孜(1年C組)

⑦梶崎 愛莉(1年B組)

⑧二爽院 静花(2年A組)

⑨七照院 燕彦(3年A組)



 日本魔法学部第三高校(長野県)

5月[一学期]


 ある日の午前中


1年C組の教室にて

神柴渉は自分の席(窓側)に座っていて窓の外を眺めていると園原孜の奴が突然やって来て神柴渉に話しかけてきた。

①「…」(ボォ~~~)

⑥「よう 神柴渉」

①「…ん? なんだ 園原孜か 何か用か?」

⑥「…ふっ お前は相変わらず一人だよな 友達とか作らないのか?」

①「ふん 余計なお世話だよ」

⑥「ふぅ~ん そうか まぁいいがな ところで話しは変わるがさぁ~」

①「…?」

⑥「お前は何か部活に入っているのか?」

①「…ああ 一応な 入ってはいるがそれがどうした?」

⑥「へぇ~ そうか ならいいんだよ 別に…」

①「なんだ 部活の勧誘か?」

⑥「別にそんなつもりはないのだがな… まぁいい それじゃあ またな」

①「…ああ それだけか?」

⑥「…ああ そうだ」

①「…」(なんだ こいつ?)

そう言うと園原孜は立ち去っていき神柴渉は再び窓の外を眺めていた。


……………


廊下にて

ある廊下で伊斑兎萌と鏡嵜智夜と榎口恵璃の三人が壁側の掲示板を眺めていた。

反対側の窓側では三人の男子生徒がはしゃいでいた。

そこに神柴渉が歩いてきて壁側にいる伊斑兎萌たち三人と反対側の窓側にいる三人の男子生徒の間を横切ろうとした瞬間…


 ドンッ!


窓側にいた三人の男子生徒の内の一人がはしゃいでいる拍子(ひょうし)に後ろの位置にいた神柴渉にぶつかってきた。

①「……っ!?」

神柴渉はよろけてしまい後ろの位置にいた鏡嵜智夜を押し倒してしまった。


 ドサッ!


③「キャァアアァッ!?」

①「…ぐぅっ!?」


 ムニュ


神柴渉は押し倒した拍子(ひょうし)に鏡嵜智夜の胸を揉んでしまった。

③「ひゃぁあっ!?」

①「…あっ!?」

後ろの物音に気づいた伊斑兎萌と榎口恵璃の二人が後ろを振り向いて見た。

②「えっ!? 何?」

④「…ん? 智夜?」

押し倒された(下側)鏡嵜智夜が押し倒した(上側)神柴渉に怒鳴(どな)るように話しかけた。

③「また あなたなの! ホント サイテーッ!」

①「違う! これは不可抗力だっ!」

③「いいから! とにかくそこをどいてっ!」

①「…あ ああ…」

神柴渉は慌てて立ち上がった。

③「…ふう…」

続いて鏡嵜智夜も立ち上がった。

④「…むむっ!」

榎口恵璃は反対側の窓側にいる三人の男子生徒の方を見ていた。

②「え? なになに? 何が起こったの?」

伊斑兎萌は何が起きたのかよく理解できていないようだ。

④「ちょっと あなたたちがこんな狭い所で騒いでいるからよ。 廊下ではあまり騒がないでねっ!」

榎口恵璃は事の顛末(てんまつ)をよく理解しているようで反対側の窓側にいる三人の男子生徒に注意していた。

三人の男子生徒は会釈(えしゃく)しながら逃げるように立ち去った。

④「…ったく!」

①「…ちっ!」

②「ははは~ 智夜ちゃんの胸をまた揉めるなんて もしかして渉くんてラッキースケベ~~?」

①「あのな! 勘違いしているようだから言っておくがこの間のコトも今のコトもワザとじゃないからなっ!」

②「にゃぁはぁ~」

③「当たり前でしょ! ワザとだったら殺しているわよ!」

④「…はぁ~」

①「…」(くそっ!)


……………


 ある日の昼


保健室にて

伊斑兎萌と鏡嵜智夜と榎口恵璃と暁哲子の四人は保健室内で昼御飯を食べていてそこに神柴渉が昼寝をしにやって来た。

①「…ふう…」

⑤「渉くん またお昼寝?」

②③④「……」

①「ああ ベッドを使わせてもらうぞ」

⑤「どうぞ お好きに」

②「渉くんはもうお昼御飯食べたの?」

①「…ああ 食べた…」

②「へぇ~ そう」

⑤「渉くん 時間になったらまた起こすの?」

①「…ああ お願い」

⑤「は~い 了解」

④「ふぅ~ん なるほどね」

③「……」

神柴渉はそのままベッドに潜り込んで眠った。


……………


 ある日の午後


放課後にて

神柴渉はある部に入部していて部活動に参加するために部室に来ていた。

①「…ふう…」

⑦⑧⑨「…!」

①「…どうもッス」

⑨「おお 来たか 渉くん」

⑦「あっ どうもです」

⑧「あら いらっしゃいませ 渉くん」

①「今日も宜しくお願いします。」

⑨「おお よろしく 今日も楽しもう 渉くん」

⑦「今日も宜しくお願いします。」

⑧「こちらこそ 宜しくお願いしますわ 渉くん」

①「…」(よーし!)

