50.第三高校編[一学期]【入学式】
[注意]
※今の段階では「第三高校編」の物語の内容はまだ決めていません。
そのつもりで本文をお楽しみ下さい。
【アブソリュート=ゼロ】
第三高校編[一学期]
【入学式】
今日は日本魔法学部第三高校の入学式です。
あたしはついに魔法学校に入学するコトができました。
これからは気持ちを新たにこの新しい環境で期待と不安を感じながら高校生活を過ごすコトになりますよ~。
あたしは別に魔法に関して特に関心が無いのですがなんと言っても "属性" が欲しかったからなのですよ~。
そんなあたしは不純なのでしょうか?
しかし! 見事に魔法を習得して一日も早く "最強魔法女子" の仲間入りができる様に頑張りますよ~。
なので皆さんもあたしの応援を是非 宜しくお願いしますよ~。
…えっ!? あたしは一体誰か? …ですか?
え~と あたしはただのナレーションなので名前などはありませんよ~…
では始まりますので本文をお楽しみ下さいね~。
……………
日本魔法学部第三高校は日本の中部地方にある長野県に置かれた魔法学校であり第三高校ではある程度の成績があれば誰でも入れる比較的入学しやすいはずの学校である。
第七高校では柊沢統一や佐久間花織やシーラ・ラトファルトたちが入学し第五高校では平塚陽都や西九条菖蒲や東條夢歌や葉月恋奈たちが入学し第四高校では斎城成瑠子やカレン・ウォールドヴァーゼたちが入学したこの時期に第三高校でも新入生が入学してきた。
新しい魔法学校の制服に身を包み一人の少女が第三高校の校門の前に立ちながら校舎を見上げていた。
「………」
「今日からあたしも魔法学校の第三高校の生徒になったぞぉー!」
「よ~し やるぞー! 頑張るぞー!」
あたしの名前は伊斑兎萌です。
難しそうな漢字の名前だけど読み方としては "いむらともえ" と言う名の第三高校の1年生ですのでどうぞ宜しくお願いしま~す。
「コラッ! そこ邪魔っ! 何突っ立ってるの?」
ペコン
「あいったたた…」
今 背後からあたしの頭にチョップを喰らわした彼女の名前は鏡嵜智夜ちゃんと言いあたしの幼馴染みであり一緒に第三高校に入学してきた女の子です。
あたしと同じ様に結構難しそうな漢字の名前だけど読み方としては "きょうさきともよ" と読むらしいよ。
変わった名字だよね まぁ あたしも人のコトは言えないけどね~。
「…智夜ちゃん…か…」
「兎萌ちゃん 誰に向かって話しているのか知らないけど早くしないと入学式に遅れちゃうわよ。」
「あっ そうだね じゃあ 行こうか」
「うん」
あたしと智夜ちゃんはそのまま入学式の会場に向かって行った。
……………
日本魔法学部第三高校(長野県)
4月[一学期]
登場人物
①神柴 渉(1年C組)
②伊斑 兎萌(1年C組)
③鏡嵜 智夜(1年C組)
④梶崎 愛莉(1年B組)
⑤二爽院 静花(2年A組)
校内の入学式の会場では生徒会会長であり3年生である七照院燕彦が新入生に入学の祝辞と挨拶をしていた。
会長があたしたち新入生に対してありがたいお話しをしている最中にあたしの横の席で眠りこけていてうつむいている不届き者がいて彼はあたしたちと同じ1年生で名前は神柴渉と言うらしい男子生徒である。
③「ちょっと起きなさいよ~! あなた!」
①「…うっ うぅうぅ~~~」
②「…」
③「ちょっとぉ~~ 起きなさいっ!」
①「うぅ~~ん」
ちょうど隣の席にいた智夜ちゃんが神柴渉に注意していてあたしはそれを見ていた。
席の位置は横一列で左側からあたし・神柴渉・智夜ちゃんという順番にイスが並べられていた。
智夜ちゃんが必死に神柴渉を注意するが神柴渉は寝惚けている。
ガバッ! …ムニュ
神柴渉は寝返りをする様な感じで智夜ちゃんに抱き付き胸を揉んだのである。
智夜ちゃんは頬を赤くして凄く動揺していて…
③「キャァアアアアアアァーーーッ!!」
①「…ん?」
②「…っ!?」
③「ヘンターーイッ!!」
パチン!
①「…ぐぅっ!?」
②「…」
ほぼ初対面であろうはずの神柴渉が寝惚けていたとはいえ コトもあろうに智夜ちゃんの胸を揉み智夜ちゃんの方は悲鳴と同時に神柴渉の左頬への平手打をする音が会場に響きこだまする…
しかも会長が挨拶している最中で…
あたしはそれをただ呆然と見ていた。
……………
なんとか無事に入学式も終わりあたしと智夜ちゃんと神柴渉が校内の廊下を歩いていた。
①「…いたたた」
神柴渉は平手打された頬をさすっていた。
③「ホント サイテーッ!」
智夜ちゃんは怒りが収まっていない。
②「…本当に災難だったわね 二人共」
あたしは他人事の様に言った。
そこに二爽院静花先輩と梶崎愛莉ちゃんが現れた。
④「…先程はどうもです…」
⑤「おほほほ 二人共 御愁傷様ですわね」
①「…」
③「あのっ! 先程の事は…」
⑤「ご心配には及びませんわ 燕彦には後でわたくしの方から事情を説明しておきますわ。」
③「どうもありがとうございます。 宜しくお願いします。」
①「…どうもッス」
②「渉くん 全然気持ちがこもってない!」
①「あー もー うっさいなー」
②「…ったく!」
③「…サイテーッ!」
④「あーらら~」
⑤「おほほほ まぁまぁ 二人共 少しは落ち着きなさい」
④「…ははは…」
①「…ちっ!」
こうして "波乱?" と "野望?" に満ちた第三高校の物語が始まったのである。
―――――――
【登場人物紹介】
[簡易型]
[神柴 渉]
年齢:15歳
???出身
日本魔法学部第三高校の男子生徒。(1年生)
普通の家庭で育った普通の男の子だと思われる。
特殊能力なども一切ない。
[伊斑 兎萌]
年齢:15歳
???出身
日本魔法学部第三高校の女子生徒。(1年生)
普通の家庭で育った普通の女の子だと思われる。
特殊能力なども一切ない。
鏡嵜智夜とは幼馴染みで親友にあたる。
[鏡嵜 智夜]
年齢:15歳
???出身
日本魔法学部第三高校の女子生徒。(1年生)
普通の家庭で育った普通の女の子だと思われる。
特殊能力なども一切ない。
伊斑兎萌とは幼馴染みで親友にあたる。
『日本魔法学部第七高校』
【内情編】
★生徒会運営について★
●神崎和幸が生徒会長の時代では会長の和幸をリーダーとした書記の武藤誠と風紀委員長の平塚凱都の三人が実務(男子:外出仕事)を担当して副会長の水無月彰子をリーダーとした会計の藤嶋千聡と庶務の榊悠佳の三人が事務(女子:机上仕事)を担当して役割を分担させる事で権力を分散させて一点集中を避けた構図となる。
●陸堂瑛が生徒会長の時代では完全に会長の瑛に権力を集中する事になり意思決定権を会長に一任・掌握して副会長の陸堂翼以下の役員(執行部)はその補佐に回るようにした構図となる。
●和幸と瑛で比べてみても非常に対照的な生徒会運営となっている。