神柴渉はその謎の部の部活動を開始した。


その後は部活動も終わり神柴渉は下校して第三高校の男子寮に帰宅していった。


こうして神柴渉の一日が終了した。



  ―――――――



   『俺の一日』

    [神柴渉編]

今回は神柴渉の学校生活の一日を紹介している。

だいたいがこんな感じで過ごしているようだが勿論 毎日の様に伊斑兎萌たちの絡みやラッキースケベなどが頻繁(ひんぱん)に出てくる訳ではない。

あくまでもたまたま起きる出来事の一つ。



  【登場人物紹介】

    [簡易型]

 [園原 孜]

年齢:15歳

石川県出身

日本魔法学部第三高校の男子生徒。(1年生)

普通の生徒ではあるが他にも何か(クセ)がありそうだが…?

何かの部に入部している様だが何の部活動かはまだ不明である。


 [榎口 恵璃]

年齢:15歳

山梨県出身

日本魔法学部第三高校の女子生徒。(1年生)

普通の生徒であり伊斑兎萌や鏡嵜智夜とは友人関係であり暁哲子とは中学時代の同級生である。

風紀委員会に所属している。


 [暁 哲子]

年齢:15歳

山梨県出身

日本魔法学部第三高校の女子生徒。(1年生)

普通の生徒であり伊斑兎萌や鏡嵜智夜とは友人関係であり榎口恵璃とは中学時代の同級生である。

保健委員会に所属している。



 【魔法学校の学校寮】

この魔法世界の魔法学校では第一高校から第七高校までの全七校にそれぞれ学校寮があり男子寮と女子寮に分かれていて自宅から学校への距離が遠い生徒が通学に困難な場合は利用できるようになっている。

寮はマンションタイプになっていて部屋には家電製品や家具や布団などの一人暮らしに必要な物はあらかじめ用意されており食堂・浴場・トイレなども共同で設置されていてコンビニみたいな売店も寮内に存在している。

学校から寮までは歩いて数分の距離であり門限なども特にない。



  『会話の見方』

     [1]

この小説には登場人物と会話に番号が振られているのだが登場人物が多く登場するためにそれぞれの会話ごとに分けさせている。

しかし同じ会話でも登場人物ごとに分けられているモノがあれば出ている登場人物を一緒にしているモノもある。

 例1)

①「……」

②「……」

 例2)

①②「……」

このような会話があった場合は背景が連動していると考えられる。

つまり 例1)の場合では同じ会話でも登場人物を一人ずつに分けられて出ている背景となり 例2)の場合では同じ会話で複数の登場人物が同時に一緒に背景に出ている事になる。

勿論 中にはこの説明に該当しない会話もある場合があると思うがそれは小説の中の話しなのでご容赦下さい。


登場人物紹介

 [主人公1]



神柴 渉

(かみしば わたる)


年齢:15歳

身体:170cm

誕生日:9月30日(天秤座)

静岡県出身

趣味:将棋.麻雀

在籍:1年生(1年C組)

所属:???

家族構成:???

一人称:[俺]


日本魔法学部第三高校の男子生徒。

成績は普通より少し下。

学年平均点を(かろ)うじて取れる程度。

運動神経は普通である。

魔法実技・魔法能力はそれほど得意ではない。

授業は居眠りやサボり(クセ)があるようだ。

第三高校の男子寮に住んでいてそこから学校へ徒歩通学している。

性格は一見クールを装っているが実は一人で居るのが好きで他者とはあまり親しい関係にはなりたくないようだ。

ラッキースケベ体質があるようだが本人には不本意だと思っている。

第三高校の魔法学校に入学したと同時に家族とは離れて暮らしている。

格闘能力はない。

一応は基本魔法の使用可能なのでそれを応用すればある程度の攻撃魔法は使用できるが当然威力はない。

何の目的があって魔法学校に入学したのか不明だがおそらく就職や職業に役立てようとしている…?

伊斑兎萌や鏡嵜智夜とは出身地が同じだが第三高校に入学するまでは面識はなかった。

何かしらの部に入部し部活動をしているようだが今のところ何部かは明らかにされていない。


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